平壌八景とは? わかりやすく解説

平壌八景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/16 00:37 UTC 版)

現在の平壌を流れる大同江羊角島より望む。右は主体思想塔、奥は牡丹峰

平壌八景(へいじょうはっけい)は李氏朝鮮時代から伝わる朝鮮民主主義人民共和国平壌市の8つの美しい景色である。

概要

平壌八景は李氏朝鮮時代から伝わる、往時の平壌の8つの美しい景色である。平壌は歴史上、箕城(きじょう;殷商が滅びた時にその遺臣・箕子が平壌へ来て箕子朝鮮を作ったといわれているため)[1] 黄城、西都、鎬京などとも呼ばれたことがあるので、[2]、 「箕城八景」などと呼ぶ人もいる[2]

もともと、李朝の詩人・曹偉が書いた「西京八頌」(西京は当時の平壌の呼称)という漢詩に由来する[3]中国北宋から伝わる瀟湘八景に習って作られた。

八景の内容

平壌八景の内容は次の通り[4]

  • 乙密賞春 (朝鮮語을밀상춘) - 牡丹峰の乙密台
  • 浮碧翫月 (부벽완월) - 浮碧楼
  • 永明尋僧 (영명삼승) - 永明寺
  • 普通送客 (보통송객) - 普通江
  • 車門泛舟 (거문범추) - 大同江
  • 蓮塘聴雨 (련당청우) - 大同門から鐘路への道にあった池
  • 竜山晩翠 (룡산만취) - 龍岳山
  • 馬灘春漲 (만탄춘경) - 大同江の馬灘

参考

  1. ^ 箕子の東方移動(中国語)
  2. ^ a b 平壌(百度百科) (中国語)
  3. ^ 平壌八景(中国語)
  4. ^ 朝鮮語呼称は 平壌八景(中国語)に依った。

参照項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「平壌八景」の関連用語

平壌八景のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



平壌八景のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの平壌八景 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS