幕末明治維新とは? わかりやすく解説

幕末・明治維新

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 21:23 UTC 版)

門司の歴史」の記事における「幕末・明治維新」の解説

1858年安政5年)、日米修好通商条約締結されると、1860年万延元年)にはイギリス人門司楠原上陸し村人大騒動をするということがあった。翌1861年文久元年)にもイギリス船が門司沖に停泊し測量行っている。小倉藩家老小宮民部は、海防力を入れ1863年文久3年)、大里葛葉門司などの要所砲台築いたこの年朝廷から攘夷決行迫られ将軍徳川家茂は、各藩5月10日をもって攘夷決行すべしとの通達出した5月長州藩久坂玄瑞中心とする尊王攘夷派は、田野浦沖に停泊していたアメリカ商船ペンブローク号に藩の軍艦砲撃行い続いてフランス蒸気船オランダ軍艦を砲撃した長州藩使者が、小倉藩に、すぐに攘夷実行するように迫ったが、小倉藩は、外国船から攻撃受けていないのに発砲すべきとの幕命受けていないとしてこれに応じなかった。6月アメリカ軍艦とフランス軍艦が報復のため関門海峡来襲し、下関攻撃したが(下関事件)、小倉藩静観し、これが長州藩恨みを買うこととなった小倉藩攘夷要求応じないことを見て高杉晋作奇兵隊中心とする長州藩兵約110人が、田野浦上陸し砲台占拠するという挙に出た小倉藩幕府長州藩横暴訴えたので、幕府朝陽丸中根市之丞下関派遣したが、長州藩強硬であった。ところが、8月18日朝廷公武合体派により長州藩追放される事件八月十八日の政変)が起き9月長州藩兵は田野浦から引き揚げ小倉藩窮地脱した1864年元治元年)、イギリス・フランス・オランダ・アメリカの四国艦隊下関砲撃する事件があり、小倉藩門司海岸警備の兵を配したが、藩士見物終始した。同じ年、禁門の変機に幕府による第一次長州征討があり、唐津藩福岡藩薩摩藩熊本藩柳川藩佐賀藩久留米藩などの藩兵4万人超が小倉集結したが、西郷隆盛仲介により開戦回避された。 1865年元治2年)、長州藩では高杉晋作尊攘倒幕派政権奪取し幕府第二次長州征討幕長戦争)に踏み切った幕府から小倉派遣され老中小笠原長行は、小倉藩長州への討ち入り命じ小宮民部率い小倉藩門司田野浦門司楠原に陣を張ったが、他藩の応援はなかった。6月17日長州軍が奇襲に出、軍艦壇ノ浦砲台から田野浦門司砲撃した山縣狂介率い奇兵隊報国隊が古城山東の大久保海岸上陸し古城山砲台奪取し、一旦撤退した田野浦戦い)。7月3日長州軍は2度目の上作戦出た奇兵隊門司上陸大里進軍し大里戦い)、小倉藩幕府軍や他藩の応援得られないまま赤坂まで退却強いられた7月27日それまで傍観していた熊本藩長州藩砲撃し幕府方初め勝利を収めたものの、熊本藩一転して撤退し小笠原長行戦線から逃亡する至り小倉藩8月1日小倉城を自ら焼いて田川郡香春まで撤退余儀なくされた。 1866年慶応2年)、将軍継いだ徳川慶喜は、小倉口の敗戦受けて長州征討撤兵布告した小倉藩は、薩摩藩熊本藩長州藩との仲介依頼し企救郡長州藩が預かるという内容和議成立した明治維新後の1869年明治2年8月長州藩版籍奉還行い企救郡日田県直轄地となった。しかし、長州藩撤退せず、支配続けていた。香春藩(旧小倉藩)は新政府企救郡返還願い出たが、受け入れられなかった。この年11月企救郡新道寺一揆企救郡百姓一揆)が起こり門司方面まで騒動広がり居宅家財打壊し発生した長州藩は、このこともあって、1870年明治3年2月企救郡から引き揚げた。日田県知事松方正義企救郡巡視が行われるなど、新政府による行政始まった

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