寿一の関係者
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ユカ 演 - 平岩紙(第一話 - 第五話・第七話 - 最終話) 寿一の別れた妻。秀生の母。大阪出身で関西弁をしゃべる。 ブリザード寿の大ファンで大阪城ホールの試合でプロポーズされ寿一と結婚するも、彼がアメリカに武者修行に出た2年半音信不通だったため愛想をつかして離婚したと思われたが、帰国後、家にいるときも寿一が殺気を放っていることが怖くて離婚を切り出していた。後に交際相手の早川との間に女の子をもうけ、寿一との秀生に関する親権争いのリモート協議中に産気づき、無事に出産した。 寿一がさくらと付き合うようになってからは、さくらの話し相手になっている。 夫の早川が育休を取ったのと入れ替わる形で仕事に復帰し、寿一が亡くなったこともあり秀生を預けて面倒を見てもらうために気軽に観山家に立ち寄ってくれるようになる。多動症の秀生が能の演目「隅田川」で長時間舞台の上でじっとしていたことを知り、息子の成長に感激して涙を流す。 観山秀生(みやま ひでお)〈10〉 演 - 羽村仁成(ジャニーズJr.) ユカと寿一の息子。小学5年生。 両親が離婚後、母のユカに引き取られ、寿一とは週1回の面会日のみにしか会えない。学習障害と多動症の兆候があると診断され学校に馴染めずフリースクールに通う。落ち着きがないが、能の稽古だけはじっとして見ていられる。能に興味を持ち寿三郎から地謡を教わり筋が良かったことからべた褒めされ、子供の頃に能に関して一度も寿三郎に褒められたことがなかった寿一は嫉妬してしまう。 能を寿三郎から学ぶようになってからは、その影響か、学習障害の影響で苦手だった漢字の書き取りに改善の兆しが見られるようになる。 大州がダンス大会に出場することを選び、能のイベントを直前に抜け出し不在となったため、共演するはずだった兄弟が母の前で舞うという内容の演目「小袖曽我」を父の寿一と急遽演じることになり、親子初共演を果たす。 観山家のハワイアンズ旅行に誘われ大喜びで参加し、旅先で会いに行った寿三郎に連れない態度を取る温泉旅館の女将まゆみに、寿三郎は「もうすぐ死んでしまう」ので優しく接して上げ欲しいと口を滑らせて言ってしまい、酷いことを言ったと落ち込んでしまうが「死んじゃ嫌だ」と寿三郎に謝罪し、孫の祖父思いの言葉を聞いた寿三郎は喜ぶ。 幼稚園の頃、全盛期だったプロレスラーの寿一に憧れプロレスラーになりたがり、寿一が父・寿三郎と能を通して冷めた親子関係になったことを鑑みて反対されるが、次は寿一が宗家に戻り能をやり直した際、寿一と同じように自分も能を始めたことから、自分はカッコイイお父さんのようになりたいのだと感想を述べた作文を書いている。 妹が生まれて自宅がバタバタしていることから観山家で生活するようになり、ユカと寿一の間を行き来するようになる。 能の稽古で多動症の症状が改善され、その後、公立中学に進学することとなり、叔母の舞の学習支援のサポートのかいもあり授業についていけており、亡くなった寿一によると将来、二十九世宗家を引き継ぐこととなる模様。 早川トオル(はやかわ トオル) 演 - 前原滉(第二話 - 第五話・第七話 - 最終話) ユカの交際相手。プログラマー。秀生曰く「すごい面白くて、ゲームとかアニメとか詳しくて、一緒に遊んでくれて優しい人」。寿一からの印象は「薄味の病院食みたいな男」「薄味薄っぺらボーイ」。 寿一と秀生の能の親子共演を鑑賞して、再婚相手の連れ子も、自分の子も分け隔てなく叱ったりかわいがったりする父親が「エモい」と火がついてしまい秀生の親権を取ることを主張したため、観山家の能を継承させるために親権を取ることを考えていた寿一と対立することになる。 ユカとの間に女児が生まれたので1年の育休を取得し、育児と家事の両方のサポートをするが、それを聞いたさくらからは「今の時代に合っていて意識が高いのだろうが、ずっと家に居続けられると落ち着かない」「自分の感覚には合わないので無理」と拒絶された。 多動症の秀生が能の演目「隅田川」で長時間舞台の上でじっとしていたことを知り、息子の成長に感激してユカと共に感激の涙を流す。
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