寧海とは? わかりやすく解説

寧海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/04 14:03 UTC 版)

寧海(ねいかい、ニンハイ)


寧海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:17 UTC 版)

寧海 (巡洋艦)」の記事における「寧海」の解説

第一次世界大戦後海軍休日時代中華民国海軍保有していた軍艦旧式艦ばかりだった。蒋介石総統海軍近代化企図し、大日本帝国小型巡洋艦寧海級巡洋艦)を発注する。寧海は神戸播磨造船所相生工場1931年昭和6年2月20日起工満州事変勃発して日中関係悪化する中、同年10月10日進水1932年昭和7年1月から3月にかけて第一次上海事変生起したが、建造続行された。7月31日竣工中華民国への引き渡し危ぶまれたが同年9月1日中国軍編入され第一艦隊編成した1934年昭和9年6月5日練習艦隊司令・王壽廷少将)に編入された。前月30日日本海軍東郷平八郎元帥死去し6月5日国葬おこなわれる列強各国アジア方面配置していた巡洋艦と、艦隊司令官司令長官)を日本派遣することにした。イギリス重巡サフォーク (HMS Suffolk, 55) 、アメリカ合衆国重巡オーガスタ (USS Augusta, CA-31) 、フランス軽巡プリモゲ (Primauguet) 、イタリア王国巡洋艦クアルト (Esploratore Quarto) 、オランダ軽巡ジャワ (Hr. Ms. Java) を派遣する中華民国派遣したのが寧海だった。だが5日東京湾実施予定式典間に合わないことが判明し6月3日夜に下関寄港儀仗隊から列車東京に向かわせて弔意示した。寧海の横浜港到着6月6日となった日中戦争中の1937年昭和12年9月20日支那方面艦隊司令長官長谷川清中将は、揚子江停泊し南京攻略戦において脅威となっていた中国海軍巡洋艦2隻(寧海、平海)および所在艦艇対す航空攻撃下令する(江陰海戦)。9月21日攻撃予定悪天候のため取止め9月22日第一次攻撃第二次攻撃第三次攻撃)と9月23日第四次攻撃第五次攻撃第六次攻撃)、空母加賀第二航空戦隊航空隊および基地航空隊九二式艦上攻撃機九五式艦上戦闘機九四式艦上爆撃機九六式艦上爆撃機による波状攻撃実施する鎮江上流揚子江沿岸所在艦艇群(平海、寧海、應瑞逸仙など)は戦闘能力喪失。「寧海」は60kg爆弾4発、水中有効弾5発を受け炎上擱座した。 同年12月4日、第24駆逐隊海風山風江風涼風)等と共に南京目指し揚子江遡上中の砲艦保津艦長上田光治中佐)は、内火艇派遣して擱座した「寧海」を調査捕獲宣言した。この時、付近中華民国軍陸上陣地から機銃射撃行い保津乗組員負傷者出た。「保津」は封鎖線を突破して「寧海」に接近保津乗組員収容して錨地戻った南京攻略後の1938年昭和13年)に浮揚され、日本回航された。

※この「寧海」の解説は、「寧海 (巡洋艦)」の解説の一部です。
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