実写版『DEVILMAN』
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「飛鳥了」の記事における「実写版『DEVILMAN』」の解説
不動明の親友として登場。不動明と幼なじみである、本編中でも同じ学校に通っている(原作は明が転校し了から離脱)など、原作との差異も見られる。 明のモノローグでは、普段から少々言動が珍奇であったと評されている。 授業中に不動明に危害を加えた者の居る教室に乗り込み、指を切り落とすなどの暴力性を見せる反面、学校の無断欠席を咎められた際には直ぐに謝罪するなど、礼儀正しさも併せ持つ。原作は白人の血が入ったハーフであるが、こちらは純日本人。美形であることとプロポーションが整っている点は共通。 不動明には言動共に非常に思慮深くあり、上記のように明と敵対する者へ過度に攻撃的になったり、例の加害者とは別の件で明を三人がかりで暴行した者へは明との約束を破ってでも報復しようとするなど獰猛な姿を見せる。しかし明が煩悶している際には一言ではあるが、明がその心理状態から立ち直るために十分な言葉を投げ掛けてもいる。少々一般から逸れた価値観を有するが、明に対しての気配りは真正である。 crybaby版と幾らか共通点が見られるが、終盤に「お前だけは好きだった」と不動明に対して発言しており、自分の抱く感情に明確な理解がある点はcrybaby版と対照的である。 明と美樹が二人しか居ない空間で話していた「神の存在の有無」について、後々明に「神はいたか?!」と問いかけており、crybaby版と同じく、どこかしらで明を監視または盗聴している可能性が示唆されている。 さらには上記のように自分が相手に抱く好意には自覚があるが、牧村美樹に好意を寄せる不動明が彼女に笑顔を向けた際には「何で笑ってるんだ?お前」と明の笑顔に疑問を持っており、(明含め)他者が誰かに向ける愛に対してはcrybaby版と同様に鈍いところがあると言える。 上述の通り、実写版とそれより幾分も後に製作されたcrybaby版は陸上競技、ラップ要素、飛鳥了の言動など、幾らかの共通点がある。
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実写版 『DEVILMAN』(サタン)
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「飛鳥了」の記事における「実写版 『DEVILMAN』(サタン)」の解説
漫画版と異なり、サタンとしての姿に5対の翼を持つ天使のような形態と、その姿が硬質化し、威嚇的になった戦闘形態がある。 不動明と人間態の姿が酷似しており本編でも牧村美樹に言及されている。 それが偶然なのかサタンが意図的に明に似せたのかは不明。 掌からデビルマンが苦しむほどの電気を発生させる、デビルマンを吹き飛ばすエネルギー波を放つなど、終始デビルマンを圧倒する戦闘力を見せた。 自分(サタン)がデーモンに取り憑かれて化け物になったと騙し(実際は生まれた時から既に人間ではなくサタン。明は終盤にサタンに始め(幼少)から了(人間)ではなくサタンであることを隠し、騙していたことを非難されている。)、明をアモンと合体させ、デビルマンを創る。 その後物語の新たな展開の度、飛鳥了として現れる。 明を殺しかけたシレーヌを自分の手で消した描写がある。 意識のない明を消そうとしたシレーヌに対して怒鳴り、明が目覚めるとシレーヌは消えていた。 その後シレーヌは登場せず(この時既にデーモン側でないと知らないシレーヌの恋事情を知っている発言がある)。 他作品と違い、サタンには両性具有という明確な描写はなく、明への愛も原作や外伝のような同性愛や異性愛なのか、幼少期からの親友としての友愛なのかは不明(この作品では了と明は幼少からの親友)。 原作含めた他作品ではサタンは明に対して戦っている最中も愛を投げ掛ける(「デビルマン伝説」より)、戦いを躊躇し、明と戦いたくないことから涙を流す(原作漫画「デビルマン」より)など、明との戦いを気後れしているが、本作品は決別した後は「滅ぶのはお前(明)だ」と発言しており、デーモンの大群に一人でなお立ち向かう明に涙を流しはしたが、他作品のサタンとは違い、明確に明に殺意を抱いている(涙を流すのは序盤の了の「デーモンは泣かない」というセリフへの掛け合わせ=サタンもまた涙を流した時にデーモンではなくデビルマンとなったという示唆ともとれる)。 そしてアーマゲドンの後、サタンと明は和解。死んでしまった不動明に「お前(明)が逝くなら、俺もすぐに逝くからな」と言葉を落とし、直後明が笑顔を見せたことに喜びを感じ物語から退場する。 原作漫画版や派生作品と違いこの作品は、サタンと明がアーマゲドンのすぐ後に和解することが出来た現状唯一の作品である。 因みにこの作品とcrybaby版では、サタンと明は幼少からの親友。中学で知り合った原作とは設定が異なる。 また、こちらの作品のサタンは他作品と違い、記憶操作を行っておらず、飛鳥了として振る舞っていたころからサタンの人格であった。このケースは実写版だけでなく、「CBキャラ 永井豪ワールド」でも同様である。 この世界では飛鳥了としての父親を原作漫画同様に洗脳して共に生活していたのかそもそも父も元々デーモンで明を騙すために芝居をしたのかは不明。
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