孤獨の人
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『孤獨の人』(こどくのひと)は、藤島泰輔による小説。1956年4月に三笠書房から出版された。藤島の作家デビュー作であり[1]、当時皇太子であった上皇明仁(第125代天皇)の「御学友」だった著者が、皇太子をめぐる学習院高等科生徒たちの人間模様をモデルに描いた青春小説で、著者が皇太子に捧げたものである[2]。三島由紀夫が序を寄せ[3]、出版当時ベストセラーになった[4]。1957年には西河克己監督により日活で映画化された[5]。各種データベース上では『孤独の人』でも登録されている。
注釈
出典
- ^ a b 岩波現代文庫『孤獨の人 moreinfo、岩波書店、2016年4月17日閲覧。
- ^ 序文前の献辞。(藤島 2012)
- ^ a b 三島由紀夫「序」、(藤島 2012)。(三島 2003, pp. 197–199)に所収
- ^ a b c d e f g 白鳥, あかね『スクリプターはストリッパーではありません』国書刊行会、2014年、74-76頁。ISBN 978-4336056825。
- ^ a b c d 孤獨の人(孤独の人)、 日活、2016年4月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 河西秀哉「解説」、(藤島 2012, pp. 235–241)
- ^ a b 藤島泰輔「あとがき」、『孤獨の人』、初版、三笠書房、pp.261
- ^ 映画のすべてを記録する 白鳥あかねスクリプター人生|作品解説1、ラピュタ阿佐ヶ谷、2016年4月19日閲覧。
- ^ a b 三島由紀夫「うますぎて心配」(週刊朝日 1956年4月15日号)。(三島 2003, p. 200)に所収
- ^ この段落の出典。(渡部 1999, pp. 154–163)、(渡部 1999, p. 273)
- ^ a b 孤独の人、KINENOTE、2016年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g 高崎俊夫「幻の日活映画『孤独の人』をめぐって」、清流出版、2016年4月18日閲覧。
- ^ 映画のすべてを記録する 白鳥あかねスクリプター人生、ラピュタ阿佐ヶ谷、2016年4月19日閲覧。
- 1 孤獨の人とは
- 2 孤獨の人の概要
- 3 作品の評価・反響
- 4 書誌情報
- 5 参考文献
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