存廃についての動きとは? わかりやすく解説

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存廃についての動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:16 UTC 版)

ばんえい競走」の記事における「存廃についての動き」の解説

2006年度まで帯広競馬場のほか、北見競馬場岩見沢競馬場旭川競馬場の4箇所巡回して開催していた。1997年までは北見を除く3場で平地競走ホッカイドウ競馬)が併催されていたが、1998年以降旭川のみがばんえい平地併催となっていた。 2006年度史上初め帯広開幕し上記4場で順次開催されたが、売上減少による累積赤字増大から旭川市北見市岩見沢市2006年度限りでの撤退表明、残る帯広市負担大きすぎるとして単独での開催継続難色示したことから、ばんえい競馬廃止濃厚見られていたが、ファンらの嘆願寄付申し出加え2006年12月13日にはソフトバンク子会社のソフトバンク・プレイヤーズ(現・SBプレイヤーズ)が帯広市単独開催対す支援申し出たことから、2007年度より帯広市単独開催継続することが決定した。これについて農林水産大臣松岡利勝当時)は「喜ばしいことだ。正式に要請があれば、スムーズに処理できるようにするし、できる限り支援したい」と述べていた。 これに伴いばんえい競馬運営実務担ってきた一部事務組合北海道市営競馬組合」は解散し2007年2月1日一部業務受託する運営会社オッズパークばんえいマネジメント株式会社(OPBM)」が設立された。また、帯広市ファンなど個人法人からの寄付あわせて受け付け、「ばんえい競馬振興基金」を開設個人法人からの寄付毎年のように寄せられている。特に楽天子会社地方競馬インターネット発売請け負っていることもあり、寄付金のほか売上額から一定割合積み立てばん馬飼料用としてにんじん牧草ロール寄贈している。 2007年度黒字計上したが、2008年度総売上は約115.5億円で前年より約10%余り減少し当初予算比も97.2%となったほか、入場者数前年より約6万人減少した運営安定化基金使い果たし存続正念場迎えていく。 2009年度総売上は約107.2億円で前年比約7%減となった。総入場者も約20万人で、引き続き前年割れとなった2010年度開催にあたり、OPBMは年度途中撤退ありえるとしていたが、結局2011年度開催について12月15日帯広市大筋合意し今後5年程度中間戦略についても両者協議することで一致した2011年1月28日には開催日程発表している。2010年度売上は約105.6億円 で、売上下げ止まり傾向見えてきた。 2011年度総売上103億6400万円余りで対前年比2%減、総入場者数245000余り前年比0.7%減となった2012年度開催業務委託契約についてはOPBMと帯広市協議してきたが、委託料の固定化競争入札方式導入求めたOPBMと折り合わず2012年度はOPBMと委託契約更新しないことを決定した運営帯広市主体となり、業務一部旭川北彩場外発売所レラ・スポット北彩都)を運営しているコンピューター・ビジネス(旭川市)に委託することで内定した。ただし、帯広市は「OPBMとは今後良好な関係を維持していきたい」としている。 また2012年度以降収支見通しについて、市民検討委員会提言を基に策定したばんえい競馬運営ビジョン」を2012年2月18日発表2012年度収支均衡2013年度100万円の黒字2014年度1600万円黒字見込んでいる。観光振興外国人客の誘致注力するほか、主な増収策として以下の施策をあげている。 帯広競馬場に、新たな有料席設置 7重勝式馬券導入実施済日本中央競馬会JRA)の在宅投票システム利用したばんえい競馬勝馬投票券馬券発売実施のめど立たず場外発売所新設琴似駅前・深川南関東公営競馬場外発売日数増加 ばんえい競馬におけるJRA馬券場外発売2013年6月8日より開始2012年度売得金総額は約104億9458万円前年度比:1.26%増)、入場者数254081人(前年度比:3.38%増)で、帯広市による単独開催となってから初め前年度上回った2014年2月には2015年度以降収支見通し発表売得金最大108億円(2015年度)を見込み収支2015年度1100万円2016年度200万円黒字とし、向こう3年間は収支均衡以上が確保できるとしている。同年4月には2013年度開催成績発表され売得金総額116億53833700円(前年度比:11.2%増)、総入場人員268693人(前年度比:5.8%増)でともに前年度上回った。さらに帯広市同年6月公表した2013年度決算でも、帯広単独開催となってから最大となる約9900万円黒字計上した上記のほか、既に導入済の5重勝単勝式・7重勝単勝式三連勝単式三連勝複式馬券道外での場外発売拡充競馬場内の商業施設「とかちむら」の集客中央競馬場外発売により入場者数上向いており、存続向けた努力続いている。しかしインターネット投票好調な反面帯広競馬場での発売額伸び悩んでおり、情勢引き続き予断を許さない賞金は、苦しい経営状況反映して減額され続けていたが、売上好転にともない少しずつ増額されるようになった。しかし、今なお全国でも最低の水準続いており、2019年12月現在、一般競走の1着最低賞金13万円、1着-3着までの賞金総額177000となっている。 2020年度新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛影響もありインターネット投票好調で、発売額史上最高の483億5278万円前年比55・5%増)となったそれまで最高額1991年度322億9248万円であり、大幅な記録更新となった

※この「存廃についての動き」の解説は、「ばんえい競走」の解説の一部です。
「存廃についての動き」を含む「ばんえい競走」の記事については、「ばんえい競走」の概要を参照ください。

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