天地無真流古武術関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 21:55 UTC 版)
「史上最強の弟子ケンイチの登場人物」の記事における「天地無真流古武術関係者」の解説
田中 勤(たなか つとむ) 属性:静 御堂戒の弟子で、天地無真流古武術の正統後継者。19歳→20歳(享年)。12月31日生まれ。身長179cm。体重72kg。 弟子級の殻を破った者が辿り着く妙手の域に達しており、その中でもかなり達人寄りにいる武術家。今は亡き妻とは18歳のときにできちゃった結婚した。眼鏡を掛けたサラリーマン風の男。妻は師である御堂戒の一人娘のため、師とは親子関係にある。梁山泊とも面識があり隼人を風林寺先生と呼び、超人秘技の一つ(数え抜き手)を習得している。 あらゆる面で兼一と似通った部分があるが、兼一とは違い武の才能があった。 彼の武は緒方への復讐のためだけに洗練されたものであり、その理由を「師が殺されたから」と語っていたが、実際は師だけではなく妻子も緒方によって殺されていた。戦いの最中も含めて頻繁に携帯電話で妻と会話をしているが、その妻は精神を病んだ田中の妄想が生み出したものであり、実際には着信試験ダイヤルからかかってきた電話に向かって一人で会話をしていたことが緒方との決戦時に判明する。 DオブD1回戦で下馬評を軽々覆し、ビルダーファイブの5人を人差し指のみで下す。ジェミニチームとの対戦前、イーサンとの会話で、島に緒方一神斎がいないことを知ると試合を棄権、本気で追うレイチェルをも遥かに超える瞬発力で逃げ去った。 赤羽刀事件の後、兼一と美羽が遭遇した銀行強盗事件で再登場。銃を突きつけられても動じることなくその銃身を膂力でへし曲げ、強盗犯3人を一瞬で制圧し、さらには貫き手で防弾チョッキを貫通させるという並外れた力を発揮。その後、緒方一神斎の情報を得るために梁山泊を訪れる。だが仇討ちはつまり殺人拳である故、田中の妻子の件についても承知していた隼人の協力を得ることはできなかった。梁山泊からの帰り際、兼一との交流組手を行う。前半は「流水制空圏」などで自身の心情を読み取られ驚かされながらも後半は緒方という単語に怒りに呑まれ、兼一を圧倒するが、組手のルールを守り、寸止めを入れた兼一に勝利を譲る。隼人の言葉にも耳を貸さないほどに復讐の決意は固いが、本人は自分の中にある迷いについて「多分」と発言している。 遊園地での新白連合とYOMIとの決戦の場に現れ、緒方と因縁の死合いを開始する。その時点ですでに達人級の領域へと到達していたが、一影、兼一に教訓を残して敗死した。 彼の事情と死を知らない連華と新島は炎上する遊園地の中で田中らしき人物が妻子と三人で去る姿を目撃しており、それを聞いた兼一は田中の魂が妻子と再会できたことを悟り安堵している。 田中 真結(たなか まゆ) 天地無真流古武術の達人で、田中の妻。若くして達人へと至った天才。道場に通う田中と徐々に惹かれあい、最終的にできちゃった結婚する。しかし、父・御堂戒を殺した緒方に戦いを挑み敗北。この時、田中との子供・さとしを身籠っており、息子共々緒方に殺害されてしまう(緒方は真結が妊婦だとは気付いていなかった)。 御堂 戒(みどう かい) 天地無真流古武術を極めた古武術家。真結の父であり、勤の師で義理の親。故人。 かつて隼人から数え抜き手を教わった達人であり、己の流派をさらなる高みへ昇華させようとしていたが、病に倒れる。真結に惹かれて修行についてくる田中を認め、天地無真流の跡継ぎとして鍛え上げた。病が進行しながらも田中と真結の結婚を喜んでいた矢先に、技の探求の名の下に緒方に惨殺されてしまう。
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