各社の復刻状況とは? わかりやすく解説

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各社の復刻状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:53 UTC 版)

流行歌」の記事における「各社の復刻状況」の解説

音源復刻に関して現存するどのレコード会社行っているが、その状況については会社によって大きく異なる。 年代別 昭和40年代 第一次懐メロブームの時期でもあり、またレコード購入層が当時リアルタイム”だった世代でもある。ステレオ音源似せたいわゆる疑似ステレオ化されたものが多く歴史資料的にみると音は醜いものが大半である。また、復刻された曲はヒット曲メインである。 昭和50年代 昭和初期創業した各社創業50周年節目迎え歴史的資料(ノン・ヒット曲を多く収録としての復刻したもの各社から発売された。特にコロムビアから発売され30組がレコード大賞特別賞受賞した。他にビクターから戦前10戦後8(のちさらに30組)、ポリドールから戦前・戦後それぞれ10組、キングから25組、テイチクから10組、ニットー・タイヘイ・マーキュリーから24組(通販のみ、元々25組だったが最後1枚諸般理由によりカット)と組み物として発売されている 昭和60年代平成初期 21世紀迎えさらに20世紀遺産としての位置づけで未復刻のものを中心にCDとして発売されている。 レコード会社コロムビアは、最も積極的に復刻行っている。昭和30年代に既に復刻行った実績があり、昭和40年代頃から次々と自社の持つ大量SP音源利用して歌手別の復刻行った。特にごく一時期しか在籍しなかった楠木繁夫津村謙など、会社内ではマイナーな存在ある歌手音源大量に復刻したのは他社に例がない。CD時代になって定期的にSP音源復刻し続け最近では「音聴盤」と称する廉価復刻盤販売している。 テイチク流行歌時代からある会社中でも特に消極的。「流行歌そのもの復刻には積極的であるものの、その音源後述ステレオ音源頼っており、楠木繁夫などステレオ音源がない歌手以外、SP音源はほとんど復刻され実績がない。同社大手にのし上げた藤山一郎のものですら過去数えるほどしか復刻されていない。ようやく平成期に、デイック・ミネ、古賀政男作品集上下二巻、ジャズソング全集出た程度である。 ポリドール復刻には比較積極的であるが、東海林太郎上原敏大きく比重偏っている。同社流行歌時代はこの2人牽引したと言っても過言ではなく、また現在でも根強い人気があることから集中的に復刻が行われていると考えられる。ただし、CD全集になると東海林出ているが上原のはまだ出ていない。また、田端義夫北廉太郎など他の歌手については、何度個人復刻され実績ある歌手もいればオムニバスなどで思い出したようにしか復刻されない程度歌手もいるなど、各々歌手間で差が大きく不均一で、その点ではコロムビアに劣る。 キング復刻には積極的。同社勢力大きかったのが戦後であるため戦後の曲が中心であるが、歌手別の復刻盤を出すなど他社比較しても多い方である。全集類では戦前の曲や会社設立期の曲も積極的に復刻し貴重な音源提供するビクター昭和の終わり頃まで金属原盤をほぼ完全な形で保管していたこともあって他社異なり戦前の曲は“原盤”から、戦後の曲は他社同様“盤起こし”でほぼ流行歌時代全て渡って復刻行っている。歌手別の復刻盤出しており、特に藤山一郎については何度も復刻コロムビアテイチクはさまれて影が薄れがちなビクター時代貴重な音源提供している。 このほか、会社同士協力による横断復刻が行われた例がいくつかあるが、そもそも流行歌復刻自体が「需要少ない」と軽視されている面があるため、どの会社相互協力には腰が重く大部なものしか発売されたことがなかった。しかし2008年平成20年1月上記大手5社の協力で「青春歌年鑑シリーズ姉妹盤として「青春年譜シリーズがCD2組・全10巻という比較手に入れやすい形で発売され会社またいだ流行歌鑑賞楽に行えようになった

※この「各社の復刻状況」の解説は、「流行歌」の解説の一部です。
「各社の復刻状況」を含む「流行歌」の記事については、「流行歌」の概要を参照ください。

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