反響を呼んだ回
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:28 UTC 版)
「家、ついて行ってイイですか?」の記事における「反響を呼んだ回」の解説
2016年2月17日放送(#31)荒川沖駅でついて行った、泥酔した陽気な男性。 「子供はいないが、家族が一番大事」と話すが、家はもぬけの殻。 話を聞くと、妻は漫画家で、現在はガン治療のため入院中だった。余命は半年。 一度も足を踏み入れたことがないという妻の仕事部屋に一緒に入ると、夫との思い出を漫画調に描いた日記、友人の誕生日に宛てたプレゼント、「遺影に使ってください」と書かれた写真が残されていた。 この放送は、後に第53回ギャラクシー賞テレビ部門 最優秀賞を受賞した。 2016年12月28日放送(#69)新小岩駅の花火大会でついて行った、代々木のゴミ屋敷に住む男性。 生涯で2年ほどしか働いたことがなく、家族も知り合いもおらず、父の遺産で生活していた。 「君は家族はいるのか?」「子供が生まれれば生き甲斐ができるよ」とディレクターに助言。孤独を楽しんでいたように見えた老人の本音が飛び出した。 2018年2月14日放送(#107)大雪の渋谷駅でついて行った、英語堪能、幼少期から今までほぼ海外暮らしの女性。 家は広尾の豪邸で、母親と2人暮らし。父親は外交官で、内閣情報調査室でインテリジェンス業務に努めており、数年前に原因不明の自殺を遂げていた。 当時、マスメディアでは、自殺ではなく暗殺なのでは、と話題になったという。 部屋にはレインボーフラッグが掲げてあり、セクシャルマイノリティであることを話した。 2019年5月15日放送(#155)大宮駅でついて行った、47歳の男性。 オヤジギャグを織り交ぜながら明るく語っていくが、玄関にかけてあったスーツは、15歳の娘を交通事故で亡くし、民事裁判で着たものだった。 3年前に浦和で高齢者に後ろから轢かれて亡くなったという。 事故の詳細を話しながら、「抱きしめたいよ」と涙を流した。 この放送は東池袋自動車暴走死傷事故が起こった1ヶ月後であり、放送後、SNSでは様々な声が上がった。 2019年7月3日放送(#160)新宿駅でついて行った、38歳の女性。 写真立てに飾られた青年の写真は、7年ほど前に亡くなった彼氏だった。 彼とは、同じ年で、同じ地元で、同じ誕生日で、運命だと浮かれていた。 しかし、実は二人は双子で、生まれてすぐに彼は子どものいない夫婦に引き取られたという。 生き別れた兄弟に違いないと確信するも、「彼氏としても好きだったけど、自分のことを好きなように、相手を好きだった」と話す。それが原因で、彼は自殺をした。 今幸せかと尋ねられ、「幸せです。彼と過ごした2年があるからこそ、一生分の幸せをもらった」と話した。 2020年3月18日放送(#188)・2021年1月6日放送(#215)下北沢駅でついて行った、伝説のバンド、オナニーマシーンのボーカル・イノマーの内縁の妻。 初回(#188)では余命3年と宣告されたイノマーの闘病生活を支えた34歳の彼女が、死ぬまでやりたいことをやり続けたイノマーの生き様を語り、 再放送(#215)では、彼女について行ったディレクターとは別のディレクターが、イノマー本人と親交があり、闘病生活から亡くなる瞬間までをプライベートで撮り続けていた模様が本編に追加され、放送された。 香取慎吾は「人生観を変えてしまうVTRだった」と語り、「イノマー」の名は、世界トレンド1位となった。 この放送は、後にギャラクシー賞月間賞を受賞した。
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