原晋の指導方法、タレント・コメンテーターとして活動、多数のメディア出演など
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「青山学院大学陸上競技部」の記事における「原晋の指導方法、タレント・コメンテーターとして活動、多数のメディア出演など」の解説
原晋・長距離ブロック男子監督のその独特な指導方法は、NHKテレビでのインタビュー番組によれば、徹底した対話重視や、生徒自身からの自律・自主性を重んじるルール作りを特徴とする。監督の立場からの高圧的な指示を一切せず、生徒達の自律的な相互対話の中から、前向きの動きが出てくることを大事にしている。その上で原晋は「監督が毎日居なくても一々指示を出さなくても、部員達がそれぞれがやるべきことを考えて、実行できるチームだから強くなるのです。つまり『指示待ち集団』ではなく、『部員自らで考える集団』。そういう意味でも私の定位置は、やはりチームから離れた場所で全体を見ていないと、監督の仕事が出来ないというのがモットーです」とコメント。 さらに原曰く、生徒の長所を伸ばす為には選手をとにかく褒める事と、原自ら少年時代に日本の教育へ疑問を感じたのも切っ掛けで、「私の考えは、強みをどう活かしていくかという視点で、強み=褒めてあげる事は大切だと思います。最近の学生は都合が良いから、そういう選手に『見てるよ』っていう雰囲気を出して、通りすがりに『頑張ってるな』と声を掛けます。その時は“ロー”な言葉で、低音でさり気なく。まぁ“ツンデレ手法”ですね」「私自身もですが、人格迄否定されるとテンションも上がりませんよね。『どうせなら楽しくやった方が良い』っていうのが私の発想なんです。正しく伝えて褒める所は全力で、そういう世界を作らないとイカンと思います」などと語っている。 しかしその反面で、大学入学時から全く結果が出ない選手に対しては2軍の寮へ降任、原監督からの指導を一切受けさせない。さらに2軍選手の芽が出なさそうと感じたり、毎日の生活習慣が乱れていたり、怪我・体調不良の治癒が見込めない等と判断すれば、監督自ら強制的に選手達へ即マネージャーの転向や、陸上部から退部を厳命するなど、非常にシビアな部分も持っている。 第91回箱根駅伝・総合初優勝以降の原はタレント業も積極的に行い、テレビ・ラジオを始めとするマスメディア関連の出演が急激に増加中。TBSテレビ系のスポーツ・バラエティ番組『消えた天才』(2019年8月25日限りで不祥事発覚の為打ち切り)へはかつて準レギュラーとしての登場や、2017年10月期のTBS系連続ドラマ『陸王』では、陸上競技総監修の任務と及び本人役での出演に留まらず、またTBS系期首特別番組『オールスター感謝祭』では、2015年秋から現在までほぼ毎回「赤坂5丁目ミニマラソン」の実況解説者を務めたり、TBS系『炎の体育会TV』、日本テレビ系『踊る!さんま御殿!!』、フジテレビ系『VS嵐』などにも時折ゲスト出演している。さらに『月刊ハラスポ』(2021年4月~2022年3月の月1回放映・中京テレビ、中京圏内ローカル番組)では1年の間、当番組の司会進行役を担当していた。 他にも、朝のワイドショー番組『ビビット』(TBSテレビ系・2019年9月27日限りで番組終了)へは、2018年4月から2019年9月まで1年半に毎週水曜日のレギュラー生出演を始め、『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)『ひるおび!』(TBS系)等情報番組へ、コメンテーター・評論家としての不定期登場や、さらには日本のマラソン国際大会(福岡国際マラソン・別府大分毎日マラソン等)での実況解説者を任務するなど、原独自による陸上界の活性化を平行して活動を行っている。そして、2018年度の中学校向けの道徳の教科書には箱根連覇の話題が採用され、選手達の日々の生活を通じてライフスタイルを考えさせる教材としても使われている。
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