原時代の建造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 15:52 UTC 版)
揚返工場(あげかえしこうじょう)は、1919年(大正8年)に繰糸所の隣に建てられた梁間9.1メートル、桁行136.4メートルの木造平屋建ての作業場である。上記の歴史節で述べたように、開業当初は繰糸所に揚返器が併設されていた。しかし、生産量の増大に対応して、揚返専用の建物が建てられることになったものである。 ほか、生繭の蛹を殺し、繭を乾燥させる施設である乾燥場・繭扱場(大正から昭和)、1919年(大正8年)に建てられた糸蔵と旧計算所(ともに木造平屋建て)、女工館と検査人館の間に建てられた男子寄宿舎などが、この時期の建物である。 なお、原時代の蚕種改良を担った蚕種製造所(1907年竣工)は片倉時代にも使われていたが、1980年代半ばに解体されたため、現存していない。
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