劇中の問題点・矛盾点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 02:38 UTC 版)
「メタルマン (映画)」の記事における「劇中の問題点・矛盾点」の解説
DVDパッケージにおいてメタルマンは赤を基調したカラーリングだが、劇中では紫である。また、メタルマンスーツのベルトは仮面ライダーカブトの「カブトゼクター」の角を取ったものを流用しており、正式な許可を取得しているか不明である。また、英語版パッケージや予告編において、「Part Man(一部は人間) Part Machine(一部は機械)」と強調されているが、主人公のカイルは生涯に渡りメタルマン装甲を装着するため矛盾している。 DVDパッケージ裏にてアンソニー・アンドヌッチとスコット・レヴィと記載しているが、二人ともにストーリーに直接的に関係する人物でない。 セバスチャンのブレイク博士の殺害シーンにおいて、ブレイク博士は床に転がる形をとっており、頭部を打撃していない。また、その後に蘇生しておりカイルを救出している。 セバスチャンはブレイク博士を殺害した後、カイル宅へ部下を調査に行かせたが、カイル本人は実験室で気絶中だったため、いかにしてセバスチャンがメタルマンマスク・スーツの装着者をカイルと知ったのか不明である。 セバスチャンとマリッサの会話シーンが5分近くに渡り続けられるが、この後にこのシーンで語られた内容に関連することが一切起きない。 メタルマンマスクの個数やチップの個数に矛盾が生じている。また、メタルマンスーツのエネルギー維持のためのブドウ糖溶液が冷蔵庫に保管されているが、7個しか保存されていない。 メタルマンに銃弾が効かないのに関わらず、セバスチャン側は度々銃を使用している。一度目は部下がカイル宅への一度目の襲来時に銃を見せ威圧、二度目はカイルがセバスチャンの本拠地に乗り込んだ際にセバスチャンが銃を見せ威圧、三度目はカイルとジュリーの逃走時に部下が2発銃撃、四度目は最終決戦時にセバスチャンが4発銃撃している。 メタルマンのスキルの発動シーンに多数の矛盾点が生じている。「シールド」はあらゆる物理攻撃を防ぐために使用するが、メタルマンスーツは銃弾を跳ね返す能力を有しているため、絡んできた男が銃で威圧した際に唱える必要性が無い。「ステルス」をカイルが使用せず、絡んできた男に「なんて格好してやがんだ!」「脱げよ、その変なヘルメットをな!」と言われ、ステルスを使用していれば回避できるシーンである。治癒機能の謎の光は、それまでの劇中で一切語られないまま使用しているため、どうやってカイルが知り得たかは不明。「フルステルス」の使用最中にセバスチャンの部下から被弾し、ナビゲートAIが「銃弾を大量に浴びすぎて(メタルマンスーツの)ナノ・ロボットにトラブルが生じている。大量の銃弾に耐えられる設定では無い上に、ステルス機能を使ってエネルギーの消費量が急激に増えているんだ。」と発言しているが、前述の通りスーツは銃弾を跳ね返す機能を有しており、そして銃弾は2発しか受けていない。また、なぜ部下が「フルステルス」機能は熱源探知で察知できることを知ってるかについては不明である。 カイルがジュリーを救出する際に困惑しながら「みんなの言う通りだったわ。」「あなたの噂を聞いたの。」と発言しているが、噂に関して劇中で語られることが無いため、どのような内容か不明である。 劇中終盤に、カイルが目覚めた先でセバスチャンと対面し、「(居場所を)なぜわかった?」とのカイルに対して、「ここは私(セバスチャン)の土地だ。」と発言している。また、その後に「メッカ・テラーM48、戦闘タイプだ。」と発言するが、それまでの劇中で「メッカ・テラーM48」に関する情報は一切語られていない。同様に、「戦闘タイプ」(その対である「標準タイプ」)に関する情報も語られていない。 エンドロールでメタルマンは飛行しているが、劇中の全てにおいて飛行シーンは存在せず、自動車で移動している。 ラストでマリッサと結ばれているが、本作のヒロインはジュリーである。また、マリッサの登場シーンが劇中で多くを占めるが、それに対しジュリーの登場シーンは序盤の1分近くとセバスチャンの誘拐シーン、カイルとの逃走シーンのみであり圧倒的に少ない。
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