六星
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「聖伝-RG VEDA-」の記事における「六星」の解説
阿修羅(あしゅら) 声 - 伊倉一寿 / ドラマCD - 林原めぐみ 本作の主人公。炎を操る六星の一人。父は先代阿修羅王、母は舎脂。帝釈天に滅ぼされた阿修羅族の最後の生き残りである幼い王。性別は無い。(巻末のオマケ漫画では一応女性として扱われることがあった。) 武器は、透明な刀身の長い直剣「修羅刀」。阿修羅族の長の半身とされ、普段は阿修羅王の体内に収められている。 生まれた直後に舎脂に殺されそうになったが、繭を作って身を守り、以後300年間、夜叉王に封印を解かれるまで森で眠り続けていた。夜叉王に懐く無邪気な『阿修羅』(一人称「阿修羅」)の人格と、破壊と殺戮を楽しむ『破壊神』(一人称「私」)の人格が混在し、普段は『阿修羅』が表に出ていたが、実は『破壊神』の方が本来の人格であった。 旅を始めてから最終決戦時にかけて、修羅刀に施されていた2つの封印を解き、『破壊神』として完全に目覚める。『破壊神』は「『阿修羅』の人格は死んだ」と語ったが、夜叉王を殺そうとした瞬間に、奇跡が起きた。 夜叉王(やしゃおう) 声 - 速水奨 六星の一人。父は先代夜叉王、母は先代夜叉王の側室。夜叉族の青年王で、天界最強と称される北の武神将。幼名は耶摩(やま)。 武器は、『破壊神』状態の阿修羅の行動を抑制する効果もある「夜摩刀」。 知己の仲である星見・九曜の予言に従い、森で眠っていた阿修羅の封印を解いたが、そのせいで謀反の意思ありとみなされ、毘沙門天の軍に一族を滅ぼされる。その後は六星を集めて一族の仇を討つべく、阿修羅を連れ打倒帝釈天の旅に出る。 「六星が天を滅ぼす」と語った九曜の予言を、「六星が天帝・帝釈天を滅ぼす」という意味だと信じていたが、最終決戦時、その解釈が間違っていた事を知る。『破壊神』として覚醒した阿修羅を見て動揺するが、共に過ごした『阿修羅』との絆を最後まで信じ、後に奇跡を目撃する。 龍王(りゅうおう) 声 - 山口勝平 水を操る六星の一人。父は本編未登場、母は先代龍王。龍族の少年王にして、西を守護する武神将。幼名は那伽(ナーガ)。 武器は、刀身に刃のない大刀「龍牙刀」。 武者修行と称して阿修羅達に同行する。その直前に王位とその証である龍牙刀を継承し、龍王と名乗るようになった。一行の中で最も阿修羅と年齢が近く仲も良かったが、最終決戦時、舎脂を殺した阿修羅が『破壊神』として覚醒した場に駆けつけ、舎脂を殺したことを詰問した直後、『破壊神』に刺し殺された。 乾闥婆王(けんだっぱおう) 声 - 安藤ありさ / ドラマCD - 本多知恵子 六星の一人。父は先代持国天、母は先代乾闥婆王。乾闥婆族の女王で琴の名手。 武器は、普段持ち歩いている琴の中に隠した太刀。琴糸を巻き取って本体を分解すると、刀と左手の手甲に分かれる。 普段は優美な立ち居振る舞いの「天界一の楽師の君」だが、真の姿は東の武神将をも兼任する東方将軍・持国天。幼い頃から強い者を好み、天界最強である帝釈天に従っている。その信念は肉親の情よりも優先され、帝釈天が自分の父を殺した事すら意に介していない。一方で、意志の強い迦楼羅王を友人と認め気遣ったり、帝釈天の追っ手から逃れた蘇摩を匿って配下としたりしていた。蘇摩のことは本気で愛していたが、打倒帝釈天の旅に出た彼女がその意志を変えないことを悟り、最終決戦時に彼女を殺して自らも自害した。 迦楼羅王(かるらおう) 声 - 榊原良子 鳥を操る六星の一人。迦楼羅族の女王で南の武神将。家族は妹の迦陵頻伽のみ。 最愛の妹と一族のため帝釈天に従うが、その妹を帝釈天に殺される。それでも我慢して恭順の意を示そうとするが、妹の遺骸を獣の餌にされたことを公の場で暴露され激高、帝釈天に向かって攻撃をしてしまい武神将を解任される。そのために自殺したと見せかけて出奔し、夜叉王達と合流する。最終決戦では帝釈天と対峙するが、力及ばず死去。 蘇摩(そうま) 声 - 山本百合子 / ドラマCD - 土井美加 六星の一人。両親は蘇摩族の族長夫妻。天帝の薬師を務めていた蘇摩族の最後の生き残りの女性。 武器は、三日月を模した一対の円刃「双月」。指で挟める薄さで、ブーメランのように投げたりすることもできる。 蘇摩族は、一生に一度だけ飲ませた者一人を不死にできるという特殊な血を持っていたため、帝釈天に滅ぼされた。何とか逃げ延びたところを乾闥婆王に助けられて以来、彼女を「我が君」と呼んで付き従い、恩人以上の好意を抱いている。阿修羅達の旅に帯同することを決めた際、「必ず帝釈天を討って戻ります」と、一族滅亡前からずっと付けている耳飾りの片方を乾闥婆王に託した。 最終決戦まで乾闥婆王の正体や本心を知らず、知らされてからは心ならずも乾闥婆王と戦うが、彼女の太刀に胸を刺し貫かれ瀕死の重傷を負う。直後に自害した乾闥婆王を助けるため自らの血を飲ませようとするも、帝釈天に阻まれ無念の内に死去。
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