什物・文化財とは? わかりやすく解説

什物・文化財

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 06:42 UTC 版)

高月院」の記事における「什物・文化財」の解説

阿弥陀如来像あみだにょらいぞう) 本堂内陣須弥壇上にある本尊で、高さ3尺(約91センチメートル)。安阿弥快慶)の作といわれ、松平親氏寄付であったという。 弁財天十五童子像べんざいてんじゅうごどうじぞう) 16世紀頃室町時代後期)の製作、掛幅装・絹本着色、縦94.5センチメートル・横39.9センチメートル本図では、画像中央上部岩座上に座る弁財天大きく描かれ、その右脇に小さく大黒天弁財天の下には十五童子よばれる眷属とそれに関連したモチーフ左右に振り分けて配置されている。一部彩色および墨線に後年補筆認められるほかは、織り目の粗い画絹、暗く濁りのある彩色金泥文様表現の特徴などが本図室町時代後期成立したことを示している。1972年昭和47年2月24日、『弁財天の図』として豊田市指定文化財選定されている。 阿弥陀三尊来迎図あみださんぞんらいごうず室町時代前期の製作と推測される念仏行者現生護念之図ねんぶつぎょうじゃげんしょうごねんのず) 江戸時代末期から明治時代にかけての製作で、木版彩色作者は北邑渓。 釈迦三尊像しゃかさんぞんぞう) 1922年大正11年)製作、紙本墨画作者は香岳。 高月院文書こうげついんもんじょ) 室町時代末期から江戸時代にかけての製作。6点あり、巻子本1巻、3通、31冊に分類される1972年昭和47年2月24日豊田市指定文化財選定されている。 名称員数概要松平道閲の寄進状 1巻 下記松平道閲安堵状1通、松平道閲寄進状1通、松平信長売券2通をつなげて1巻とする。 松平道閲安堵状 1通 縦28.6センチメートル、横32.2センチメートル大永三年正月十一日(1523年1月27日)の日付記される松平道閲寄進状 1通 縦28.6センチメートル、横48.0センチメートル大永七年正月吉日1527年)の日付記される松平長親(道閲)は、下記大永2年大永4年松平隼人佐(信長)から購入した土地含めた12項目にわたる土地高月院寄進している。 松平信長売券 1通 縦28.6センチメートル、横32.0センチメートル大永年三十三日1522年4月9日)の日付記される松平信長売券 1通 縦28.6センチメートル、横28.8センチメートル大永年正十一日(1524年2月15日)の日付記される板倉伊賀守勝重書状 1通 縦30.3センチメートル、横46.3センチメートル徳川家康の命を受けた板倉勝重寺領として本院100石を施入した際の寄進状である。年号記載されていないが、1601年慶長6年)にしたためられたと推定される紫衣着用許可綸旨 1通 縦33.7センチメートル、横52.8センチメートル1701年元禄14年)に東山天皇当院18世聖誉天及に差し出した綸旨で、内容紫衣着用許可するというもので、薄墨色の紙に書かれている東海道人馬朱印状 1通 縦35.2センチメートル、横16.0センチメートル1701年元禄14年)に江戸幕府から到来した朱印状で、これにより当院住持東海道江戸まで下向するときは人足8人・馬5疋を用いることが許された。 恢誉上人御代日鑑 30冊 縦24.7センチメートル、横17.2センチメートル当院26世の恢誉善隆が記した日記で、期間は1818年文政元年)から1853年嘉永6年)まで。当時世情を知る貴重な史料とされる百姓騒立諸事日記 1冊 縦24.8センチメートル、横17.5センチメートル当院役僧であった人物による、1836年天保7年)に加茂郡勃発した加茂一揆見聞録

※この「什物・文化財」の解説は、「高月院」の解説の一部です。
「什物・文化財」を含む「高月院」の記事については、「高月院」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「什物・文化財」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「什物・文化財」の関連用語

什物・文化財のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



什物・文化財のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの高月院 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS