主な訳著書とは? わかりやすく解説

主な訳著書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:16 UTC 版)

志筑忠雄」の記事における「主な訳著書」の解説

万国管闚』1782年 - 大航海時代いくつかの旅行記から和訳抜き書きした雑記帳日本初めコーヒーについて言及したと言われる。 『八円儀及其用法之記』1798年 - Cornelis Douwes: Beschryving van het Octant.(1749年)の和訳。 『鎖国論』1801年 - エンゲルベルト・ケンペル1651年 - 1716年ドイツ人医師)著『日本誌』1727年)のオランダ語版Beschryving van Japan1733年第2版付録6章「Onderzoek, of het vanbelang is voor ’t Ryk van Japan om het zelve geslooten te houden, gelyk het nu is, en aan desselfs Inwooners niet toe te laaten Koophandel te dryven met uytheemsche Natien ’t zy binnen of buyten ’s Lands.」(日本国において自国人の出国外国人入国禁じ、又此国の世界諸国との交通禁止するきわめて当然なる理)を訳出したもの。この和訳によって「鎖国」という言葉誕生した考えられている。 『暦象新書』(上編中編下編1798年から1802年 - 原著ジョン・ケイルJohn Keill, 1671年-1721年)の『真正な自然学および天文学への入門書』(Introductiones ad Veram Physicam et veram Astronomiam)(1725年)のオランダ語版Inleidinge tot de waare natuur-en sterrekunde, of de natuur-en sterrekundige lessen van den heer Johan Keill ... : waar by gevoegt zyn deszelfs verhandelingen over de platte en klootsche driehoeks-rekeninge, over de middelpunts-kragten en over de wetten der aantrekkinge(1741年)の翻訳アイザック・ニュートンヨハネス・ケプラー生んだ法則概念、+、-、÷、√といった記号日本紹介し、「遠心力」、「求心力」、「重力」、「加速」、「楕円」という語を生んだ書。 『二国会盟録』1806年 - プレヴォ旅行記集成』の蘭語版(Abbé Prévost: Historische Beschryving der Reizen. 1761)の中から、ネルチンスク条約締結現場同行したジェルビヨン(フランス人宣教師)の紀行文訳出したもの。 『三角秘伝』 - 「ネイピア法則」を日本最初に紹介したとされる書。 『三種諸格』 - 1803年後半から1805年2月の間に成立オランダ語における名詞の性と格を中心に文法説いた書。各種オランダ語文典基づいて編まれた。 『蘭学生前父』 - 1803年後半から1805年2月の間に成立実例交えながらオランダ語文の和訳法を説いた書。翻訳理念面に荻生徂徠を、実践面に本居宣長言語学援用している。漢文まがいのいわゆる欧文訓読」的な翻訳批判し初めオランダ語オランダ語として理解し、その性質分析した上でその適切な和訳説いた日本史上初の「欧文和訳論」である。

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