主なスクープ記事、裁判
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「週刊ポスト」の記事における「主なスクープ記事、裁判」の解説
黒い霧事件で永易将之の独占告白を掲載。これが池永正明の野球界永久追放につながった。 湯口敏彦投手の死亡を『自殺』と結論づけ、湯口事件として告発記事を掲載した。 1980年代に、武田頼政による「角界浄化スクープ」と題する大相撲の八百長を告発する記事を掲載、日本相撲協会と訴訟合戦になっていた。のち2011年2月、大相撲八百長問題が発覚する。 2000年2月4日号掲載の清原和博選手に対する記事「やっぱり!虎の穴自主トレ清原が『金髪ストリップ通い』目撃」については、東京地裁で当時としては最高の1,000万円の損害賠償金を支払うよう命令された(その後、東京高裁で600万円に減額)。※この記事を書いたのは、堀江メール問題を引き起こし、民主党の永田寿康議員から名指しされた西澤孝である。 2004年7月23日号「やらせスクープ撮 白骨温泉は着色されていた!」で、温泉偽装問題を告発。のちに大手メディアが後追い。この報道により、2005年の『編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞』を受賞した。 2006年11月17日号「受動喫煙は子供の発がん率を低下させる」との特集記事を掲載したが、その論拠が問題論文であったことから、2006年12月9日号の週刊現代において「誤報」との批判が行われている。詳細はエンストローム論文を参照。 2006年12月22日号に「本間正明税調会長 『愛人と官舎同棲』をスクープ撮」を掲載。現職の政府税制調査会長を辞任に追い込んだ。 2012年1月1・6日号からスタートした佐野眞一による連載「化城の人 池田大作と創価学会の80年」(同年6月に第1部が終了し、その後連載休止中)について、当時の東京都副知事・猪瀬直樹のTwitter(「量が多すぎてツイッター向きでない、苦笑。」)をきっかけに、佐野の盗用・剽窃疑惑が持ち挙がった。ガジェット通信による検証記事は、同連載の第1回で、よりによって「敵方」ともいうべき潮出版社のフォトエッセイ集『創価教育の源流 牧口常三郎』から10ヵ所もの盗用があったとしている。 2012年8月17・24日合併号において、大阪維新の会が次期衆院選での候補者養成目的で作成している「維新政治塾」の全塾生888名分の名簿(氏名・職業・性別・年齢など)が流出・掲載された。これに関して代表・橋下徹は塾生向けに謝罪。名簿は維新の会の限られた人物しか閲覧できず、流出は内部の人間が行なったことと見て、大阪維新の会で調査が進められた。他のマスメディアが、橋下徹に対して「被害届は出さないのか」との質問には「罪名が見当たらない」と答え、被害届は出さなかった。 2015年5月29日号(2015年5月18日発売)にて、「 〈政権中枢大激震〉菅官房長官に流れた「日歯連マネー」3,000万円重大疑惑スッパ抜く」の記事と同一ページに、日本財団が出稿した日本歯科医師会協賛TOOTH FAIRYプロジェクトの広告を掲載、電通及び小学館が謝罪することとなった。 2019年9月13日号で『韓国なんかいらない!厄介な隣人にさようなら。』という見出しを掲載した。この記事は強い反発を受け、内田樹、有田芳生などはポストのみならず、小学館との断絶を表明した。ただしポスト自身は、その後も韓国政府批判を継続している。
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