ロサンゼルス級原子力潜水艦
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ロサンゼルス級原子力潜水艦 | |
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水上航走中の「ノーフォーク」
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基本情報 | |
艦種 | 攻撃型原子力潜水艦(SSN) |
命名基準 | 都市名 |
建造所 | |
建造期間 | 1972年 - 1995年 |
就役期間 | 1976年 - 就役中 |
前級 | スタージョン級 |
次級 | シーウルフ級 |
要目 | |
#諸元表を参照 |
ロサンゼルス級原子力潜水艦(ロサンゼルスきゅうげんしりょくせんすいかん、英語: Los Angeles-class submarine)は、アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦。
改同型艦を含めると62隻が建造された。これは、原潜史上、単一のクラスとして最大の配備数および最長の建造期間の記録である。
概要
ロサンゼルス級は、優秀な性能と優れた量産性を両立させることで、1970年代以降のアメリカ海軍 攻撃型原子力潜水艦戦力の基幹を構成した。また、トマホーク武器システムおよびVLSの装備により、潜水艦に対地火力投射(シー・ストライク)という新しい任務を付与したことで、潜水艦戦略に新しい側面を切り開くことにもなった。
本級は、新世代のソ連原子力潜水艦に対抗するため、従来よりアメリカ海軍が整備してきた攻撃型原子力潜水艦に拘泥せず、意欲的な設計を採用している。適切なトレードオフにより、従来よりもはるかに優れた静粛性と速力[注 1]を実現し、これに統合ソナー・システムとデジタル化された水中攻撃指揮装置、そして新型のMk 48 魚雷およびサブ・ハープーン対艦ミサイルを組み合わせることにより、本級は、極めて卓越した戦闘能力を有するようになっている。その一方で、潜行可能深度は以前の3/4程度となり、氷海での活動能力は大幅に制限され、居住性は低く、また、将来発展余裕も限定的となった。
本級は、その優れた性能を買われて、当時進められていたソ連海軍潜水艦戦力の増強に対抗するため、1972年-1995年の23年間にわたって、実に62隻もの多数が建造された。このように、建造が長期にわたったことから、本級は、段階的な改良を施されつつ建造されている。公式には、SSN-688-718のフライトI、719-725、750のフライトII、751-773のフライトIII の3ブロックに分けられる。識別点としては、フライトIIについてはトマホーク 巡航ミサイル用VLSの追加、フライトIIIについては潜舵の移設(セイル側面から艦首(引込み式)がある。なお、このように大きく艦容が変化したことから、フライトIII は改ロサンゼルス級と呼ばれる。
来歴
原潜の登場と静粛性の強化
1954年9月、アメリカ海軍は世界初の原子力潜水艦である「ノーチラス」を竣工させた[1][2]。同艦の初期の試験において、既に原子力機関が潜水艦に多大な恩恵をもたらすことが明確になっており、1955年9月、海軍作戦部長アーレイ・バーク大将は、以後に建造する全ての潜水艦に原子力機関を搭載する方針を示した[1][2]。1955・56年度計画では、「ノーチラス」を基にタング級と同程度の大きさに縮小する形で量産型原潜4隻が建造され、スケート級となった[1]。また1956年度計画からはスキップジャック級の建造も開始されたが、同級は実験潜水艦「アルバコア」で既にその優位性が実証されていた涙滴型船型を採用したことで、30ノットを超える速度を達成した初の量産潜水艦となった[3]。
しかしこれらの初期の原潜は、原子力機関によって航続力・速力を大幅に向上させた一方で、原子力機関から発生する騒音への対策が不十分であり、静粛性には問題があった[3][4]。第二次世界大戦中の水中高速型潜水艦の登場を受けて、大戦後のアメリカ海軍では潜水艦による対潜戦を重視するようになっており、ソナー性能の確保のため自艦の静粛化が求められていたことから[5]、アーレイ・バーク大将の諮問に応えて米国科学アカデミーが1956年12月に提出したノブスカ報告書では、「原子力機関は、静粛化できない限り、真の潜水艦にとって最適な推進システムとは限らない」と述べられた[3]。
この問題に対し、1957年度計画から建造を開始したスレッシャー級では、機関の各種装置を架台に乗せて振動の伝播を防ぐなどの雑音低減策が講じられ、続くスタージョン級でも踏襲された[3][4]。この結果、先行するアメリカ潜水艦はもちろん、同時期にソ連海軍が運用していたホテル型SSBNやエコー型SSGN、そしてノヴェンバー型SSNに対して、決定的な音響的優位を確立した[3][4]。しかし一方で、このように雑音低減策を講じるためには容積が必要であり、結果として速度と静粛性の間にトレードオフが生じた[3][4]。動力源として同じS5Wを搭載し続けて出力が向上されなかったこともあり、水中速力は、スキップジャック級では29ノットであったのに対し、スレッシャー級では28ノット、スタージョン級では25ノットへと低下した[6][2]。
機動部隊に随伴できる原潜
スレッシャー級の設計が進んでいた1957年2月の時点で、大西洋艦隊および太平洋艦隊潜水艦部隊(SubLantおよびSubPac)は、機動部隊に随伴できるよう30ノット以上の速力が必要であると主張していた[4]。そしてソ連海軍が高速SSNによる空母戦闘群への攻撃作戦を企図しているという情報が1962年から1963年にかけてもたらされたことで、この必要性が本格的に取り上げられることになった[7][2]。1968年1月には、サンフランシスコからベトナムへ向かう原子力空母「エンタープライズ」戦闘群がソ連海軍のノヴェンバー型SSNに追尾されるという事件が発生し、ソ連が実際にSSNをアメリカの空母戦闘群に差し向け始めていることが示されたとともに、ソ連のSSNが従来の想定よりも高速であることも判明した[2][8]。
アメリカ海軍では、既に1960年代後半より、スタージョン級の後継艦を開発するためのCONFORM(concept formulation[9])研究を開始しており、ロバート・マクナマラ国防長官の方針に基づく研究開発および比較検討が進められていた[4]。しかし、「ノーチラス」以降のアメリカ海軍原子力潜水艦戦力の整備に携わってきたハイマン・G・リッコーヴァー中将は、かねてより、CONFORM研究は過度に官僚的で鈍重であると考えており[4]、「エンタープライズ」の事件を契機として、より早期に新型潜水艦を配備するよう議会に働きかけた[9][注 2]。
リッコーヴァー中将は、1963年より水上戦闘艦用のD1G・D2G原子炉を基にした潜水艦用の原子炉の開発を推進しており、1968年6月には、海軍は正式にD1G搭載潜水艦を「技術的に実現可能であり、実効性・信頼性・運用性において早期に提供可能と確信できる」と表明した[7]。この頃には、CONFORM研究を監督していた国防長官府(OSD)も、高速力を発揮できる潜水艦を早期に配備することの必要性を認識しており、1968年7月1日、1970年度計画においてD1G搭載潜水艦を建造することが承認されて、これがロサンゼルス級潜水艦となった[7]。その後、1969年のニクソン政権の成立とともに、CONFORM研究は打ち切られた[7]。
設計
船体

上記の経緯より、本級はS6G(D2Gの潜水艦仕様)原子炉の搭載が要求されたこともあって、スタージョン級よりも大型の艦となった[10]。長い内殻部分の前後にバラストタンクを配置するというレイアウトであり[11]、船体は細長く、L/B比は10.9と、大日本帝国海軍の重巡洋艦と同等以上の値になった[12]。なお1979年にはコスト削減を狙って艦首部の再設計が行われたが、この新しい艦首部にはトマホーク巡航ミサイル用のVLSを容易に追加できることが判明し、32番艦「プロビデンス」以降はVLSが搭載されるようになった[13]。
耐圧殻はHY-100高張力鋼で製作される予定だったが、結局は従来通りのHY-80となった[10]。「オールバニ」および「トペカ」は、シーウルフ級のためのテストベッドとして一部セクションをHY-100製としたが、このセクションの建造の際には、後にシーウルフ級の建造の際に問題になったような溶接面の問題は生じなかった[10]。
抵抗減少のため、セイルはスタージョン級よりも小型化されており、潜望鏡や通信アンテナなどを設置できるスペースが減少したため、並列配置など様々な工夫が行われた[12]。またセイルを小型化した結果、セイル・プレーンとして設置されている前舵を90度旋回させるだけの高さがなくなったため、海氷を破って浮上する際に前舵を損傷するおそれが生じ、北極圏での行動に制約を受けることとなった[12]。後に、ソ連近海の聖域への進入能力が重視されるようになったのを受けて、改型では前舵を船体装備とすることで解決を図った[2][12]。またセイルの機械的強度も強化されているほか、ソ連近海への進入を想定し、敵のアクティブ・ソナーへの対策として吸音タイルも設置された[14]。なお後舵については、設計の初期段階ではX字型配置とすることが検討されていたが、1969年秋に信頼性を確保できないと判断されて、従来型配置となった[15]。
本級は当初、250トンのマージンがあった[16]。13番艦「ダラス」(SSN-700)では武器管制システムをMk.117、ソナーをBQQ-5Bに更新した結果、マージンは200トンに減少した[16]。29番艦「ソルトレイクシティ」(SSN-716)ではソナーをBQQ-5Cに更新し、マージンは165トンに減少した[16]。32番艦「プロビデンス」(SSN-719)では上記の通りVLSを搭載し、マージンは75トンに減少した[16]。改ロサンゼルス級ではマージンはわずか30トンになり、機関を改良した60番艦「コロンビア」でマージンはほぼ消失、最後の2隻では皆無になったといわれる[16]。
なお1995年から1996年にかけて、本級のうち5隻に対し、特殊作戦用のドライデッキ・シェルター(DDS)の運用能力が付与された[12]。
機関
本級は、水上戦闘艦用のD2Gを基に潜水艦用に改良したS6Gを動力源として搭載し、32ノットの速力を発揮した[17]。「ナーワル」における自然循環型原子炉の成果を一部採用し、循環ポンプの小形化・発生音減少を図った[17]。当初、炉心(核燃料)交換寿命は10-13年とされていたが[17]、フライト2以降の原子炉では、艦の退役まで燃料交換を必要としない新しい炉心(D2W)が採用された[14]。
原子炉の設計改訂のほか、減速歯車装置の歯切り精度の向上も騒音発生低減に貢献したとされる[17]。また57番艦以降は更に騒音低減策が強化されたほか、同艦では、シーウルフ級に向けて開発されていたポンプジェット推進器が試験導入された[13]。
装備
C4ISTAR
ソナー
ソナーとしては、デジタル化されたAN/BQQ-5が搭載された[7]。これは本級起工前の1969年から1971年にかけてのフィジビリティスタディを経て、1973年2月に量産化が承認され、スタージョン級の最後の3隻で既に搭載されていたものであった[18]。BQQ-5は、直径15フィート (4.6 m)の球形アレイを中核として、その艦首側下方のAN/BQS-13アレイと、信号処理を担うAN/UYK-7コンピュータによって構成されている[19]。
BQQ-5ソナーは、開発の初期段階から曳航アレイの統合も企図しており、1973年より早速統合作業が開始された[18]。まずTB-16曳航アレイが導入されたのち[注 3]、1989年5月に運用承認を受けたBQQ-5Dでは、細経化されたTB-23曳航アレイが追加されたほかDIFAR信号処理装置も新型化されており、-5D(V)1が本級向けのバージョンとなった[18]。続くBQQ-5Eでは、TB-23に換わってTB-29曳航アレイが採用され、-5E(V)3が本級向けのバージョンとなった[18]。また1997年に「オーガスタ」が改修されたのを端緒として[10]、信号処理装置の商用オフザシェルフ(COTS)化を主眼とする近代化改修が行われており、当初はA-RCI(Acoustic Rapid COTS Insertion)と称されていたが、後にBQQ-10と称されるようになった[21]。
1987年より、「オーガスタ」では船体に装備する平面アレイ(Wide Aperture Array, WAA)の試験が行われ、他の艦へのレトロフィットも検討されたものの、容積・重量面の問題から断念された[13]。その後、セイル側面に設置するタイプの軽量・安価な平面アレイ(Low-cost conformal arrays, LCCA)の搭載が進められている[2][21]。
情報処理装置
武器管制システムとしては、当初は、従来のMk.113を基に電子計算機をAN/UYK-7に変更した改良型であるMod.10が搭載されていた[15]。これは従来のモデルよりも強力な目標運動解析 (TMA) 能力を備えていた一方で、ソナーのパッシブ捜索能力が向上すると、目標情報の処理能力不足などが顕在化していった[15][22]。1973年度計画からは更なる発展型の開発が開始され、Mk.117として「ダラス」以降の艦に搭載されたほか、これ以前に建造された艦にも後にバックフィットされた[22]。その後、トマホーク巡航ミサイルの運用に対応して、Mk.117はCCS Mk.1(Combat Control System)に発展したが[15]、この際にサブロックの運用能力は削除された[22]。
Mk.117の性能は、従来の武器管制システムよりも格段に向上していたものの、海軍は、更にソナーなどとのシステムインテグレーションを進めた戦闘システムを構想していた[22]。1980年4月17日には、SUBACS(SUBmarine Advanced Combat System)の要求事項が提示され、1983年3月にIBMが受注した[22]。これによって開発されたのがBSY-1で、改ロサンゼルス級で搭載されたが、フル構成での搭載は5番艦「マイアミ」が最初となった[22]。
一方、1988年にはレイセオンに対し、BSY-1搭載艦への搭載も視野に、CCS Mk.1の後継機の開発が発注された[22]。これによって開発されたのがCCS Mk.2であり、Mod.0がVLS非搭載艦、Mod.1がVLS搭載艦向けのモデルとなった[22]。CCS Mk.2の開発の際には、シーウルフ級向けのBSY-2のソフトウェア資産が活用されており[22]、単なるCCS Mk.1の後継機というよりは、BSY-2と同様の機能を安価に実現する戦闘システムと位置づけられた[23]。このためもあり、後にはAN/BYG-1と称されるようになった[23]。
電波・光波機器
潜望鏡については新型の「タイプ18」を導入し、高倍率時の倍率を従来の8倍から18倍に向上させた[15]。これを開発したコルモルゲン社は、潜望鏡のフェイスプレートを外さずにカメラを使用できる機能を売りにしていたが、これはテレビカメラの普及につながり、ペレヴィズと呼ばれるシステムによって、その映像は潜水艦全体に配信・記録されるようになった[15]。高倍率化により、潜水艦は探知範囲内に接近することなく目標を観察できるようになった[15]。
本級ではセイルを小型化した結果、スタージョン級では6本あったマストが4本に減らされた[15]。これに伴う捜索能力の低下を補うため、超小型化された電波探知装置(ESM)が導入された[15]。BRD-7方向探知装置およびWLR-8(V)・WLR-9・WLR-12電波探知装置が搭載されている[10][24]。また対水上捜索レーダーとしてBPS-15Hが搭載されている[10][24]。
武器システム
魚雷発射管

本級は、従来のアメリカ海軍攻撃潜水艦と同様、4門のMk 67 533mm水圧式魚雷発射管を備えているが[14]、設置位置はスタージョン級よりは艦首側に移動した[12]。これらは、Mk 48 ADCAP魚雷、サブロック対潜ミサイル、ハープーン対艦ミサイル、トマホーク巡航ミサイル、各種機雷を射出することができる。弾薬庫の容量は、533mm魚雷に換算して22基分であり、また、発射管内に4基を搭載できることから、合計兵装搭載数は26基となる。なお、機雷は、533mm魚雷1基分のスペースに2基を収容することができる。
魚雷発射管4門という搭載数は、アメリカ海軍の攻撃型潜水艦としては標準的な搭載数であるが、巡航ミサイルを使用する場合、魚雷発射管のうち1本には自衛用の魚雷を装填しておくのが標準的な手順であるため、同時に投射できるミサイルが3発に限られることが問題視された[13]。このことから、本級は、のちにミサイル専用の垂直発射装置を搭載することとなった[13]。
ミサイル垂直発射装置

上記の経緯により、ロサンゼルス級のフライトII以降は、ミサイル発射用の垂直発射装置(VLS)を12セル[注 4]搭載しており、これにより、対水上・対地火力投射能力は大幅に強化されることとなった[14]。
この垂直発射装置からは、TLAM(トマホーク対地ミサイル)、TASM(トマホーク対艦ミサイル)を運用することができるが、対艦兵器としてはMk 48 ADCAP 魚雷が主用されており、またTASMの搭載が中止された現在、これは事実上TLAM専用の発射装置となっている。
諸元表
ロサンゼルス級 | 改ロサンゼルス級 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
688 - 699 | 700 - 715 | 716 - 718 | 719 - 750 | 751 - 770 | 771 - 773 | |
基準排水量 | 6,080トン[10] | 6,130トン[10] | 6,150トン[10] | 6,255トン[10] | 6,300トン[24] | 6,330トン[24] |
水中排水量 | 6,927トン[10] | 6,977トン[10] | 7,012トン[10] | 7,120トン[10] | 7,147トン[24] | 7,177トン[24] |
全長 | 109.7 m[10][24] | |||||
幅 | 10.1 m[10][24] | |||||
喫水 | 10.1 m[10][24] | |||||
原子炉 | S6G加圧水型原子炉×1基[10][24] | |||||
主機 | 蒸気タービン×2基[10][24] | |||||
出力 | 30,000軸馬力[10][24] | |||||
推進器 | スクリュープロペラ×1軸[10][24] ※SSN-768のみポンプジェット方式[26] |
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速力 | 15ノット (浮上時) / 33ノット (潜航時)[10][24] | |||||
乗員 | 士官15人+曹士127人 | |||||
兵装 | Mk.67 533mm魚雷発射管×4門 (魚雷・ミサイル×25発搭載可能) |
|||||
- | ミサイルVLS×12セル | |||||
ソナー | AN/BQQ-5 (順次にバージョンアップ) | |||||
TB-16 | ||||||
- | TB-23→TB-29 |
比較表
バージニア級 | シーウルフ級 | ロサンゼルス級 | リプスコム | ナーワル | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Block V - | Block I - IV | 準同型 | 1,2番艦 | フライトII/III | フライトI | ||||
船体 | 水上排水量 | 不明 | 7,568 t | 7,460 t | 6,255 t - 6,330 t | 6,080 t - 6,165 t | 5,813 t | 4,450 t | |
水中排水量 | 10,400 t | 7,800 t | 12,139 t | 9,150 t | 7,102 t - 7,177 t | 6,927 t - 7,012 t | 6,480 t | 5,350 t | |
全長 | 140,4 m | 114.8 m | 138 m | 107.6 m | 109.73 m | 111 m | 95.91 m | ||
全幅 | 不明 | 10.4 m | 12.2 m | 10.1 m | 9.8 m | 11.46 m | |||
吃水 | 不明 | 9.3 m | 10.9 m | 10.67 m | 9.75 m | 9.8m | 不明 | 8.8 m | |
主機 | 機関 | 原子炉+蒸気タービン | |||||||
方式 | GT | TE | GT | ||||||
原子炉 | GE S9G | WEC S6W | GE S6G | WEC S5W | GE S5G | ||||
出力 | 40,000 shp | 45,000 shp | 30,000 shp | 12,500 shp | 17,000 shp | ||||
水中速力 | 不明 | 推定34 kt | 25 kt | 35 kt | 31 kt | 23 kt | 25 kt | ||
兵装 | 水雷 | 533mm魚雷発射管×4門 | 660mm魚雷発射管×8門 | 533mm魚雷発射管×4門 | |||||
ミサイル | VLS×40セル | VLS×12セル | ― | VLS×12セル | ― | ||||
同型艦数 | 推定38隻 | 28隻予定 | 1隻 | 2隻 | 31隻 | 31隻 (退役) |
1隻 (退役) |
1隻 (退役) |
スタージョン級 |
タリビー | スレッシャー級/ パーミット級 |
ハリバット | トライトン | スキップジャック級 | スケート級 | シーウルフ | ノーチラス | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
長船体型 | 短船体型 | ||||||||||
船体 | 水上排水量 | 4,460 t | 4,250 t | 2,316 t | 3,705 t | 3,655 t | 5,800 t | 3,070 t | 2,550 t | 3,260 t | 2,980 t |
水中排水量 | 4,960 t[注 5] | 4,780 t | 2,607 t | 4,311 t | 5,000 t | 7,900 t | 3,500 t | 2,848 t | 4,110 t | 3,520 t | |
全長 | 92.1 m[注 5] | 89.1 m | 83.2 m | 84.9 m | 106.7 m | 136.5 m | 76.7 m | 81.6 m | 102.9 m | 97.5 m | |
全幅 | 9.7 m | 7.2 m | 9.7 m | 8.8 m | 11.3 m | 9.6 m | 7.6 m | 8.4 m | 8.5 m | ||
吃水 | 9.1 m[注 5] | 7.4 m | 6.4m | 7.7 m | 8.5 m | 7.2 m | 7.7 m | 6.3 m | 6.7 m | 7.9 m | |
主機 | 機関 | 原子炉+蒸気タービン | |||||||||
方式 | GT | TE | GT | ||||||||
原子炉 | WEC S5W | CE S2C | WEC S5W | WEC S3W | GE S4G | WEC S5W | WEC S3W | GE S2G[注 6] | WEC S2W | ||
出力 | 15,000 shp | 2,500shp | 15,000 shp | 7,300 shp | 45,000 shp | 15,000 shp | 6,600 shp | 15,000 shp | |||
水中速力 | 25 kt[注 5] | 25 kt | 14.8 kt | 28 kt | 20 kt以上 | 27 kt | 29 kt | 18 kt | 19 kt | 23.3 kt | |
兵装 | 水雷 | 533mm魚雷発射管×4門 | 533mm魚雷発射管×6門 | ||||||||
ミサイル | ― | レギュラス発射機×1基 | ― | ||||||||
同型艦数 | 9隻 (退役) |
28隻 (退役) |
1隻 (退役) |
14隻 (退役) |
1隻 (退役) |
1隻 (退役) |
6隻 (退役) |
4隻 (退役) |
1隻 (退役) |
1隻 (退役) |
同型艦
VLS 非装備艦
フライト | 艦番号 | 艦名 | 建造所 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
I | SSN-688 | ロサンゼルス USS Los Angeles |
NNS | 1972年 1月8日 |
1974年 4月6日 |
1976年 11月13日 |
2010年 1月23日 |
|
SSN-689 | バトンルージュ USS Baton Rouge |
1972年 11月18日 |
1975年 4月26日 |
1977年 6月25日 |
1995年 1月13日 |
|||
SSN-690 | フィラデルフィア USS Philadelphia |
GDEB | 1972年 8月12日 |
1974年 10月19日 |
1977年 6月25日 |
2010年 6月25日 |
||
SSN-691 | メンフィス USS Memphis |
NNS | 1973年 6月23日 |
1976年 4月3日 |
1977年 12月17日 |
2011年 4月1日 |
||
SSN-692 | オマハ USS Omaha |
GDEB | 1973年 1月27日 |
1976年 2月21日 |
1978年 3月11日 |
1995年 10月5日 |
||
SSN-693 | シンシナティ USS Cincinnati |
NNS | 1974年 4月6日 |
1977年 2月19日 |
1978年 6月10日 |
1996年 7月29日 |
||
SSN-694 | グロトン USS Groton |
1973年 8月3日 |
1976年 10月9日 |
1978年 7月8日 |
1997年 11月7日 |
|||
SSN-695 | バーミングハム USS Birmingham |
1975年 4月26日 |
1977年 10月29日 |
1978年 12月16日 |
1997年 12月22日 |
|||
SSN-696 | ニューヨークシティ USS New York City |
GDEB | 1973年 12月15日 |
1977年 6月18日 |
1979年 3月3日 |
1997年 4月30日 |
||
SSN-697 | インディアナポリス USS Indianapolis |
1974年 10月19日 |
1977年 7月30日 |
1980年 1月5日 |
1998年 12月22日 |
|||
SSN-698 | ブレマートン USS Bremerton |
1976年 5月8日 |
1978年 7月22日 |
1981年 3月28日 |
2018年 7月9日 |
|||
SSN-699 | ジャクソンビル USS Jacksonville |
1976年 2月21日 |
1978年 11月18日 |
1981年 5月16日 |
2018年 5月1日 |
|||
SSN-700 | ダラス USS Dallas |
1976年 10月9日 |
1979年 4月28日 |
1981年 7月18日 |
2018年 4月4日 |
|||
SSN-701 | ラホーヤ USS La Jolla |
1976年 10月16日 |
1979年 8月11日 |
1981年 9月30日 |
2019年 11月15日 |
係留訓練艦に 艦種変更 |
||
SSN-702 | フェニックス USS Phoenix |
1977年 7月30日 |
1979年 12月8日 |
1981年 12月19日 |
1998年 7月29日 |
|||
SSN-703 | ボストン USS Boston |
1978年 8月11日 |
1980年 4月19日 |
1982年 1月30日 |
1999年 11月19日 |
|||
SSN-704 | ボルチモア USS Baltimore |
1979年 5月21日 |
1980年 12月13日 |
1982年 7月24日 |
1998年 7月10日 |
|||
SSN-705 | シティ・オブ・コーパスクリスティ USS City of Corpus Christi |
1979年 9月4日 |
1981年 4月25日 |
1983年 1月8日 |
2016年 5月30日 |
|||
SSN-706 | アルバカーキ USS Albuquerque |
1979年 12月27日 |
1982年 3月13日 |
1983年 5月21日 |
2017年 2月27日 |
|||
SSN-707 | ポーツマス USS Portsmouth |
1980年 5月8日 |
1982年 9月18日 |
1983年 10月1日 |
2004年 9月10日 |
|||
SSN-708 | ミネアポリス・セントポール USS Minneapolis-Saint Paul |
1981年 1月20日 |
1983年 3月19日 |
1984年 3月10日 |
2008年 8月28日 |
|||
SSN-709 | ハイマン・G・リッコーヴァー USS Hyman G. Rickover |
1981年 7月24日 |
1983年 8月27日 |
1984年 7月21日 |
2007年 3月1日 |
|||
SSN-710 | オーガスタ USS Augusta |
1982年 4月1日 |
1984年 1月21日 |
1985年 1月19日 |
2009年 2月11日 |
|||
SSN-711 | サンフランシスコ USS San Francisco |
NNS | 1977年 5月26日 |
1979年 10月27日 |
1981年 4月24日 |
2017年 5月11日 |
係留訓練艦に 艦種変更 |
|
SSN-712 | アトランタ USS Atlanta |
1978年 8月17日 |
1980年 8月16日 |
1982年 3月6日 |
1999年 12月16日 |
|||
SSN-713 | ヒューストン USS Houston |
1979年 1月29日 |
1981年 3月21日 |
1982年 9月25日 |
2016年 8月26日 |
|||
SSN-714 | ノーフォーク USS Norfolk |
1979年 8月1日 |
1981年 10月31日 |
1983年 5月21日 |
2014年 12月11日 |
|||
SSN-715 | バッファロー USS Buffalo |
1980年 1月25日 |
1982年 5月8日 |
1983年 11月5日 |
2019年 1月30日 |
|||
SSN-716 | ソルトレイクシティ USS Salt Lake City |
1980年 8月26日 |
1982年 10月16日 |
1984年 5月12日 |
2006年 1月15日 |
|||
SSN-717 | オリンピア USS Olympia |
1981年 3月31日 |
1983年 4月30日 |
1984年 11月17日 |
2021年 2月5日 |
|||
SSN-718 | ホノルル USS Honolulu |
1981年 11月10日 |
1983年 9月24日 |
1985年 7月6日 |
2007年 11月2日 |
VLS 装備艦
フライト | 艦番号 | 艦名 | 建造所 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | 母港 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
II | SSN-719 | プロビデンス USS Providence |
GDEB | 1982年 10月14日 |
1984年 8月4日 |
1985年 7月27日 |
2022年 8月22日 |
- |
SSN-720 | ピッツバーグ USS Pittsburgh |
1983年 4月15日 |
1984年 12月8日 |
1985年 11月23日 |
2020年 4月15日 |
|||
SSN-721 | シカゴ USS Chicago |
NNS | 1983年 1月5日 |
1984年 10月13日 |
1986年 10月27日 |
2023年 7月21日 |
||
SSN-722 | キーウェスト USS Key West |
1983年 7月6日 |
1985年 7月20日 |
1987年 9月12日 |
2023年 9月21日 |
|||
SSN-723 | オクラホマシティ USS Oklahoma City |
1984年 1月4日 |
1985年 11月2日 |
1988年 7月9日 |
2022年 9月9日 |
|||
SSN-724 | ルイビル USS Louisville |
GDEB | 1984年 9月24日 |
1985年 12月14日 |
1986年 11月8日 |
2021年 3月9日 |
||
SSN-725 | ヘレナ USS Helena |
1985年 3月28日 |
1986年 6月28日 |
1987年 7月11日 |
2025年 7月25日[27] |
|||
SSN-750 | ニューポートニューズ USS Newport News |
NNS | 1984年 3月3日 |
1986年 3月15日 |
1989年 6月3日 |
2026年予定 | バージニア州 ノーフォーク海軍基地 |
|
III | SSN-751 | サンフアン USS San Juan |
GDEB | 1985年 8月9日 |
1986年 12月6日 |
1988年 8月6日 |
2024年予定 | コネチカット州 ニューロンドン海軍潜水艦基地 |
SSN-752 | パサデナ USS Pasadena |
1985年 12月20日 |
1987年 9月12日 |
1989年 2月11日 |
2025年予定 | カリフォルニア州 サンディエゴ海軍基地 |
||
SSN-753 | オールバニ USS Albany |
NNS | 1985年 4月22日 |
1987年 6月13日 |
1990年 4月7日 |
バージニア州 ノーフォーク海軍基地 |
||
SSN-754 | トピカ USS Topeka |
GDEB | 1986年 5月13日 |
1988年 1月23日 |
1989年 10月21日 |
2024年予定 | ハワイ州 パールハーバー海軍基地 |
|
SSN-755 | マイアミ USS Miami |
1986年 10月24日 |
1988年 11月12日 |
1990年 6月30日 |
2014年 3月28日 |
- | ||
SSN-756 | スクラントン USS Scranton |
NNS | 1986年 8月29日 |
1989年 7月3日 |
1991年 1月26日 |
2026年予定 | バージニア州 ノーフォーク海軍基地 |
|
SSN-757 | アレクサンドリア USS Alexandria |
GDEB | 1987年 6月19日 |
1990年 6月23日 |
1991年 6月29日 |
コネチカット州 ニューロンドン海軍潜水艦基地 |
||
SSN-758 | アッシュビル USS Asheville |
NNS | 1987年 1月9日 |
1990年 2月24日 |
1991年 9月28日 |
グアム アプラ港 |
||
SSN-759 | ジェファーソンシティ USS Jefferson City |
1987年 9月21日 |
1990年 8月17日 |
1992年 2月29日 |
ハワイ州 パールハーバー海軍基地 |
|||
SSN-760 | アナポリス USS Annapolis |
GDEB | 1988年 6月15日 |
1991年 5月18日 |
1992年 4月11日 |
2027年予定 | コネチカット州 ニューロンドン海軍潜水艦基地 |
|
SSN-761 | スプリングフィールド USS Springfield |
1990年 1月29日 |
1992年 1月4日 |
1993年 1月9日 |
ハワイ州 パールハーバー海軍基地 |
|||
SSN-762 | コロンバス USS Columbus |
1991年 1月9日 |
1992年 8月1日 |
1993年 7月24日 |
||||
SSN-763 | サンタフェ USS Santa Fe |
1991年 7月9日 |
1992年 12月12日 |
1994年 1月8日 |
||||
SSN-764 | ボイシ USS Boise |
NNS | 1988年 8月25日 |
1991年 3月23日 |
1992年 11月7日 |
バージニア州 ノーフォーク海軍基地 |
||
SSN-765 | モントピリア USS Montpelier |
1989年 5月19日 |
1991年 8月23日 |
1993年 3月13日 |
||||
SSN-766 | シャーロット USS Charlotte |
1990年 8月17日 |
1992年 10月3日 |
1994年 9月16日 |
ハワイ州 パールハーバー海軍基地 |
|||
SSN-767 | ハンプトン USS Hampton |
1990年 3月2日 |
1992年 4月3日 |
1993年 11月16日 |
カリフォルニア州 サンディエゴ海軍基地 |
|||
SSN-768 | ハートフォード USS Hartford |
GDEB | 1992年 2月22日 |
1993年 12月4日 |
1994年 12月10日 |
コネチカット州 ニューロンドン海軍潜水艦基地 |
||
SSN-769 | トレド USS Toledo |
NNS | 1991年 5月6日 |
1993年 8月28日 |
1995年 2月24日 |
|||
SSN-770 | ツーソン USS Tucson |
1991年 8月15日 |
1994年 3月20日 |
1995年 8月18日 |
ハワイ州 パールハーバー海軍基地 |
|||
SSN-771 | コロンビア USS Columbia |
GDEB | 1993年 4月21日 |
1994年 9月24日 |
1995年 10月9日 |
|||
SSN-772 | グリーンビル USS Greeneville |
NNS | 1992年 2月28日 |
1994年 9月17日 |
1996年 2月16日 |
|||
SSN-773 | シャイアン USS Cheyenne |
1992年 7月6日 |
1995年 4月16日 |
1996年 9月13日 |
登場作品
映画・テレビドラマ
- 『スターゲイト SG-1』
- 「ダラス」が登場。レプリケーターに乗っ取られたロシア潜水艦を撃沈した。
- 『ターミネーター4』
- 架空艦「ウィルミントン」が登場。スカイネットが起こした世界規模の核戦争「審判の日」を生き延び、スカイネット率いる機械軍に対抗する人類抵抗軍の司令部として活用される。機械軍に位置を悟られないよう味方にも位置を隠しているが、劇中終盤、罠によって位置を突き止めた機械軍の攻撃を受けて撃沈された。
- 映画本編で艦名や艦級は明かされておらず、小説版や外伝小説(日本未発売作品含む)などで明かされるに留まっており、映画中での外見も実際のロサンゼルス級と異なる。小説版では、同艦が改良されたロサンゼルス級であることや、電子機器の多くが寄せ集めの部品を組み立てた一時しのぎ品になっていることも語られている。
- 『ミッドナイト・イーグル』
- 架空艦「セント・バージニア」が登場。日本国政府からの要請を受けて、核爆弾を起爆させようとする某国工作員たちを殲滅するためにトマホーク 巡航ミサイルを日本アルプスに向け発射する。
- 『イン・ザ・ネイビー』
- 架空艦「オーランド」が登場。主人公らの乗るスティングレーを相手に模擬演習を行う。
- 『レッド・オクトーバーを追え!』
- 「SSN-700 ダラス」が登場。反乱逃亡の疑いのあるソ連海軍弾道ミサイル潜水艦「レッド・オクトーバー」を発見、追尾する。
アニメ・漫画
- 『沈黙の艦隊』
- 「ダラス」以下、多数の同型艦が登場。原子力潜水艦「やまと」と戦闘を行うも、撃沈されることはなかったがほとんどが航行不能にされてしまう。
- 『日本国大統領 桜坂満太郎』
- 「サンフランシスコ」が登場。
小説
- 『死都日本』
- 「ヒューストン」が登場。加久藤カルデラの大規模噴火による火山災害が日本を襲う中、海上自衛隊のゆうしお型潜水艦「もちしお」に協力し、災害に紛れて領海侵犯を行う中国海軍の漢級原子力潜水艦に対処する。
- 『超空の艦隊』
- 「ヒューストン」が登場。日本の歴史改変を阻止するためタイムゲートを潜り、空母「瑞鶴」を核魚雷で、戦艦「比叡」をトマホークで撃沈するも、海上自衛隊Z部隊との交戦の末撃沈される。
- 『大戦勃発』
- トム・クランシーの小説。中国海軍の弾道ミサイル原子力潜水艦を撃沈した。
- 『デセプション・ポイント』
- 北極圏での特殊任務を負う重要な役割を果たしている。
- 『天空の富嶽』
- 「ホノルル」以下複数の同型艦が登場。「ホノルル」ら7隻が海龍型特殊原子力潜水艦に、「オールバニ」がリュビ級原子力潜水艦「カサビアンカ」に撃沈される。
- 『ドラゴンセンターを破壊せよ』
- クライブ・カッスラーの小説。ダーク・ピットの捜索に使用された。
- 『南極点のピアピア動画』
- 艦名は出ていないものの「ロス級」として文中に登場している。
- 『フルメタル・パニック!』
- 主要登場人物の父親が生前艦長を務めており、イギリス海軍のトラファルガー級原子力潜水艦「タービュレント」との協働でソ連潜水艦を撃沈している。
- 『僕の学校の暗殺部』
- 深見真のライトノベル。第1巻に非公式コードネーム「ツイン・ピークス」とする同型艦が登場(正式な艦名は未表記だが、VLSを搭載するとの記述からフライトII以降だと分かる)。北極海で対ロシアの戦略パトロール任務に就いている中で〈いるか〉と遭遇。〈いるか〉の飛ばした思念で乗員たちが錯乱して殺し合い、錯乱前だった乗員の手で緊急浮上するも、最終的に全乗員が錯乱して殺し合いの末に死亡した。
- 『日米開戦』
- 『ミッドナイトイーグル』
- 「シカゴ」が登場。上記の映画『ミッドナイト・イーグル』の原作小説。日本アルプスに墜落した架空の米軍爆撃機B-3Aミッドナイトイーグルに近づく工作員たちを殲滅するため、日本国政府からの要請を受け、トマホーク巡航ミサイルを日本アルプスに向けて発射する。
- 『レッド・オクトーバーを追え!』
- 「ダラス」以下複数の同型艦が登場。「ダラス」は「レッド・オクトーバー」追跡にあたって中心的な役割を果たす。映画版では「ヒューストン」が「ダラス」役を務め、「ルイビル」も1シーンで「ダラス」を演じた。
- 『レッド・ストーム作戦発動』
- 「シカゴ」以下、多数の同型艦が登場。巡航ミサイルによる対地攻撃も描かれる。
ゲーム
- 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』
- プレイヤー部隊を敵の石油プラットホームに送り込む際に第6艦隊の所属艦として「ダラス」「シカゴ」が登場する。
- 『バトルフィールドシリーズ』
-
- 『BFBC2』
- マルチプレイの一部マップのデモムービーに登場する。
- 『BF3』
- キャンペーンに登場し、「ジョージ・H・W・ブッシュ」などと共に艦隊を組んで行動する。
- 『Red Storm Rising』(1988)
- 『688(I) Hunter/Killer』(1997)
- 『Sub Command』(2001年)
- 『Dangerous Waters』(2005)
- 『Cold Waters』(2017)
- 『Twilight 2000』
- 「シティ・オブ・コーパスクリスティ」が作中で第三次世界大戦後に生き残った最後の潜水艦として登場する。三本のシナリオの中で大きな役割を果たし、最後に生き残ったソ連のタイフーン級原子力潜水艦と対決する。
- 『トム・クランシーのSSN』およびそれをもとにした小説『SSN』
- 南沙諸島の近海で中国艦と交戦する。
脚注
注釈
- ^ 前任のSSN-637級と比べて、本級においては、放射雑音は15 db削減され、速力は5ノット増加した
- ^ こうした経緯から、ロサンゼルス級は長年にわたる慣例に反する命名基準が定められた。すなわち、下院において、当初反対しながらも賛成に転じた議員の地元都市名が最初の12隻へ与えられることになり、以後も都市名から命名されるようになったのである。
- ^ ただしBQQ-5への統合作業の契約が締結されたのは1982年8月のことであった[20]。
- ^ 本級搭載の垂直発射装置の形式名については、Friedman 1997ではMk 45[25]、多田 2013ではMk 32としている。
- ^ a b c d 6番艦は大規模オーバーホールと大規模改修により特殊任務艦に改装され、水中排水量7,800 t、全長122.4 m、喫水8.8 m、水中速力20 ktとなった。
- ^ 1960年以降WEC S2W
出典
- ^ a b c Friedman 2023, pp. 125–130.
- ^ a b c d e f g 羽田 2025.
- ^ a b c d e f Cote 2003, pp. 26–31.
- ^ a b c d e f g Friedman 2023, pp. 141–146.
- ^ Friedman 2023, pp. 63–66.
- ^ Friedman 2023, p. 243.
- ^ a b c d e Friedman 2023, pp. 161–166.
- ^ Tyler, Patrick E. (1986年9月20日). “The Rise and Fall Of the SSN 688”. The Washington Post
- ^ a b Tyler 1986.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v Polmar 2013, pp. 84–87.
- ^ 海人社 2018.
- ^ a b c d e f 大塚 2018, pp. 142–147.
- ^ a b c d e Friedman 2023, pp. 174–175.
- ^ a b c d 多田 2013.
- ^ a b c d e f g h i Friedman 2023, pp. 166–171.
- ^ a b c d e Friedman 2023, p. 292.
- ^ a b c d 阿部 2018.
- ^ a b c d Friedman 2023, pp. 278–279.
- ^ Friedman 1997, p. 620.
- ^ Friedman 2023, pp. 67–68.
- ^ a b Friedman 2023, pp. 215–217.
- ^ a b c d e f g h i Friedman 2023, pp. 118–120.
- ^ a b 大塚 2013.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n Polmar 2013, pp. 82–83.
- ^ Friedman 1997, p. 421.
- ^ Friedman 2023, pp. 173–175.
- ^ Gareth Havelock (2025年7月29日). “US Navy submarine Helena decommissioned after 38 years of service”. Baird Maritime. 2025年7月30日閲覧。
参考文献
- 阿部安雄「機関 (アメリカ潜水艦の技術的特徴)」『世界の艦船』第887号、海人社、190-197頁、2018年10月。 NAID 40021683818。
- 大塚好古「米潜水艦のウエポン・システム」『世界の艦船』第779号、海人社、102-107頁、2013年6月。 NAID 40019684855。
- 大塚好古(艦型図: 小林義秀)「アメリカ潜水艦史」『世界の艦船』第887号、海人社、13-167頁、2018年10月。 NAID 40021683818。
- 海人社 編「船体 (アメリカ潜水艦の技術的特徴)」『世界の艦船』第887号、海人社、184-189頁、2018年10月。 NAID 40021683818。
- 多田智彦「ロサンゼルス級SSN (特集 米原子力潜水艦の現況と今後)」『世界の艦船』第779号、海人社、98-101頁、2013年6月。 NAID 40019684850。
- 羽田梧人「アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦」『丸』、潮書房光人新社、117-127頁、2025年11月。
- Cote, Owen R. (2003), “The Third Battle - Innovation in the U.S. Navy's Silent Cold War Struggle with Soviet Submarines”, Newport Paper (Naval War College) (16)
- Friedman, Norman (1997). The Naval Institute Guide to World Naval Weapon Systems 1997-1998. Naval Institute Press. ISBN 978-1557502681
- Friedman, Norman (2023) [1994], U.S. Submarines Since 1945, An Illustrated Design History, James L. Christley (イラスト), ISBN 978-1682472446
- Polmar, Norman (2013), The Naval Institute Guide To The Ships And Aircraft Of The U.S. Fleet (19th ed.), Naval Institute Press, ISBN 978-1591146872
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