メディアと組織
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朝鮮ジャーナル(英語版)は、北朝鮮の人権状況改善のためのコミュニティを結びつける独立した非営利のウェブサイトである。 Han Voice(英語版)は、北朝鮮難民を支援するカナダに拠点を置く人権団体。 North Korea Uncovered(英語版)は、北朝鮮における何千もの建造物、記念碑、ミサイル貯蔵施設、集団墓地、秘密の労働収容所、「共和国官邸」(金氏一族の宮殿)、レストラン、観光地、主要道路を示す包括的な地図セットを提供するプロジェクト。 2000年のイギリス映画『秘密の国の子どもたち』は、北朝鮮の孤児たちの悲惨な生活に焦点をあてたドキュメンタリー映画。この映画は、強制収容所、飢饉、栄養失調など、北朝鮮の人道上の危機が多くの視覚的証拠で構成されている。2001年に封切られたこの映画について、映画評論家のアリソン・ゴーマンは「ごくわずかな人びとを支えるための公権力と公金のおそるべき濫用...を示している」と述べた。 『ソウル・トレイン(英語版)』は、中国領内を通って逃げる北朝鮮の脱北者を扱う2004年のドキュメンタリー映画である。 2008年公開の韓国映画『クロッシング』は、2002年に脱北者25人が中国当局の警備をかいくぐり、北京のスペイン大使館に駆け込んだ事件をモチーフにしており、4年間の企画・製作期間を経て公開された。家族のために薬と食糧を求め北朝鮮を去った父と、父を探しに出た11歳の息子の切ない擦れ違いを描く。脱北者問題を取り扱った映画であるため、ロケは中国、モンゴル、韓国にて秘密裏に行われた。公開後、韓国の国会でも試写が行われた。 2009年公開のドキュメンタリー映画『金正日花/キムジョンギリア』(原題:Kimjongilia)は、脱北者たちへのインタビューをもとにアメリカ合衆国のN・C・ヘイキン監督が製作した。 『キャンプ14からの脱出(英語版)』(2012年3月29日初版発行、ブレイン・ハーデン(英語版)著)は、北朝鮮の強制収容所下で生まれた子どもであった脱北者の申東赫(シン・ドンヒョク)の人生について書かれた書籍。 ドイツ・大韓民国合作の『北朝鮮強制収容所に生まれて』(原題:Camp 14: Total Control Zone)は、2012年制作のドキュメンタリー映画。強制収容所に生まれ育った脱北者で人権活動家の申東赫(シン・ドンヒョク)を描いた。 パク・ヨンミ著『生きるための選択』は、北朝鮮生まれの少女が「自由を求めての旅」について語った2015年出版の回顧録。アイルランドのダブリンで開催された「ワンヤングワールド2014サミット」での演説で知られる脱北者パク・ヨンミの回顧録には、北朝鮮での生活と脱北の経緯の詳細な説明が記されている。 日本・インドネシア合作の『トゥルーノース』は、2020年制作の3Dアニメーション映画。清水ハン栄治監督が強制収容所の実態を3Dアニメで描いた。 2021年公開の日本映画『めぐみへの誓い』は、13歳の時に北朝鮮に拉致された日本人女性横田めぐみを中心に、拉致被害者とその家族の苦悩と闘いを描いた。劇団夜想会主宰の野伏翔が演出・脚本を手がけた舞台劇「めぐみへの誓い 奪還」を、野伏自身がメガホンをとり映画化した。
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