porridge
「porridge」とは
「porridge」とは、主に穀物を水または牛乳で煮た食事のことである。オートミールや米、トウモロコシなど、さまざまな穀物を用いることができる。食材の選択や調理法は地域や文化により異なり、甘いものから塩味のものまで、その味わいも多種多様である。「porridge」の発音・読み方
「porridge」の発音は、IPA表記では /ˈpɔːrɪdʒ/ となる。カタカナで表すと「ポーリッジ」に近い。日本人が発音する際のカタカナ英語では「ポリッジ」となる。「porridge」の定義を英語で解説
A dish made by boiling ground, crushed, or chopped cereal in water, milk, or both, often sweetened or flavored with other ingredients such as sugar, cinnamon, fruits, or syrup.「porridge」の類語
「porridge」の類語としては、「gruel」、「oatmeal」、「mush」などがある。これらはいずれも似たような料理を指すが、使用する穀物や調理法、地域性などにより微妙な違いがある。「porridge」に関連する用語・表現
「porridge」に関連する用語としては、「cereal」、「grain」、「boil」、「milk」などがある。これらは「porridge」の調理過程や成分に直接関連している。「porridge」の例文
1. I usually have porridge for breakfast.(私は通常、朝食にポリッジを食べる。)2. She made porridge with oats and milk.(彼女はオートミールと牛乳でポリッジを作った。)
3. He added honey to his porridge.(彼はポリッジにハチミツを加えた。)
4. Porridge is a traditional dish in many cultures.(ポリッジは多くの文化で伝統的な料理である。)
5. The porridge was too hot to eat.(ポリッジは熱すぎて食べられなかった。)
6. She stirred the porridge to prevent it from sticking to the pot.(彼女はポリッジが鍋にくっつかないようにかき混ぜた。)
7. I prefer my porridge with a bit of salt.(私は少し塩を加えたポリッジが好きだ。)
8. The porridge was made from finely ground corn.(そのポリッジは細かく挽いたトウモロコシから作られた。)
9. He found the porridge too bland and added some spices.(彼はポリッジが味気ないと感じ、スパイスを加えた。)
10. Porridge is a good source of dietary fiber.(ポリッジは食物繊維の良い供給源である。)
ポリッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 02:04 UTC 版)

ポリッジ(英語: porridge)は、いろいろな種類の乾燥した穀物や野菜を水や牛乳でやわらかく煮た料理である[1]。
一般的には、オーツ麦(オートミール)を水や牛乳で煮たものに、フルーツやハチミツなどを加えた料理とされる[2]。古い英字綴りには「porage」もあり、こちらの綴りを採用しているポリッジ用オートミールのブランドもある[3]。
概要
オートミールとポリッジとはしばしば混同されるが、オートミールはポリッジを作る材料の代表的なものであり、オートミール以外を使用したポリッジもある[1]。広義にはアメリカ合衆国のトウモロコシを煮たもの、日本のコメを煮た粥もポリッジと呼べる[1]。
ポリッジは、イングランド、スコットランドでは朝食として親しまれている[2]。ポリッジは、ゴールデンシロップ、ハチミツ、メープルシロップ、砂糖などで甘みをつけて食べるのが主流であるが、塩をかけた塩味のポリッジを好む人もいる[4]。
アイルランドでは国民食的な人気もあり、毎年コンテストが開かれている[5]。アイルランドのコンテストには、水、塩、オートミールしか使ってはいけないというレギュレーションがあり、こだわりの混ぜ方などを競い合う[5]。スコットランドでも、「まっとうなポリッジ」とは水と塩で煮たものとの主張がある[3]。
オートミールは非常に栄養価の高い食品として知られており、全粒穀物であるためビタミン類やミネラルを豊富に含んでいる[2][4]。食物繊維も多く含み、コレステロール濃度の低下や便秘の解消にも効果的な食物であり、心臓病にかかるリスクを下げる働きがあるとも報告されている[2]。
オートミールは少量でも満腹感が得られて、腹持ちがよいため、ダイエット食品としても推奨される食品である[2]。
歴史
ブリストル大学の人類学・考古学部門の研究チームは、アウター・ヘブリディーズ諸島の海底から出土した新石器時代の陶器を化学分析し、鍋から穀物が調理されていた証拠を発見した[6]。穀物は乳製品や肉と混ぜ合わされ、茹でられていた形跡があり、ポリッジのようなものであったと推測された[6]。現代イギリス人が食べているポリッジはオート麦を使用するのが一般的であるが、この時代の古代スコットランド人は小麦のポリッジを食べていたことが分析結果から分かった[6]。
グレートブリテン島では南半分でしか小麦の栽培が行えず、小麦を精麦した小麦粉から作る「白いパン」は、何世紀にもわたって社会的地位の高さを表す象徴でもあった[1]。一般に「白いパン」が口に入るようになったのは18世紀末以降であり、アメリカ合衆国やロシア帝国から小麦や小麦粉が大量に輸入されるようになってからのことである[1]。これ、以前のグレートブリテン島ではライムギ、オーツ麦、大麦が主要穀物であり、パンもこれらの穀物から作られる黒パンであった[1]。
オートミール以外で作るポリッジ
英語圏ではよく知られる手遊び歌(童歌)に『熱いエンドウ豆のポリッジ』があるが、ここで歌われているポリッジはオートミールではなくエンドウ豆で作られる[1]。
ローラ・インガルス・ワイルダーの児童小説『大草原の小さな家』では、上記の童歌を「エンドウ豆(pease)」から「インゲン豆(bean)」と歌って遊んでいる様子が描かれている[1]。
スウェーデン

スウェーデンでもポリッジは朝食として食べられるが、クリスマスの夕食としても食される[7]。また、サンタクロース用のポリッジを用意し、戸外に供える風習がある。スウェーデンではサンタクロースは妖精のトムテと同一視されており、トムテが戸外に供えられたポリッジを食べるとされる[7]。この風習はバイキングの時代からの風習であり、サンタクロースが普及する以前は豊穣の神であるフレイへの捧げ物であった[7]。
また、ポリッジの中にアーモンドを入れておき、自分の皿に盛られたポリッジの中にアーモンドがあったら「来年、結婚する」という言い伝えもある[7]。
出典
- ^ a b c d e f g h 北野佐久子「北部の常食・オートミール」『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』二見書房、2019年。ISBN 978-4576190310。
- ^ a b c d e TK (2016年4月8日). “イギリスで人気の温かい朝食。「ポリッジ」のアレンジレシピ7選”. macaro-ni. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b マクギネス真美 (2017年11月2日). “ポリッジ Porridge”. ニュースダイジェスト UK. 英国の口福を探して. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b エリオットゆかり (2024年1月14日). “健康朝食が大人気!ポリッジ”. UK Walker. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b 樋口直哉 (2018年4月9日). “朝食にオートミール(ポリッジ)”. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b c “古代スコットランド人のオドロキの食生活! 5500年前からポリッジ食べていた!!”. 2025年3月6日閲覧。
- ^ a b c d オーサ・イェークストロム (2024年11月1日). “スウェーデンのクリスマスの夕飯はお粥(ポリッジ)。外にポリッジを置く理由は?/北欧女子オーサが見つけた日本の不思議3”. ダヴィンチ. p. 2. 2025年3月6日閲覧。
ポリッジ(粥) (porridge)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:40 UTC 版)
「オートミール」の記事における「ポリッジ(粥) (porridge)」の解説
現在では調理時間の短縮のために、押し燕麦やつぶし燕麦、その他のインスタントオートミールが、利用されることも多い。伝統的な料理法に比べると味や食感に劣る。または、オートミールにお湯を注ぎ、電子レンジで柔らかくして、お粥状にし、好みの食材でアレンジすることも行われる。
※この「ポリッジ(粥) (porridge)」の解説は、「オートミール」の解説の一部です。
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