ベルカント号編
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「ムジカ・ピッコリーノ」の記事における「ベルカント号編」の解説
シーズン6 ムジカ・アカデミーの新学期が始まり、ピッピが新入生として入学する事になった。船の待ち合わせ場所で出会ったのは、少し気の抜けたベルカント号の船長で新米ムジカ・ドクターのジュリオと、元ムジカ・ドクターで今は機関士のロッソ、そして同じく新入生のフローラ・ミラネッティというちょっとオドオドした女の子。さらに機関士助手としてアポロン5号から異動して来たルネッタも仲間に加わった。その後不思議な少年・ジャンゴとも仲良くなり、ピッピとフローラは少しずつムジカ・ドクターとして成長していく。 そんな中、ローリー司令官の元に届いた手紙により、フローラが両親に黙って家を出て船に乗っていた事が発覚。司令官はフローラに即刻船を降りるよう命じるが聞かなかったため、強行策として司令官は次の治療で彼女を参加させた場合ベルカント号を解散させると言い放つ。みんなは渋々従うも、次に出くわしたモンストロ “カルファターレ” には調査の結果フローラの歌唱力が不可欠だった。散々悩んだ末ジュリオは解散を覚悟でフローラを参加させ、治療に成功する。そして司令官の宣言通り解散宣告がベルカント号に下るが、別れの際一人歩くジュリオが偶然出くわしたモンストロ “エア・ブー” を見つけ治療にあたり出す。そこへバラバラになったはずのロッソ、ルネッタ、ピッピが集まってきた。楽器も何もないのにモンストロを治そうとする姿勢と、皆の音楽が大好きという思いに心打たれた司令官は、特例としてフローラを参加させる。そしてアカペラを使った稀に見る斬新な治療でモンストロを治したメンバーにベルカント号解散の撤回を宣告する。喜び合う仲間達だったがフローラの事は別問題のため、結局彼女は船を降りることになってしまう。しかし後日、ピッピがフローラ宛の手紙を書いていた所へ彼女から司令官の念入りな説得によりベルカント号復帰が決まったことを告げる連絡が届き、4人は大喜びでフローラを迎え入れる。そしてベルカント号の仲間たち5人の、本当の意味での出発が始まる。 シーズン7 ピッピとフローラの研修も2年目に入り、ベルカント号には新しい仲間としてシェフのマーティが加わった。6人が今年の抱負を言い合う中、ローリー司令官から緊急連絡が入る。旅人を惑わせ、モンストロを壊してしまう謎の霧「ディストミスト」が発生し、近くの街、ウインドル・チッタが今まさに巻き込まれかけていると言うのだ。ジュリオ達は慌てて現場に急行すると、そこにいたモンストロ “はっぴいぱくぱく” の治療に間一髪で成功。その後もディストミストからモンストロを守るため奔走する中、フローラはかつていなくなってしまったペットのモンストロ『ティノ』もまた巻き込まれているのではないかという焦燥にかられるも、ピッピ達の励ましにより立ち直る。 しかし、その間にもディストミストの猛威は止まらず、ついにベルカント号にも撤退命令が通達されてしまう。諦めたくないメンバーはどうするか話し合っていると、ジュリオは新聞の天気図からディストミストに覆われていない場所を発見し、そこから僅かな記憶を頼りに皆で資料室を漁って1枚の手記を見つける。それによって覆われていない場所には3つの塔が立っており、それがかつてディストミストを消滅させたことを知る。メンバーはハッチェルとジャンゴの力も借り、その場所近くにいたモンストロを治すことで塔を起動させ回って行く。そして最後の塔に明かりが点った途端、空が晴れてディストミストを消滅させることに成功。するとフローラはその中から倒れている『ティノ』を見つける。全く動かない姿にもう手遅れかと思ったが、ティノと一緒に過ごした日々と歌を思い出したフローラのハミングで起き上がり、皆の演奏で元気に飛び立っていく。ティノを見送ったメンバーはディストミスト消滅のお祝いと、出会ったモンストロ達との思い出に胸を馳せていく。 シーズン8 ベルカント号も新学期に突入し、ピッピとフローラの研修も3年目になった。ところが肝心のピッピは春休み中に起きたゴタゴタのせいでメンバーとの合流が遅れた。そんな中、ローリー司令官から皆に「ディストミスト」が晴れたことにより、古の伝説にある幻の図書館『ムジカリブロ』の目撃情報が相次いでいるという報告と、その図書館の門を開くための鍵となる5つの宝『ムジカオーブ』の収集の任務がくだる。 一方、ローリー司令官とモレッティ連絡官は、ピッピとフローラに「ムジカリブロを見つけられたらムジカドクターにする」と宣言。しかし、用意できる船は1つなのでムジカドクターになれるのもどちらか1人だという…。また、ロッソもかつての相棒ポッソからムジカドクターに戻らないかと言う手紙を受け取り、動揺し始める。 ハッチェルからムジカリブロがどんどん浮上してしまっていることを聞き、急いで残りのムジカオーブを集めたベルカント号の一行。すべて集めた途端、一本の光が差し、同時にミラージュボールが光りだす。その方向へ行くとムジカリブロが。そこへ現れたモンストロが作る足場をもとにムジカリブロにたどり着くジュリオ。実は彼こそがムジカリブロを作ったクレイオ家の末裔で、ミラージュボールこそがムジカリブロを開ける鍵だったのだ。しかし、ピッピとフローラが来た後、フローラが部屋に閉じ込められてしまう。フローラはそこにいたモンストロ “ガルディーバ” をジュリオのアドバイスをもとに、今までのすべてをぶつけて治療する。 そこへローリー司令官とモレッティ連絡官が。ピッピとフローラ両者に加え、ロッソにもムジカドクター合格を言い渡した。ジュリオはムジカリブロに残って研究をし、ハッチェルは音楽劇団を開く準備をしているという。そこでフローラがベルカント号の船長を継ぎ、ピッピがハッチェル団の団長を継ぐということになった。ムジカドクターが一度に3人も誕生したことにジュリオは驚きつつ、最後の演奏を行うのであった。 船員たちの夢物語 ベルカント号に乗るメンバー達が見た不思議な夢の物語。 夢の中でモンストロと関わることで、フローラは失敗を恐れずにチャレンジすること、ジュリオは前に向かって真っ直ぐに進むことを学んでいく。
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