プロデューサーの逮捕
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「PRODUCE X 101」の記事における「プロデューサーの逮捕」の解説
2019年11月5日午後、ソウル中央地裁のミョン・ジェグォン令状担当部長判事はアン・ジュニョンプロデューサー等2人の制作陣に対して逮捕状を発行した。裁判所は「犯罪の疑いのある相当な部分が疎明であり、事案が重大である」とし「犯行で被疑者の役割および現在までの捜査経過等をみたときに、拘束する理由と必要性が認められる」と拘束令状(逮捕状)を発行した理由だと語った 。Mnetは今回の発表で「7月末、自主的には事実関係の把握に限界があると判断し、警察に捜査を依頼した。これに関して「PRODUCE X 101」の一部制作陣に拘束令状(逮捕状)が申請された。「PRODUCE X 101」を愛してくださった視聴者とファン、出演者、関係者の皆さまに深くお詫び申し上げる」と述べている。また、「これから積極的に捜査に協力し、捜査結果によって責任を取る部分に対しては必ず責任を取る。ただ、今回の事件で被害を受けたアーティストに対する推測報道は控えてほしい」と呼びかけた。 2019年11月6日放送のSBS 8 ニュースではアン・ジュンヨンプロデューサーが警察の取り調べで「PRODUCE X 101」と「PRODUCE 48」の順位操作容疑を認めたと報道した。報道によると、警察はアン・ジュンヨンプロデューサーが2018年下半期から芸能事務所より江南の遊興施設で、40回以上にわたり接待を受けたとし、接待費は1億ウォン(約1000万円)を超えると把握しているという。ただし、アン・ジュンヨンプロデューサーは「PRODUCE 101」シーズン1とシーズン2に関しては操作容疑を否認した。 2019年11月12日、ソウル地方警察庁の関係者は「PRODUCE X 101」制作陣と芸能事務所の関係者を含めた約10人が立件されたと発表した。また、番組に参加した練習生に対し、参考人として聴取を予定していることも明らかにした。 2019年11月14日、ソウル地警サイバー安全課は「PRODUCE 101」シーズン1とシーズン2の最終回の投票結果と視聴者投票データとの間に差を発見し、捜査を行っていると発表した。また、アン・ジュンヨンプロデューサーとキムチーフプロデューサーは同日、起訴意見でソウル鍾路警察署内の留置所から検察に送致された。業務妨害、詐欺、背任収財、請託禁止法違反などの疑いがもたれている。アンプロデューサーは「投票操作の疑いを認めるのか?」という取材陣の質問に対して「申し訳ない」という一言だけを残して護送車に乗り込んだ 。 2019年12月3日、MnetはIZ*ONEとX1について、近日中に今後の計画について関係者との協議を通じて近日中に発表すると説明。何の罪もないアーティストや練習生に別の被害が及ばないよう配慮してほしいと呼びかけた。また、「当社の番組が物議を醸したことに対し、視聴者やファンの皆さん、練習生や芸能事務所の関係者の方々に心より謝罪する」とし、現在は当局の捜査に誠実に協力しており、結果にしたがって内部でも厳重な措置を取ると発表した。 2019年12月18日、カン・ジフンMnetコンテンツ運営戦略チーム長は、ソウル木洞放送会館放送通信審議委員会で開かれた第78回放送審議小委員会臨時会議に出席した。この日の臨時会議の参加者たちは、「PRODUCE 101」シリーズの操作事態を案件として扱った。カンチーム長は、制作陣の内部懲戒の有無について「プロデューサーたちが拘束されて調査を受けている。結果に基づいて適切な措置が行われる予定だ。人事規定にしたがって懲戒手続きを踏む予定だ」と明かした。また、Mnetが今後オーディション番組を追加制作する可能性について「オーディション番組は避けようと思う。音楽により一層集中したコンテンツを制作するために努力している」と明らかにした。 2019年12月30日、CJ ENMのホ・ミンフェ代表取締役が「PRODUCE 101」シリーズの順位操作についての謝罪記者会見に出席し、IZ*ONE、X1の活動再開について明らかにしたと各現地メディアが報じている。ホは会見で「Mnetに関する一連の事件で失望させてしまったことお詫びを申し上げたい。デビューという夢だけを追った練習生たちのことを考えると、実に心が痛む。本当に申し訳ない。貴重な時間を割いてメール投票を行ってくださったファンや視聴者の方々にも申し訳ない。弁解の余地もなく我々の過ちだ。代表として責任を痛感している」と謝罪。IZ*ONEとX1の活動再開に関しては、「メンバーの心的負担と、活動再開を支持するファンの応援を考慮し、活動再開のために継続的に協議する」と述べた。さらに「いかなる措置も十分ではないが、今からでも過ちを正し傷を最小化するために最善を尽くしたい。順位操作の被害を受けた練習生たちには金銭的補償はもちろん、今後、活動保障など実質的な補償を実施していく」とし「順位操作プログラムで発生した300億ウォン規模の資金を出し基金を作る。この基金やファンドは外部の独立機関に任せ、音楽産業の成長のために使うようにする。具体的な基金とファンド造成運営計画については、詳細案が確定し次第、お知らせする」と伝えた。また、両グループの今後の活動を通した自社の放送局「Mnet」の収益については、全てを放棄することを発表した。最後に今回の事態について、「私たちの過ちであり、デビューしたアーティストや練習生1人1人のせいではない。彼らの保護を切にお願いする」と述べた。
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