プロジェクトの推移
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「EUROGROOVE」の記事における「プロジェクトの推移」の解説
当初は小室とDJ KOOに、KINOS系のフリー・ヴォーカリストという編成でスタートし、TRFの「BILLIONAIRE」ツアー終了後の時間にクラブツアー「EUROGROOVE NIGHT」が全国15ヶ所で1994年9月14日~1994年10月24日まで開催された。コンセプトはそのまま「TRFのコンサートの二軍」という構想だった。同ツアーの司会を務めていたのはマーク・パンサー。そしてヴォーカルオーディションに参加していたのがKEIKOであった。 現在GTSと共に大活躍のMelody Sextonなどの、フリー・ヴォーカリストがダンスフロアで活躍するきっかけとなった。 楽曲が最初にヨーロッパの中でレーベルの目にとまったのはイタリアである。ARIESレーベルで『SCAN ME』のプロモ盤が作られたのが、EUROGROOVEの海外進出第一弾となった。 その後ヨーロッパで正式に再デビューを果たし、『It's on you(Scan Me)』でイギリスのナショナルチャートでもランク入りを果たした(シカゴ・ハウスのFELIX DA HOUSECATのリミックス)。 しかし、FELIX DA HOUSECATのトラックが注目されてのヒットは、「イギリス経由でNYに流行を発信し、西海岸を経て東京へ戻す」と言う小室の考えていた世界一周のベクトルとは逆方向だった。その後、小室哲哉の海外戦略のベクトルはアメリカのみへとシフトし、日本国内における小室ブームの始まりと共に小室本人が多忙になり、このプロジェクトは終了した。 EUROGROOVEの盤はヨーロッパ各国とアメリカ、カナダなどでプロモ盤が作られていて、小室作品の中でもレア物が多い。 ちなみに日本では、フジテレビのF1グランプリ中継のエンディングテーマとして使われていた『Let's Go』(当初は小室哲哉個人の名義で発表されたインストゥルメンタル曲だったが、シーズン途中からヴォーカルが入ったバージョンに切り替えられ、曲のクレジットもEUROGROOVEとなった)が有名である。 数年間の活動の集大成として1995年のクリスマスに「THE BEST OF EUROGROOVE NON-STOP MIX」を発売し、以後はユニット自体が自然消滅した。このベストアルバムのアレンジは海外向けアレンジとなっている。 イギリスでは1996年にAVEX UKからEUROGROOVEの曲のみを収録したアルバムである『In The Groove』と『United Nations Of Remixing』がリリースされている。これらは、日本国内で発売された作品とはアレンジが全く異なっており、力強い本場のダンス・サウンドに改められている。これらの海外盤は日本国内では未発売である。 小室は2015年に「TRFが売れたご褒美でやらせてもらった企画」「究極の趣味としてのプロジェクト」と振り返っている。
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プロジェクトの推移
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KAGRAは、2010年6月に文部科学省の最先端研究基盤事業の一つに採択されて計画が開始された。2010年12月から愛称が公募され、2011年3月12日に愛称決定会議が開催される予定であったが、前日に起きた東日本大震災の影響により会議は6月に延期された。2011年6月に決定された愛称は、2012年1月28日に着工記念行事として公表された。 総延長7kmを超えるトンネルの掘削工事は2012年5月から始められ、2014年3月末に完了した。以後、機材や実験設備の搬入と組立が行われ、2019年4月にはほぼ全ての機材の搬入が完了した。完成前年の2018年8月21日にはサファイア製のレーザー反射鏡が4基全て完成し、報道陣に公開された。2019年10月4日、KAGRA坑内で完成式典が、富山市でKAGRAとLIGO、Virgoの研究協力協定調印式が行われた。2020年2月25日、試運転を終え、正式に観測を開始したことが発表された。観測データの信頼性について一部週刊誌から疑問を呈されたが、2021年11月、LIGO、Virgo、KAGRAからなる国際重力波ネットワークによる第3期観測結果(GWTC-3)が公表・出版された。
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