実験設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 06:47 UTC 版)
「北陸先端科学技術大学院大学」の記事における「実験設備」の解説
全学共同利用コンピュータ施設として、大型電子計算機室を有するほか、スーパーコンピュータをはじめとする大型ワークステーション設備を有する。これらの設備は、学内において1Gbpsの回線帯域を持つEthernetによって接続されている。教員および学生はパスワードおよびIDが付与され、24時間利用が可能である。なお、大型ワークステーションによって、東アジアでは最大規模のRINGサーバやFTPサーバが運用されており、このサーバーにアクセスすることで研究用フリーソフトの入手が可能である。また、マテリアルサイエンス研究科では、国内の企業はもとより、特許庁などからも研究生を受け入れている。 JAISTと同じくスーパーコンピュータの拠点となっている旧帝大では6年周期でスーパーコンピュータが最新の物に更新されるが、JAISTの場合は4年周期で更新が行われ、他大学よりも新しいスーパーコンピュータを利用可能である。また、JAISTの研究者・学生、また日本全国の大学・研究機関や企業も遠隔操作で利用する大型ネットワーク実機実験設備である「StarBED」を同じ敷地内に保有している。このStarBEDでは1000台以上のラックマウントサーバーを用いて実機ベースのインターネット環境が再現されており、完全なソフトウェアベースのシミュレータでは殆ど不可能であった、ハードウェア面の制約や現実の環境における種々の外乱を考慮することが可能となっている。StarBEDはユーザーインターフェイスからオペレーティングシステムまで、ソフトウェア面は全てJAISTの研究者らにより開発されており、JAIST固有の設備であるといえる。
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