ブロフロフスキー家
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「サウスパークの登場人物」の記事における「ブロフロフスキー家」の解説
ユダヤ系アメリカ人の一家。リビングにはハヌッキーヤーが飾られている。 ジェラルド・ブロフロフスキー(Gerald Broflovski) 声 - 小形満、Netflix版 - 多田野曜平 / 英 - マット・ストーン カイルの父。41歳。弁護士。ユダヤ人。 鈎鼻にキッパーとステレオタイプなユダヤ人像の男性で、脱ぐと毛深く頭は禿げている。サウスパークの大人達の中では常識人の部類に入るが、ユダヤ人らしく金儲けに目が無かったり、インテリ故の傲慢さで、しばしば暴走する。 敬虔なユダヤ教徒であり、息子達を立派なユダヤ人にしたいと考えている。ただ妻のシーラが教育で暴走しがちなのに対し、相対的な価値観を持っており、シーラが激怒する事案でも、驚きこそすれ、カイルに理解を示して擁護することも多い。 ランディとは息子達と同様に幼少時からの親友であり、行動を共にすることがよくある。ケニーの父・スチュワートとも親友であったが大学時代に疎遠となり、以後、裕福なインテリと無教養な貧乏人という形で避け合っていた。 シーラ・ブロフロフスキー(Sheila Broflovski) 声 - 鈴木紀子、FOX版 - 武田華、無修正映画版 - 岡田美子、Netflix版 - 川井田夏海 / 英 - メアリー・ケイ・バーグマン→モナ・マーシャル 束ねた赤毛で太った体型の女性。いわゆる教育ママ的な人物で、息子達の躾に厳しく教育熱心。強硬な市民活動家でもあり、差別問題などにも熱心であるが、実際のところ相手のことは何一つ考えていない身勝手かつ自己満足的な面が強く、結局差別を活発化させているケースが多い。作中で皮肉る対象を激しく扇動する役回りとなることもよくあり、カイルの大きな悩みの種そのものである。本人に自覚はないが、実の所作中最悪の差別主義者。 ニュージャージーの出身であり、かつては不良少女であった。そのため、ニュージャージー出身者の危険性を誰よりも熟知しており、自身も素が出るとニュージャージー的な汚い言葉が出る。 アイク・ブロフロフスキー(Ike Moisha Broflovski) 声 - 田中大偉(−シーズン3)→平野祐貴(シーズン4−シーズン7)→川井田夏海(Netflix版)、思春期 - 佐藤せつじ 本名はアイク・モイシャ・ブロフロフスキー。カイルの弟。3歳の幼稚園児。カナダ系で、ブロフロフスキー家の養子として育てられている。出生時の本名はピーター・ギンツ。テレンス&フィリップ同様、作中で登場する「カナダ人」らしく、円らな瞳に、上下にパクパク開く口をしている。蹴っ飛ばされたり、窓ガラスを突き抜けたり、テーブルの柱にされても無傷だった。映画版ではネズミ一匹を丸呑みする。初期は、よく兄のカイルに「キック・ザ・ベイビー!」の掛け声とともに蹴り飛ばされていた。本人も「キック・ザ・ベイビーしないで!」と懇願する場面もあり、あまり嬉しくはない様子であった。中期頃からは兄の暴力もすっかり収まり、虐待を受けることはなくなった。 一度、カナダから実の両親が来て取り戻されたが、カイルが迎えに行ってサウスパークへ帰った。新聞や小説を読み、夜のニュース番組(特に、イスラエル問題が気になるらしい)を観るのが日課の超天才児。そのため、飛び級して幼稚園に通っている。10シーズンでは幼稚園の先生と駆け落ちし心中しようとするが土壇場で自分だけやめる。知能の高さに反し、まだまだ幼児らしく、食べ物の好き嫌いがあり、母シーラを困らせている場面も見受けられる。また、言葉も、特定の言葉を拙い口調で話す程度だが、上手に歌を歌い、あらぬ暴言を吐くことも。名前の"Ike"は、兄の名前"Kyle"と合わせ縮めて読むと"kike"となり、ユダヤ人を指す蔑称となるが、このことに関し公式に言及されたことはない。シーズン13では、日々の宿題にウンザリし、海賊になるため、ジャック・スパロウのコスプレをし、兄の同級生たちとソマリアへ行く。しかし、ソマリア人の置かれている惨状に心を痛め、海賊になることを断念した。また、死んだ芸能人の霊魂だけが、なぜか見えてしまうという特異な体質の持ち主。その能力が祟ってか、逝去したあのセレブに憑依されてしまう。シーズン15ではカナダ王女を虫歯から救い、騎士号を授かった(但しアメリカから見ればガールスカウトの班長やスポーツ用品店のマネージャー見習 程度)。シーズン17では誤送された過剰の男性ホルモンを摂取し、精神が思春期 状態になってしまう。誕生日は12月17日。 原語版およびWOWOW吹替版では、アイクと同じ年頃の幼児が声優を務めている。日本語版の声優である田中大偉(2011年に交通事故で死去)は初登場エピソードの当時5歳であった。
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