ピアノ協奏曲第2番ハ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
エルツ(ヘルツ):ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 | 2e Concerto en ut mineur Op.74 | 作曲年: 1834年 初版出版地/出版社: Schott |
ザウアー:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 | Konzert für Klavier und Orchester Nr.2, c-moll | |
シャルヴェンカ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 | Konzert für Klavier und Orchester Nr.2 Op.56 | 作曲年: 1880年 |
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 | Concerto for piano and orchestra No.2 Op.18 | 作曲年: ca. 1900-01年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
---|---|---|---|
1 | 第1楽章 Mov.1 Moderato - Allegro | 10分00秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Adagio sostenutto | 11分00秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Allegro scherzando | 11分00秒 | No Image |
作品解説
ラフマニノフの4曲あるピアノ協奏曲の中で、さらにいえば、ピアノ協奏曲というジャンルにおいても、最も人気のある最高傑作の一つ。わかりやすい旋律美、完璧な構造、ピアノスティックな華やかさなど、非常に魅力的な作品。1905年、グリンカ賞を受賞。
モスクワ音楽院卒業後、《前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2》で一躍有名になったラフマニノフは、新しい協奏曲の作曲を依頼され、1899年頃からこの曲にとりかかった。しかしその後、ラフマニノフは極度の神経衰弱に陥り、作曲が全くできない状態になってしまった。1901年、治療により病気が完治し、創作意欲を大いにとりもどした時期に、この曲が完成した。彼の病気を治療したダール博士に献呈された。
第1楽章:モデラート ハ短調 2分の2拍子 ソナタ形式
8小節にわたりピアノで奏される荘重な和音、その後、分散和音、アルペッジョに続き、登場する管弦楽の圧倒的な第一主題。大きなインパクトをもって聞き手を魅了する。変ホ長調の第2主題はラフマニノフならでは、センチメンタルで、大変甘美な魅力をもっている。
第2楽章:アダージョ・ソステヌート ホ長調 4分の4拍子 3部形式
どこか懐かしさを感じさせるような、抒情性あふれる旋律が魅力的な楽章。ピアノの3連音符にのせて、クラリネットが第一主題を吹奏する。この主題が、多声的に扱われた後、ウン・ポコ・アニマートの中間部へ。この後、ピアノが華やかに、そして、燦然とカデンツァを奏する。主部が反復され、ピアノ和音によるコーダとなり、最後は静かに曲をとじる。
第3楽章:アレグロ・スケルツォアンド ハ長調 2分の2拍子
管弦楽の序奏に続き、ピアノが中心となる主題を奏する。スタッカートで奏され、非常におどけた雰囲気が印象的である。オーボエとヴィオラによって奏される第二主題は、第一主題とは対照的に、ラフマニノフらしい叙情的な美しさにあふれている。展開部では、第一主題の変形、第二主題の要素の再現がみられる。勢いをもってコーダにむかい、最後は圧倒的な全合奏により堂々と曲を閉じる。
スタンフォード:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調
メトネル:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
メトネル:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 | Piano concerto No.2 Op.50 | 作曲年: 1920-27年 |
「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」の例文・使い方・用例・文例
- ピアノ協奏曲
- その曲はピアノ協奏曲に編集された。
- 6月21日の本選で,上原さんはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏した。
- そのとき,彼女は偶然,ラヴェルのピアノ協奏曲を聞き,自分と千秋(玉(たま)木(き)宏(ひろし))が舞台でその曲を一緒に演奏している姿を想像する。
- 千秋は彼女がショパンのピアノ協奏曲を演奏するのを見るためにはるばるプラハまで行く。
- 内田さんはクリーブランド管弦楽団と共演したモーツァルトのピアノ協奏曲の演奏で最優秀器楽ソリスト演奏(オーケストラとの共演)賞を受賞した。
- 浅田選手は,ショートプログラムではショパンのノクターンのうちの1曲,フリーではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に合わせて演技すると述べた。
- フリーについて,浅田選手は「私はラフマニノフのピアノ協奏曲がとても好きです。」と述べた。
- 翌日のフリーでは浅田選手はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に合わせて滑った。
- 浄瑠璃などにおいて,第2番目の区切り
- 月の第2番目の日
- モーツァルトのハ短調協奏曲の見事な演奏
- 彼らはともにベートーベンの交響曲第5番ハ短調(運命)を演奏した。
- ピアノ協奏曲第2番ハ短調のページへのリンク