Concertoとは? わかりやすく解説

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concerto

別表記:コンチェルト

「concerto」の意味・「concerto」とは

「concerto」は、音楽のジャンル一つである。一人または複数独奏者オーケストラとの間で演奏される楽曲を指す。独奏者オーケストラ対話するように音楽奏でることが特徴で、その構造通常速い楽章、遅い楽章、再び速い楽章という3つの楽章から成る具体的な例としては、ヴィヴァルディの「四季」やベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第5番」などがある。

「concerto」の発音・読み方

「concerto」の発音は、IPA表記では/kənˈɛrtoʊ/となる。IPAカタカナ読みでは「カンチェルトウ」となり、日本人発音するカタカナ英語では「コンチェルト」が近い。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「concerto」の定義を英語で解説

A 'concerto' is a piece of classical music written for one or more solo instruments and an orchestra. The music is a conversation between the soloist(s) and the orchestra, typically structured in three movements: fast, slow, fast. Examples include Vivaldi's 'The Four Seasons' and Beethoven's 'Piano Concerto No. 5'.

「concerto」の類語

「concerto」の類語としては、「symphony」や「sonata」がある。「symphony」オーケストラのための大規模な作品指し、「sonata」は主に一人または二人奏者のための楽曲を指す。これらは全てクラシック音楽形式を表す言葉である。

「concerto」に関連する用語・表現

「concerto」に関連する用語としては、「soloist」、「orchestra」、「movement」などがある。「soloist」は独奏者を、「orchestra」はオーケストラを、「movement」は楽曲一部を指す楽章を指す。

「concerto」の例文

1. The concerto for violin and orchestra was beautifully performed.(ヴァイオリンオーケストラのための協奏曲美しく演奏された。)
2. He is known for his piano concertos.(彼はピアノ協奏曲知られている。)
3. The concerto was composed in three movements.(その協奏曲3つの楽章構成されていた。)
4. The soloist performed the concerto with great skill.(独奏者協奏曲大い巧みに演奏した。)
5. The concerto was a dialogue between the soloist and the orchestra.(その協奏曲独奏者オーケストラとの対話であった。)
6. The concerto was written in the classical period.(その協奏曲はクラシック時代書かれた。)
7. The concerto is one of the most popular forms of classical music.(協奏曲クラシック音楽の最も人気のある形式一つである。)
8. The orchestra performed a concerto by Mozart.(オーケストラモーツァルトの協奏曲演奏した。)
9. The concerto was a masterpiece of musical composition.(その協奏曲音楽作曲傑作であった。)
10. The concerto featured a solo violin.(その協奏曲独奏ヴァイオリンフィーチャーしていた。)

コンチェルト【(イタリア)concerto】

読み方:こんちぇると

協奏曲コンツェルト

「コンチェルト」に似た言葉

コンチェルト

英語 Concerto

ホンダ車には音楽用語モデル名が多いが、これもそのひとつ。協奏曲意味する良質豊かなカーライフ奏でるセダンであることを目指し命名初代1988年6月登場した

初代ポジショニングは、シビックワンランク上アコードよりも下、というもの。つまりシビック卒業しようとする人のためのクルマだった。ホイールベースは2550mmで、シビックセダンよりも50mm長かったベース同一4ドアセダンと、リヤクォーターウインドウの大きい5ドアハッチバック車があり、エンジンは1.5L・91psと1.6Lの105/120/130psをそろえた。このクルマ当時資本提携関係にあったイギリスオースチン・ローバーグループのための開発含んでおり、ハッチバック車イギリスでも生産することになっていた。4ドア車設定した4WDには2つシステムがあり、ひとつは1個のビスカスカップリング用いタイプもうひとつビスカス2個とドッグクラッチ使ってABSとの整合性考慮したイントラック型だった。4WDは、1か月遅れの7月からの発売だった。

91年2月マイナーチェンジフロントグリルヘッドランプテールランプなどを変更。このとき1.6L・DOHCエンジン搭載車追加した

92年11月4ドアセダンドマーニ発表事実上コンチェルトのフルモデルチェンジ版だったが、新モデル移行したかたちで姿を消した

コンチェルト

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

協奏曲 [concerto]


協奏曲

(Concerto から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 11:52 UTC 版)

協奏曲(きょうそうきょく、: : : concerto: Konzert)は、今日では主として一つまたは複数の独奏楽器(群)と管弦楽によって演奏される多楽章からなる楽曲を指す。イタリア語のままコンチェルトともいう。

概要

古典派以降の独奏協奏曲は原則として3つの楽章によって構成される。交響曲同様に、第1楽章は基本的にソナタ形式であり、それに加えて、終楽章がソナタ形式であることも多いが、ソナタ形式としての展開が凝縮されているよりも、独奏者の技巧を聴衆に示すための遊びの多い楽句が諸処に見られる傾向が強く、独奏者との様々なやりとりが盛り込まれる。ロマン派音楽以降は協奏曲においても自由な楽章構成が見られるようになり、リストピアノ協奏曲第2番のように楽章が1つしかないものや、ブラームスピアノ協奏曲第2番のように楽章が4つある大規模なものもある。

作品名の付け方や呼び方には、大きく分けて2方式ある。例えばピアノ・トリオを「ピアノ三重奏曲」と呼ぶ場合と「ヴァイオリンとチェロ、ピアノのための三重奏曲」と呼ぶこともあるように、「○○(独奏楽器名)協奏曲」と呼ぶ場合以外に、「○○と管弦楽・弦楽・管楽のための協奏曲」と呼ぶことも多い。

また、単一楽章のものが多いが小規模な協奏曲を、コンチェルティーノ: concertino、小協奏曲)と呼ぶ。

古典派の時代より劇場には優れた管楽器奏者が多かったため、管楽器による協奏曲はオペラの作曲家によるものが多い。[要出典]

独奏と管弦楽の組み合わせによる作品全体を、広義に協奏曲と呼ぶこともあるが、狭義の協奏曲に含まれないものは「協奏的作品」と呼ぶ場合もある。ベートーヴェンのロマンス第2番サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』(いずれもヴァイオリンと管弦楽のための小品)など有名な楽曲が多数ある。詳細は「カテゴリ:ピアノ協奏曲」など、各カテゴリページを参照。

歴史

初期

16世紀半ばにイタリアコンチェルトと呼ばれる曲があらわれている。これは、モテットなど声楽曲の演奏に際し、主としてオルガンなどの楽器がともに演奏する演奏様式を指していた。このような曲の様式としてコンチェルタート様式が生まれ、様々な楽曲に応用された。楽器演奏の部分の重要性が増してきた17世紀初頭には、楽器だけの演奏にも「ソナタ・コンチェルタータ」などの名で、通奏低音付き器楽曲として「コンチェルト」の名が使われるようになり、後の器楽合奏協奏曲が生まれる背景となった。このような初期のコンチェルト、特に声楽コンチェルトは、のちのいわゆる協奏曲と区別するために、コンチェルトの語を訳さずに用いる。宗教コンチェルトなどと称される楽曲がこれに相当する。詳細はコンチェルタートを参照。

バロック時代

バロック音楽後期の17世紀末には、数個の独奏楽器と弦楽合奏による合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)の形態が、アレッサンドロ・ストラデッラアルカンジェロ・コレッリらによって作られた。これは、ヴィヴァルディヘンデルJ.S.バッハブランデンブルク協奏曲などによって発展させられた。多くリトルネロ形式で書かれた。独奏と合奏群が対比される独奏協奏曲も合奏協奏曲と同時に発展し[1]、ヴィヴァルディの『四季』やバッハのヴァイオリン協奏曲第2番などのヴァイオリン協奏曲や、バッハのチェンバロ協奏曲やヘンデルのオルガン協奏曲などが書かれ、ヴィヴァルディの頃から「急―緩―急」の3楽章制が確立された。バッハの「イタリア協奏曲 BWV971」はチェンバロ独奏のために書かれている。

古典派時代

古典派の時代、合奏協奏曲は下火となり、協奏曲は独奏協奏曲が主流となった。円熟期のハイドンや、モーツァルトの頃確立された古典派協奏曲の形式では、第1楽章は交響曲と同様ソナタ形式で作られたが、独奏協奏曲では次のような特徴を持つ。まず、オーケストラのみで第1主題と第2主題が共に主調で提示され、この提示部が反復される際にはじめて独奏楽器が加わる。独奏楽器の加わった提示部では基本通り、長調の曲では第2主題が属調で、短調の曲では平行長調で現れる。また、再現部の後のコーダでは、独奏楽器が伴奏無しで即興で音楽を奏でるカデンツァ: cadenza: Kadenz)が取り入れられるようになった。カデンツァでは独奏者は演奏技巧を凝らして「見せ場」を作り、属七の和音を合図にオーケストラが終結部に入る。カデンツァはまた終楽章でも入ることがある。

第2楽章は複合三部形式や時に変奏曲形式、第3楽章はロンド形式あるいはロンドソナタ形式で書かれることが多かった。

古典派の作曲家にとって協奏曲は主要な活動分野であった。作曲と演奏の両方をこなす音楽家が多かったこの時代に、特にピアノ協奏曲の初演は作曲者が独奏楽器を受け持って行われることが意図されたためでもある。モーツァルトは27曲のピアノ協奏曲と5曲のヴァイオリン協奏曲を、ベートーヴェンは5曲のピアノ協奏曲を残している。

ロマン派

ロマン派の時代になると、より自由な形式になっていった。一方で、18世紀中頃まではテレマン、ヴィヴァルディ、ハイドン、モーツァルトなどがさまざまな楽器のために協奏曲を作曲したものの、ロマン派の時代には名技性への関心の高まりから、必然的にピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲に創作が集中するようになった。これらの楽器ほど、高度な表現力や優秀な演奏家に恵まれなかった他の楽器には、協奏曲が作られることはあまりなかった。また標題音楽が盛んになった時代でも協奏曲が標題を持つことは滅多になかった。

ベルリオーズ交響曲「イタリアのハロルド」ヴィオラ協奏曲の一種、ダンディの「フランス山人の歌による交響曲」はピアノ協奏曲の一種と考えられるなど、境界的な作品もある。なお、ラロの「スペイン交響曲」は、形式こそ変則的であるが事実上ヴァイオリン協奏曲である。

ピアノ1台で協奏曲的な効果を出そうと試みた作曲家も現れた。シューマンの「管弦楽のない協奏曲」(ピアノソナタ第3番 op.14の初版時の題名)やアルカンの「ピアノ独奏のための協奏曲」(短調による12の練習曲 op.39より第8 - 10曲)などである。この試みは20世紀になって再評価され、マイケル・フィニスィーなどが復活させた。

多様化した協奏曲

20世紀になると、演奏技法や楽器の改良によって楽器の表現力が豊かになり、いろいろな楽器のための協奏曲が盛んに作曲されるようになった。打楽器コントラバスのように、独奏楽器として用いられることが多くない楽器にも、あるいはギターサクソフォーンのようにオーケストラでほとんど用いられることのない楽器にも、光が当たるようになる。またグリエールのように、独奏楽器の代わりに声楽を用いる者(コロラトゥーラ・ソプラノ協奏曲)などがあり、その外、(Cheng)、琵琶(Pipa)、三味線シタールサロードガムランバンジョー、アフリカの太鼓などの世界各地の民族楽器や、近代以降に発明された新しい楽器(オンド・マルトノエレクトリック・ギターウォーター・パーカッションなど)を使ったものも生まれてくる。

更に、伴奏の面でもジャズ・ビッグ・バンドによる伴奏、吹奏楽による伴奏、弦楽合奏による伴奏、室内アンサンブルによる伴奏などさまざまなものがある。日本の一部の作曲家のように、和楽器のみ(つまり独奏和楽器と和楽器群)による協奏曲を手がける者も現れた。

オーケストラの中で個別にさまざまな楽器が活躍する管弦楽のための協奏曲というジャンルが、ヒンデミットによって生み出されたが、これはバロック時代の合奏協奏曲を現代管弦楽に蘇らせたものだといえる。後にバルトークコダーイルトスワフスキらによって一大分野に発展した。

代表的作品

メディア

主な協奏曲の作曲家

バロック時代

古典派

ロマン派

近代

現代

出典

  1. ^ ウルリヒ・ミヒェルス編『図解音楽事典』角倉一朗 日本語版監修、白水社、1989年、ISBN 4-560-03686-1、123頁。


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