ヒュッケバインMk-III
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:54 UTC 版)
「ヒュッケバイン」の記事における「ヒュッケバインMk-III」の解説
『α』にてリアル系主人公の後期搭乗機としてゲーム初登場。 以下はOGシリーズでの設定。 L5戦役後に再開されたSRX計画の一環として、ヒュッケバインMk-IIを元に同計画で得られたノウハウやEOTを取り入れて開発された機体。スーパー・パーソナルトルーパーとも呼ばれる。コンセプトは「小型、高性能化したSRX」であり、トロニウム・エンジンの搭載やパーツ規格の統一など、Rシリーズとの共通点が多い。Mk-IIで持たなかった分身回避機能も持つ。T-LINKシステムおよびウラヌス・システムを搭載しているため、念動力者でなければ真の力を発揮できない(非念動力者でも乗り換えは可能)。最大の特徴として、各種オプションを組み替え機体特性を変化させるコアトルーパーシステムが挙げられる。この機構を考慮し、Mk-IIと比較して頭部センサー類の追加と改良が行われている。詳細は後述。 グラビコン・システムはMk-IIから改良され、グラビティ・テリトリーを展開可能。前述の通り、コクピットブロックのパーソナルファイターはMk-IIのものと互換性がある。タイプL / Rの2機が製造され、タイプRは後にMk-IIIトロンベへ改修される。 レイオスプランで開発されたART-1は、本機とR-1のデータが基になっている。 武装 ツインバルカン / バルカン砲 頭部に装備。 マルチトレースミサイル (Tracer Missiles) 背部コンテナに搭載された多連装ミサイル。広範囲への攻撃が可能で、MAP兵器に分類される。ミサイルポッド部分はパージ可能となっており、念動力者が搭乗した場合はT-LINKシステムによる発射・誘導も可能。 ファング・スラッシャー (Fang Slasher) 十字型の投擲カッター。ブレード部にはゾル・オリハルコニウムを使用。マルチトレースミサイルと同様、念動力者による誘導が可能。 グラビトン・ライフル(Bst) (Graviton Rifle) Mk-IIのGインパクト・キャノンを小型化した重力兵器。威力は低下したが、片手で保持可能になり取り回しが向上している。『α』ではグラビコン・システムとT-LINKシステムを利用し、空間へ転移出現させる描写が存在する。『第2次α』『第3次α』『OGs』ではカーゴに乗せて射出されたライフルを空中で受け取るように変更された。作品によってはグラビトン・ライフルBstとして使用。 劇中の活躍 αシリーズ 『α』『第2次α』『第3次α』に登場。 『α』ではタイプLがリアル系主人公に引き渡され、タイプRは起動実験に失敗して行方不明になっている(タイプLおよびRの型番設定が確立されたのは『第2次α』)。その後、エンジンを通常型へ変更して両方が登場。タイプRは発見後にティターンズ残党が強奪したものをアラドが利用後、Mk-IIIトロンベに改修される(アラド以外の主人公の場合、発見された機体がいつの間にかレーツェルの手に渡っていた)。タイプLは『α』のEDでマオ社で封印された(この際、Mk-IIIもまた「バニシング・トルーパー」の名を受け継ぐことになってしまった)が、背部コンテナにテスラ・ドライブを積み込み、グラビトン・ライフルBstを装備して再度運用。ヴィレッタの機体として登場した後、乗機が無いマイへ引き継がれる。『第2次α』でヴィレッタが「本来の持ち主」の存在を示唆したが、リアル主人公が再び本機に乗り込むことはなかった。『第3次α』ではマイ機もタイプRとされている。 OGシリーズ 開発はL5戦役の頃から始まっていたが、同戦役終了後の連邦軍は軍備の再編を優先し、SRX計画やATX計画は凍結され、本機の開発も中断される。その後、政府高官ニブハルの後押しにより計画が再開され、開発主任のカーク・ハミルのほか新メンバーとしてATX計画主任のマリオン・ラドム、連邦軍から出向したリョウト・ヒカワおよびリオ・メイロンが参加。タイプLの動力源にトロニウム・エンジンの採用が決まり、R-2の問題点(単機によるトロニウム・エンジンの扱い難さ)とSRXの実績(T-LINKシステムによるトロニウム・エンジンの制御)をヒントに、T-LINKシステムを機体制御だけでなくトロニウム・エンジンの制御にも使用することとする。しかし、そのために開発が遅延し、納期の遅れとノイエDCの決起もあり軍上層部からロールアウトを急かされるが、T-LINKシステムとトロニウム・エンジンの兼ね合いで難航していた。 その後、マオ社がインスペクターの襲撃を受けた際にリョウトがタイプLを起動させ、稼動テストも行わぬまま実戦投入された。T-LINKシステムが安定せず窮地に陥るが、危機的状況でウラヌス・システムが発動。AMガンナーとの緊急合体も敢行し、敵機の撃退に成功した。それ以降、タイプLはハガネ隊の戦力としてインスペクター事件後も運用された。タイプRはMk-IIIトロンベに改修された状態で登場するが、特定の条件を満たすとトロニウム・エンジンが搭載され、合体・換装可能なフル規格のタイプRになる。『OG外伝』では最初からタイプRとしてハガネに引き渡される。 『OGIN』には登場せず、タイプLが本来相当するポジションには本作オリジナルのエクスバインが充てられている。Mk-IIIそのものは「ガーバインMk-III」名義で登場(後述)。 『第2次OG』ではタイプL / Rがともにオーバーホール中にガリルナガンの襲撃を受けて破壊され、両機のトロニウムを抜かれた。
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