マリオン・ラドム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:57 UTC 版)
(Marion Radom) 声優:仲村かおり 初出は『OG』。女性。30歳。天才的なロボットエンジニアで、特に駆動系の専門家。かつてマオ・インダストリーに在籍しており、カーク・ハミルと共にゲシュペンスト開発を手がけた。その後自分の実力が認められないことに不満を抱き退社。軍のATX計画に参加し、同計画の責任者となった。アルトアイゼンやヴァイスリッターのように、既存の機体を改造して長所と短所をそれぞれ極端に引き伸ばした機体を作り上げることを得意とする。この改造は『OGs』で一部パイロットから「マ改造」と通称されている。頑固だが、発想には柔軟さを持つ。アルトアイゼンとヴァイスリッターを「ゲシュペンストMk-III」「ゲシュペンストMk-II・カスタム」と呼んでいたが、『OG』エンディング以降はその名で呼ばなくなった。 超常的な現象・技術への興味がなく、自身が関わった機体には一切EOTを使用していない。ヤルダバオトの解析にも興味を示さなかった。タイムトラベル、次元転移などの超常的機能を持つが純粋な地球製の技術であるエクサランスの時流エンジンについては「眉唾物ではありますが」と言いつつも理解を示し、ライトニング・エターナル両フレームの開発に参加した。 キョウスケのことを高く買っており、彼の格闘戦における操縦技術を見込んでアルトアイゼンに乗せたほか、『OGs』版『OG2』では「アルトに乗る人間が他の機体に負けて欲しくない」という理由でリーゼへの改造を引き受けている。一方で、エクセレンについてはヴァイスリッターの強化案を聞かれると無視するなど、ぞんざいに扱っているように見えるが、『OGIN』ではライン・ヴァイスリッターの運用について、当初は反対の立場を取っていたが「エクセレンが運用に問題ないというのであれば」と認めているのでキョウスケ同様に信頼しているようである。『OG外伝』ではスラッシュ・ディメンジョンを格闘武器として扱ったり、無謀ながらも前向きな性格のフィオナを高く評価し気に入っている。 カーク・ハミルとは元夫婦。彼からは「マリー」と呼ばれていた。カークへの対抗心からか、PTにEOTを組み込むことに否定的。後にカークとのわだかまりがそれなりに解けたようで、SRX改修用のサーボモーターを提供したり、ビルトビルガーを共同開発している。 その他、ジガンスクード・ドゥロやズィーガーリオンの改修設計を担当。 名前の由来はポーランドの銃器メーカー「ラドム」から。
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