ヤルダバオトとは? わかりやすく解説

ヤルダバオート

(ヤルダバオト から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/04 15:45 UTC 版)

ヤルダバオート (Jaldabaoth) とは、ユダヤ教的・キリスト教的な要素を取り入れたグノーシス主義における、この世を造った「偽の神」の固有名である。プラトーンが『ティマイオス』のなかで記す造物主(デーミウールゴス)の名として使用される。長母音を略して、ヤルダバオトとも呼ぶ。

概説

ナグ・ハマディ写本』中に見出された『この世の起源について』などで、傲慢な造物主・この世の創造者として言及されている。ユダヤ教の唯一神ヤハウェと同一視され、サバオトの父であるともされる。

旧約聖書』の各所では神の唯一性が説かれているが、グノーシス主義ではこれをヤルダバオートの蒙昧さ、傲慢さの現れとみなした。

名前の起源

「ヤルダバオート」という名がどこから来たのか、様々な説がある。ヘブライ語で「混沌の息子」を意味する単語から変化してできたとの説が有力であったが、『この世の起源について』などでは、シリア語から派生したとも解釈できる。


ヤルダバオト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:46 UTC 版)

オーバーロード (小説)」の記事における「ヤルダバオト」の解説

仮面付けた大悪魔悪魔召喚・使役するアイテム回収するため、リ・エスティーゼ王国王都出現しモモンとの戦いで撤退したが、アダマンタイト冒険者チームである蒼の薔薇二人一撃殺害しイビルアイ為す術なく追い込む強大な力を見せた秘密裏アベリオン丘陵亜人聖王国村人拉致しており交配など実験行っていた。支配下においたアベリオン丘陵亜人部族をまとめ亜人連合とした軍勢率いローブル聖王国襲撃する聖王国側には「魔皇ヤルダバオト」と名乗っている。レメディオスらと交戦した際、本気になり炎の翼憤怒表情という姿を見せた実際別人である。一連の戦い暗躍女王カルカとレメディオスの妹ケラルトを惨殺二人の死様にショック受けたレメディオスを精神的に再起不能追い込むも、魔導王によって撃退された。また、王兄カスポンドを謀殺して偽者挿げ替えカルカ死後新たな王に据えて聖王国を裏から乗っ取った

※この「ヤルダバオト」の解説は、「オーバーロード (小説)」の解説の一部です。
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