改修設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 17:56 UTC 版)
新庁舎の建設および地下駐車場増設を機に、既存樹木をできるだけ生かし、新たな利用形態に対応できるよう改修基本および実施設計が行なわれた。 新庁舎をランドマークとするメタセコイヤの並木にはさまれた南北に伸びる水の景観軸を設定し、公園内に数多く散在していた彫刻·モニュメントを生かした新たな景観名所の設定を行うとともに、レストラン、公園管理事務所·地下駐車場換気口·トイレ等は旧居留地様式で行うこととした。また、イベントフィールドおよびバリアフリー回遊園路·休養施設等の新設、照明等設備、噴水の改修、フラワーロードと体となった花の名所化を推進するための必要な補植等を行っている。 なお、2018年の「神戸ルミナリエ」開催終了直後(12月末)から2019年3月までの改修工事で、噴水の装置を撤去。噴水池をマウンド状に埋め立てたうえで、神戸市役所の北側(東遊園地からおよそ500メートル北側の場所)に設置されていた花時計の針や動力装置を、マウンドの南斜面へ移設した。旧設置場所に隣接する市庁舎2・3号館の建て替えに伴った暫定措置で、2019年3月28日から花時計の稼働を再開。噴水を囲むエリアの名称も、「噴水広場」から「花時計広場」へ改められた。花時計の旧設置場所が新しい市庁舎の敷地に組み込まれたため、当初の神戸市の計画では、建て替え工事の完了後に花時計を別の場所へ移転させることも視野に入れていた。しかし実際には、当遊園地以外の場所に設置のスペースを確保できず、市役所の公式サイトで2020年4月に実施したアンケートでも当遊園地での常設に好意的な意見が過半数を占めた。結局、神戸市は同年12月に策定する当遊園地再整備の基本設計に、花時計を「恒久的な施設」として盛り込むことを決めた。
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