ジェラード・ガルシア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:03 UTC 版)
「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事における「ジェラード・ガルシア」の解説
声 - 宝亀克寿 アニメ本篇第6話(本編では以後は回想シーンのみで登場)、ときた洸一『SEED ASTRAY』『X ASTRAY』、フォトストーリー『SEED MSV戦記』(参戦の事実のみ)などに登場。ユーラシア連邦が所有する宇宙要塞アルテミス現司令官で、過去のグリマルディ戦線ではムウと同じビラード准将の部隊で戦った事もあり、ジンを五機落としたムウの活躍には励まされたとして「エンデュミオンの鷹殿」と敬意を払う姿勢を見せている。階級は少将。 ヘリオポリスから脱出したアークエンジェルが補給のために入港した際に、大西洋連邦の秘密兵器であるアークエンジェルの識別コードが地球連合軍に登録されていないことを口実にしてストライクやキラも含めて国籍不明艦として拿捕を試みる。非常に横暴かつ近視眼的な性格の持ち主であり、気に入らないという理由でキラに殴りかかり、更にはコーディネイターでありながら地球連合軍に協力する彼のことを「裏切り者のコーディネイター」と評した。直後、アークエンジェルを追跡してきたクルーゼ隊の奇襲を許してしまい、要塞は陥落。その混乱に乗じてアークエンジェルは逃走した。最後には司令部に墜落突入したメビウスによって引き起こされた爆発に至近距離で巻き込まれるが比較的軽い怪我で済み生き延びる。 基地機能復旧までの護衛として傭兵部隊サーペントテールを雇い、要塞を防御していた。そこへ訪れたロウ・ギュールのレッドフレームの捕獲を叢雲劾に要求する。契約外として命令に従わなかった劾をイライジャ・キールを人質にして無理やり戦闘を行わせるが、イライジャに逃走を許し、レッドフレームの捕獲は失敗した。その後、要塞の防衛戦力であるサーペントテールを失ったアルテミスは宇宙海賊により再び陥落し、地球連合軍に雇い直されたサーペントテールによって救出された。 その後、ユーラシア連邦は独自のMS開発の実験部隊である特務部隊Xを創設し、ガルシアはその指揮官となる。スーパーコーディネイターの成功例であるキラの捜索をカナード・パルスに行わせるが、ドレットノートの存在を知ると当初の作戦を無視して機体確保を命じ、リ・ホームを占拠する騒ぎを起こす。プレアが機体ごと投降してきたことで意気揚々と報告をするが、勝ち馬に乗ろうとするユーラシア司令部から大西洋連邦との同盟強化とそれに伴うダガーシリーズの配備決定によって自軍のMS開発計画は凍結されたことが通達され、部隊も解散が決定する。当初の目的も忘れていたガルシアは「君はすべてにおいて遅すぎた」と突き放される。ガルシアはカナードを「成果を上げられなかったこと」を理由に(もっとも、司令部からの解散通達に対する腹立ち紛れという理由もあったが)拘束しようとするが、それに反発した特務部隊Xはユーラシア連邦より脱走し、ニュートロンジャマーキャンセラーを入手するために大西洋連邦の基地に対して襲撃を行った。その後、襲撃の件での責任を追及された為、自身の保身の為に特務部隊X脱走の罪を劾に擦りつけようとしてハイペリオン3号機と戦闘を行わせるが、劾は以前カナードが乗った1号機と交戦したことがあり、対抗策を既に用意していたため失敗した。その後の動向は不明。 戦略的価値の低いアルテミス司令官の地位に不満を感じていたらしく、出世の糸口を掴もうとして迷走していた。特務部隊Xのメリオル・ピスティスの発言から元々人望はあまりなく、アルテミスの宙域を通る民間船から通行料を巻き上げるという軍人にあるまじき恐喝行為を行っていたらしい。 [先頭へ戻る]
※この「ジェラード・ガルシア」の解説は、「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の解説の一部です。
「ジェラード・ガルシア」を含む「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事については、「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の概要を参照ください。
- ジェラード・ガルシアのページへのリンク