ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド
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「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2」の記事における「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」の解説
『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』(THE TYPING OF THE DEAD)は『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』をベースとしたタイピングソフト。 最初に登場したのはアーケード用(NAOMI基板)だったが、ドリームキャストやPlayStation 2、パソコン(Windows)に多数のモードを追加し移植されている。 主人公たちは巨大なドリームキャストもしくはPlayStation 2を背負いキーボードを構えており、それを武器にしてゾンビと戦う。ゲーム開始時にかな入力とローマ字入力を選択することが可能。 登場する各ゾンビの前には文章が表示され、その文章をパソコンのキーボードで入力することでゾンビを攻撃、一定時間内に文章全てを正しく入力出来ればゾンビを倒せる。 このゲームはアーケード版が初出だったこともあり、ローマ字の設定(例えば「し」を入力するとき、"SHI"か"SI"のどちらかを選択する等)が不要となっている。 他に、ゲーム中にプレイヤーのレベルに応じて難易度をリアルタイムに上下させるという『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』譲りのランクシステムも採用されている。 他のタイピングソフトは出題される単語・文章は同時に1つであるのに対し、本作では同時に2つ以上出題されるのは常となっており、出題されている単語・文章の先頭の文字を打つことでその出題文が対象となる。だがその間他の出題文の制限時間も刻々と減るため、必然的に速さが求められる。 これはガンシューティングゲームをベースに作成した結果ではあるが、結果としてゲーム性を高めると同時に速さも求めるため、ゲームを楽しむ課程でタイピングスピードを格段に上げる効果を生み出すこととなった。 タイピングする単語・文章(出題ワード)は、「OKKAA」(おっかあ)など、シリーズとは無関係のものが多い。 作品 この項は『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』をベースに作られた作品のみ紹介する。 THE TYPING OF THE DEAD アーケード版2000年春稼働。ドリームキャスト版2000年3月30日、Windows版2000年12月7日発売。 THE TYPING OF THE DEAD US Edition アメリカで発売された英語版の日本国内向けバージョン。Windows版2001年9月20日発売。 THE TYPING OF THE DEAD 2003 出題文の大幅な入れ替え、上級者向けモード等が追加された。Windows版2002年12月5日発売。 THE TYPING OF THE DEAD 2004 子供向けのキッズモードの追加。Windows版2003年12月4日発売。 THE TYPING OF THE DEAD ZOMBIE PANIC PlayStation 2版2004年12月22日発売。 THE TYPING OF THE DEAD (廉価版) THE TYPING OF THE DEAD 2004から一部機能を除いた廉価版。Windows版2005年9月22日発売。 ゾンビ打 タイピングラリアット THE TYPING OF THE DEAD 自分のクローンと対戦できるモードや、新ミニゲームなどが追加された。Windows版2006年12月7日発売。 ゾンビ打 タイピングラリアット for Mac シリーズ初となるMacOSX専用タイトル。2007年8月30日発売。 基本はタイピングラリアットと同等の内容だが、プレイヤーキャラクターが背負っているものがMacintosh Classicもどき。 ゾンビ打 FLICK OF THE DEAD iOS専用アプリ。『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』をベースにタイピングをフリック入力に置き換え移植した作品。2012年5月10日配信開始。 『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』の世界観をベースとしたScenarioモードに加え、ボス戦のみのBossモードや、早打ちを主題としたDrillモードがある。 なお主人公たちは何も背負っておらず、代わりにスマートフォンを手に持っている。ハード性能上、演出が一部簡略化されている。
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