コーンズ・グループ
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「クレオパトラD.C.」の記事における「コーンズ・グループ」の解説
クレオパトラ・コーンズ(クレオパトラ・バートン) 声 - 川村万梨阿 本作の主人公(ヒロイン)。金髪・碧眼の黒人(数世代にわたる混血)で、抜群のスタイルを持つ16歳の美少女。愛称はクレオで、出生名はクレオパトラ・バートン。2歳の時に旅芸人だった両親と死別し13歳まで孤児院で育てられた後、ニューヨークのスラム街で地下鉄の建設作業員の仕事に就き生計を立てていた。アーサー・G・コーンズの遺言により、彼が一代で築いた全財産と、アメリカはおろか全世界の政治経済に大きな影響力を持つ、巨大コングロマリットの経営権を相続する。お転婆ながら心優しく情に篤い性格で、人間の善意を信じている。また同時に、危機に直面しても臆することのない勇気と、必要とあらば駆け引きも弄するしたたかさもあわせ持ち、様々な事件に立ち向かっていく。 スエン・アンダーソン 声 - 鶴ひろみ フォーカードの1人で、ソルボンヌ大学卒。ドレスもビジネススーツも優雅に着こなす知的でセクシーな美女。“趣味で”クレオをトップレディにするためコーンズに留まった。クレオの秘書として常に行動を共にしており、時には行き過ぎた行動を取るクレオを押さえる役割も果たすが、状況によってはクレオのおてんばに悩まされることもある。 ショーティ・マーベリック 声 - 田中秀幸 フォーカードの1人で最古参。ハーバード大学卒。風貌・言動とも典型的な若きエリートビジネスマン。クレオ曰く「わりとシブイ二枚目」。“趣味で”クレオに経営を教えるためにコーンズに留まった。離婚歴や恩師との確執など、4人の中ではその私生活が最も語られた。 エリック・シュレイダー 声 - 速水奨 フォーカードの1人で、オックスフォード大学卒。金髪を長く伸ばした美青年。ハッキング等を含む情報処理の天才でコーンズのコンピュータシステムを自在に操る。“趣味で”クレオに法律を教えるためにコーンズに留まった。 ナッキー(夏木) 声 - 難波圭一 フォーカードの1人で、MIT卒の日本人。技術開発関係のプロジェクトを指導することが多く、車両・航空機の操縦にも長けている。4人の中で最も行動的な性格(エリック曰く「まだ子供」)で波長が合うためか、クレオの遊び相手(お守り役)となることも多い。荒事に馴れているようで、フォーカードの中では戦闘要員的な存在でもある(エリック曰く、「朝に会社をクビになっても昼飯前には銀行強盗になれる素質がある」)。理系ゆえに、クレオと出会った時には「“趣味で”何を教えりゃいいんだ」とぼやく一面も見られた。 ティナ・バダム 声 - 光野栄里(FORTUNE 3は「原えりこ」名義) 「クリスタル・ファラオ」より登場。清楚な雰囲気を持つ黒髪の美少女。クレオより2歳年上。唯一の肉親である兄が非業の最期を遂げ、自身も謎の一味に拉致されかけた所をクレオ達に救われる。事件解決後は天涯孤独になるも仲間に迎えられ、「リトル・サクスィーダー」以降はクレオの会長権限発動とスエンの承認を経て、フォーカードと同待遇の重役に就任する。驚異的な記憶力の持ち主で、スエン曰く「うかうかしてると秘書の座が危ない」と言わしめるほどの有能さを発揮する。奥手な性格のため「(戒律的に)何かと都合がいい」イスラム教徒を名乗っているが、実際にはクリスチャン。クレオとは仲間であり親友でもある仲になったため、普段は会社内の3LDKに2人で暮らしている。 アーサー・G・コーンズ 作中では故人。貧しい炭鉱夫から一代で巨大なコングロマリット「コーンズ」を築き上げた。組織が巨大化すると共に表面に出ることを避けるようになり、“第2のハワード・ヒューズ”とも呼ばれた。配偶者や子供・親族はおらず、生涯独身であった。フォーカードの面々とは臨終の床で初めて直接面会し、「自分と同じ“番号”を付けている者に全財産とコーンズの経営権を相続させる」との遺言を遺した。 レックス・チャンバー 「ライジング・コネクション」に登場。コーンズ・グループのG・F(グロリア・フーズ)の副社長で「食品業界のアイアコッカ」と呼ばれるほど経営とバイオ・テクオロジー手腕に長けているが、極めて野心的な性格でスレイダーグループとも関わりを持っている。自身が画策した「ライジング計画」を実行して日本の米市場を崩壊させようとしたが、クレオによって阻止される。全てが露呈した結果、G・F副社長の座を解任されるも、クレオの計らいにより、バイオ研究所の所長として、公害や毒性土に対処する事業を任される。スレイダーグループと関わりを持つ者たちの中で、改心した数少ない人物である。
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