コジマのレーシングカーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > コジマのレーシングカーの意味・解説 

コジマのレーシングカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 15:17 UTC 版)

「コジマエンジニアリング」記事における「コジマのレーシングカー」の解説

KE-FJ 1971年1975年開発したFJ360/FL500マシンスズキ水冷3気筒エンジン搭載。I、II、IIB、IIIモノコック)と改良された。片山義美従野孝司らがドライブKE-RE-I マツダ10Aロータリーエンジン (1,000cc) を搭載する2座席レーシングスポーツカー。設計伊藤猛志郎。1971年8月第1回鈴鹿グレート20ドライバーズレースに片山義美ドライブ出場し3位その後プライベーターの手渡り「ヤマモト・ロータリー7」として数レース出場したKE-FJ1300 1974年デビューしたFJ1300マシン(別名「KEサニー」)。マーチ733ベース開発しニッサンA12エンジン (1,300cc)を搭載長谷見昌弘松本恵二らがドライブKE007 1976年10月F1世界選手権イン・ジャパン出場したF1マシン設計小野昌朗フォード・コスワース・DFVエンジン (3,000cc) を搭載タイヤ日本ダンロップドライバー長谷見昌弘F1世界選手権イン・ジャパン出場後、転売重ねて所在不明となるが、レストア業者によって発見修復され2004年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード招待出場したKE008 1977年全日本F2000〜1978年全日本F2参戦したF2000、F2マシンBMWM12エンジン (2,000cc) を搭載F1マシンのKE007/KE009の縮小版で、モノコック80%ほどは共通している。長谷見昌弘高橋国光ディディエ・ピローニスポット参戦)がドライブ1977年全日本F2000第4戦「鈴鹿フォーミュラジャパン自動車レース」で長谷見昌弘ドライブによりデビューウィン。1978年全日本F2最終戦JAF鈴鹿グランプリ自動車レース」で高橋国光(スピードスターレーシング)が優勝無冠の帝王呼ばれていた高橋は初のビッグタイトルを獲得したKE009 1977年の日本GP出場したF1マシン設計小野昌朗モノコック軽量化ボディカウル見直しなどを行ったKE007発展改良型。タイヤブリヂストン変更スポンサー星野一義車がUNI-PEX高原敬武車が伊太利屋。 日本GPでの不振受けて同年11月富士スピードウェイでプライベートテストを行いJAF鈴鹿グランプリにカウーゼンのF2マシン出走していたケケ・ロズベルグF1デビュー前)が走行担当したロズベルグに「タイヤ空気入っていない」と評され空気圧上げて走行したところタイム上昇。さらに研究用買ったティレル・P34付いていた使用済みグッドイヤー・タイヤを履かせてみたところロズベルグ同時にテスト参加した高橋国光まで、日本GP決勝優勝車と遜色ないタイム記録した小嶋は「2年目不本意な結果タイヤのせいだった言わざるを得なかった」と述べている。 カウーゼンとの提携計画の中ではスポーツカーノーズをフェラーリ・312T風のウイングノーズに変更しトレッド幅を広げるなど、世界サーキット転戦考慮した改良施された。西ドイツのカウーゼンの元へ車体1台(高原車)、DFVエンジン2基、その他パーツ類を送ったが、計画破談後は日本へは戻らなかった。その後西ドイツのレーサーハンス・ハイヤー (Hans Heyer) がカウーゼンを救済するため高原車を買い取り個人コレクションの1台として保存している(このマシンには、なぜか星野スポンサーであるUNI-PEXステッカーが貼られている)。 星野車はヒーローズレーシング譲渡されたが、その後所在はわからなくなっている。 KE010 ロータス・78倣いウィングカーとして設計された3作目F1マシン設計小野昌朗モノコック準備進み最終的にボディ組立作業残っているという段階まで至っていたが、表に出ないまま開発中止となった小野は「風洞などの設備スタッフが揃わなければF1は作れなくなってしまった」ことが挫折原因語っている。 KE011 1979年の全日本F2選手権参戦した国産初のF2ウィングカーKE008KE009一部流用。ウィングノーズ+サイドラジエーターからスポーツカーノーズ+フロントラジエーター、ウィングノーズ+フロントラジエーターと改良繰り返された。BMWM12エンジン (2,000cc) を搭載タイヤ日本ダンロップ片山義美ディディエ・ピローニスポット参戦)がドライブ

※この「コジマのレーシングカー」の解説は、「コジマエンジニアリング」の解説の一部です。
「コジマのレーシングカー」を含む「コジマエンジニアリング」の記事については、「コジマエンジニアリング」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「コジマのレーシングカー」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コジマのレーシングカー」の関連用語

コジマのレーシングカーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コジマのレーシングカーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのコジマエンジニアリング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS