クライス連邦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:49 UTC 版)
ディアナ・フォン・バルヒェット 連邦軍大佐。双子2児の母。共和国内における公式・非公式の政策折衝を担う合同調整局の実務を統括する立場で、オペラ座にとっては連邦の窓口的存在でもある。共和国に連邦軍が駐留することを肯定する世論づくりのための工作に従事しており、オペラ座やマスコミなどにフェデラル・ビルをばらまいている。ロフスキに対しては同じ女性軍人として友好的である一方、ロフスキは連邦国民としては嫌っているが、軍人としては優秀だと評価している。家庭では優しい母として子育てに励む一方で仕事においては野心家で抜け目ない一面もあり、同じ連邦軍人でも自分が優位に立つ好機は見逃さず、仕切りを阻む存在に対しては容赦が無い。司令系統の違う15師団の麻薬密売スキャンダルを利用して師団長の排除と軍の裏金喝取に成功し、政治的権限拡大も進めつつある。 師団長 王国に隣接する共和国東部地域に駐屯する連邦陸軍第15師団の師団長。戦後においては合同調整局が同盟維持に不都合となる情報を揉み消す陰で民間での不祥事や軍用麻薬の製造密売による裏金調達などを横行させていたが、東部地域の社会不安が深刻化した上に麻薬が排外主義者の資金源にもなっていることを嗅ぎつけたオペラ座が調査に乗り出したため、表向きは不祥事を認めつつも自身の責任追及をかわすべく証拠隠滅を画策。しかし実務関係者を口封じで殺したことが裏目に出て内部告発が生じ、合同調整局に弱味を握られてしまう。事後処理でも借りをつくる結果となってしまい、最終的には陸軍省恫喝の邪魔と判断したバルヒェット大佐によって自裁の形式で謀殺される。 ロイド・クランゲル 連邦の新聞『フェデラル・アライアンス』で記事を書く年配記者。連邦軍の麻薬密売スキャンダルを隠蔽する対外宣伝工作のために共和国に招待され、オペラ座の案内で東部国境地域の麻薬取り締まり現場へ取材に赴くが、巧妙に状況を利用した事実の「仕込み」に勘付き、あえて共和国側の意図とは距離を置いた記事を書いた。その後も特派員として共和国で取材活動を続けており、オペラ座との付き合いも保っている。 テオドール・バッハ ロイドの部下で『フェデラル・アライアンス』の若手記者。穏便に立ち回りつつ相手の様子を探るような老獪さを未だ持ち合わせてないゆえに疑問や意見は率直に言う性格だが、現場の印象操作を見抜くことが出来ずにオペラ座の誘導に嵌った記事を書いたためロイドに差し替えられる。納得できずにロイドに抗議するが、ジャーナリストが欺かれる危さを説かれる。その後の動向は不明。
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クライス連邦
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共和国の西に位置する大国。共和国とは同盟と安全保障条約を締結しており、連邦軍を共和国東部に進駐させている。通貨はフェデラル・ビル。連邦が共和国に望んでいるのは王国に対する安全保障上の緩衝と縦深のみであり、常に自国の安全保障と利益を優先した行動を取るため、共和国人の中には連邦を嫌う者も多い。また、本国では共和国を経済的植民地とすることを望む一派も存在している。
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