キース・ムーンとは? わかりやすく解説

キース・ムーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 18:56 UTC 版)

キース・ムーン(Keith Moon、本名:Keith John Moon, 1946年8月23日 - 1978年9月7日)は、イングランドロックミュージシャンドラマー、俳優。


注釈

  1. ^ ムーンがある日、タウンゼントと共にロンドンのスピークイージー・クラブに行くと、偶然隣りのテーブルにいたザッパから、出演しないかと誘われたという。
  2. ^ ザ・フーの活動には関係していない出演作として、『200モーテルズ』の他に、『ドラキュラの息子』(1973年)、『マイウェイ・マイラブ』(1973年)、『スターダスト』(1974年)、『結婚狂奏曲セクステット』(1978年)が挙げられる。
  3. ^ 離婚は1975年。キムは1978年10月、ムーンの死の一か月後に元フェイセズイアン・マクレガンと再婚。アメリカに渡り、2006年8月に自動車の運転中に事故死するまで、マクレガンと添い遂げた。
  4. ^ 終了まで2曲を残すだけだったので、急ごしらえの代役で何とかその場が収まった。ツアーのプロモーターの為に白黒の記録映画が撮影されていたので、この出来事は全て映像に残された。
  5. ^ ダルトリーは早々と部屋に引き上げたので、この騒ぎには関与しておらず、牢屋行きを免れた。
  6. ^ ムーンが出演した映画『ドラキュラの息子』(1973年)の主役を務めた。
  7. ^ 公けにはインフルエンザが原因であるとされたが、実際にはブランデーにバルビツール酸系を混ぜて飲んだ為と推測されている。1973年11月20日のデイリー・シティ公演のステージで倒れた時とは違って、彼は開始早々に倒れてしまったので、コンサートは即座に中止されて4月1日まで延期になった。
  8. ^ ババ・オライリィ」と「無法の世界」の演奏場面が映画に使用された。
  9. ^ 自分の後任として翌年ザ・フーに加入することになるケニー・ジョーンズと会話を交わす写真が残っている。
  10. ^ タウンゼントは自伝に「ムーンの新しい医師が、鎮静薬を乱用していた彼の薬物服用歴を知らずに、アルコール離脱症候群の症状を抑えるための鎮静薬を100錠も処方してしまった結果、彼は一度に32錠もの量を服用できた」と記している。
  11. ^ ウォルター=ラックスは、1974年のムーンとの出会いから1978年の彼の死去までの4年間を回想した対談を2019年に上梓した。その中で彼女は、彼が死去した時の二人の法律上の関係について問われ、カリフォルニア州の法律に従って自分達の関係が事実婚(Common-law marriage)だったと証明すれば自分には遺産を相続する権利があったと回答している。この回答から、ムーンとウォルター=ラックスは入籍していなかったことがわかる。因みに彼女は、彼の死で感情的になって、カリフォルニア州に戻って弁護士を雇って煩雑な法的手続きを取るだけの気力がなかったので、その道を選ばなかったという。
  12. ^ ライブ・エイドと特別功労賞の授賞式にはジョーンズ、結成25周年記念ツアーにはサイモン・フィリップスを、それぞれドラマーに迎えた。
  13. ^ 2002年にエントウィッスルが死去してザ・フーのメンバーはタウンゼントとダルトリーの2人だけになり、ドラマーとベーシストはサポート・メンバーの扱いになっている。
  14. ^ ムーンの後任のケニー・ジョーンズを除く。
  15. ^ アルバム『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』(1972年)に収録。
  16. ^ ムーンが出演した映画のうち、『200モーテルズ』『ドラキュラの息子』『マイウェイ・マイラブ』『結婚狂奏曲セクステット』にはスターも出演している。『キッズ・アー・オールライト』にも、二人が一緒並んで出演する場面がある。
  17. ^ 前述のとおり、1996年から2023年現在までザ・フーのドラマーはサポート・メンバーのスターキーである。
  18. ^ ザ・フーのメンバーとして、テレビ番組『レディ・ステディ・ゴー』で「エニウェイ・エニハウ・エニホエア」を演奏する場面。

出典

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