シー・ミー・フィール・ミーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シー・ミー・フィール・ミーの意味・解説 

シー・ミー・フィール・ミー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 16:01 UTC 版)

シー・ミー・フィール・ミー
ザ・フーシングル
初出アルバム『トミー
B面 序曲(アルバム『トミー』より)
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1968年9月 - 1969年3月
ジャンル ロック
時間
レーベル トラック・レコード
デッカ・レコード
作詞・作曲 ピート・タウンゼント
プロデュース キット・ランバート
チャート最高順位
  • 12位(アメリカ[2]
ザ・フー シングル 年表
サマータイム・ブルース
(1970年)
シー・ミー・フィール・ミー
(1970年)
無法の世界
(1971年)
テンプレートを表示

シー・ミー・フィール・ミー」(See Me, Feel Me)は、イギリスロックバンドザ・フーの楽曲。1970年にシングルリリースされた。作詞・作曲はピート・タウンゼント。初出は1969年発表のアルバム『トミー』。

解説

史上初のロック・オペラ・アルバム『トミー』の最後を飾る曲。ある種の宗教団体の主導者のように崇められたトミーが、信者から反発され、全てを失い孤独になったところでこの曲が歌われるが、彼がその後どうなったかは一切示されておらず、各リスナーの解釈に委ねている[3]

アルバムでは「俺達はしないよ」という曲の後半部であり単独の曲としてはクレジットされていないが、シングル化の際に歌い出しの部分の歌詞をタイトルにし、単独の曲として扱われるようになった。2003年リリースのデラックス・エディションでは、「俺達はしないよ」と切り離してクレジットされたが[4]2013年リリースのスーパー・デラックス・エディションでは再び「俺達はしないよ」の中に内包される形になっている。なお、1996年リマスター版以降、フェードアウトが遅くなり、その分演奏時間が若干長くなった。

コンサート・パフォーマンス

ザ・フーはアルバム『トミー』発表後の1969年から1970年にかけてのツアーで、そのほぼ全曲をノンストップで再現し、この曲も全てのコンサートで演奏した[5]。このツアー中に出演したウッドストック・フェスティバルでの演奏は、映画『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』に収められた。

「トミー・ツアー」が終了した後も、この曲は「ピンボールの魔術師」、「スパークス」等と共にコンサートのレパートリーに残った。2000年以降のコンサートでは、ラストに演奏される事が多くなっている[6]2012年ロンドンオリンピックの閉会式でも演奏された。

脚注

  1. ^ a b 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、326頁。
  2. ^ The Who - Awards : AllMusic
  3. ^ レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)69頁。
  4. ^ 「シー・ミー・フィール・ミー~リスニング・トゥ・ユー(See Me,Feel Me/Listening To You)」と表記されている。
  5. ^ レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)51頁。
  6. ^ レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)57頁。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シー・ミー・フィール・ミー」の関連用語

シー・ミー・フィール・ミーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シー・ミー・フィール・ミーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシー・ミー・フィール・ミー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS