さらば青春の光_(オリジナル・サウンドトラック)とは? わかりやすく解説

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さらば青春の光 (オリジナル・サウンドトラック)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 15:35 UTC 版)

さらば青春の光 (オリジナル・サウンドトラック)』(Music From The Soundtrack Of The Who Film QUADROPHENIA)は、フランク・ロッダム英語版監督による1979年イギリス映画さらば青春の光』(Quadrophenia)のサウンドトラック盤である。1979年10月に2枚組アルバムとして発表された[1]


注釈

  1. ^ ジミーに道徳の説教をする父親も、着こなしが完璧な憧れの女の子も、彼の独白で描写されただけだった。最後は、ジミーがボートを盗み出して沖にこぎだして岩にたどり着いて、人格の一体化を示唆するLove Reign O'er Meの叫びを上げる場面で終わる。彼の生死は彼自身の決断に委ねられている。
  2. ^ ジミーの父親が、バイクで遊び回って真夜中近くに帰宅した彼を𠮟責して、「お前の人格は分裂している」(bloody split personality)と決めつける場面がある。
  3. ^ 『四重人格』と同様に、4つの人格を示す楽曲である「ヘルプレス・ダンサー」, 「イズ・イット・ミー?」, 「愛の支配」, 「ベル・ボーイ」の一節から構成された「ぼくは海」から始まる。さらに、この4曲は部分的にではあるが、劇中(「イズ・イット・ミー?」が含まれる「ドクター・ジミー」はクレジットタイトルの部分)の挿入歌に用いられた。
  4. ^ 『四重人格』の収録版と同じで、4つの人格のテーマが「ヘルプレス・ダンサー」(金管楽器の独奏)、「イズ・イット・ミー?」(ヴォーカルのみ)、「ベル・ボーイ」(コーラスのみ)、「愛の支配」(ヴォーカルのみ)の順番に登場したのち、「リアル・ミー」(ヴォーカルのみ)で終わる。一方、映画の冒頭に使われた版では、「愛の支配」と「ベル・ボーイ」の順番が入れ替わっている。
  5. ^ 他の収録曲は、「少年とゴッドファーザー」のように映画ではごく短時間にしか使用されなかったものも含めて、映画での使用時間の長さとは無関係に全編が収録されたが、「ヘルプレス・ダンサー」だけは、映画と同様に終了直前の部分がフェイド・インしてそのまま終わるという極めて短い収録だった。
  6. ^ このストリングス・パートは、ザ・フーのアルバム『イッツ・ハード』(1982年)に収録された'I've Known no War'で使用された。
  7. ^ 2011年に発表されたQuadrophenia: Director's Cut Super Deluxe Editionに、タウンゼントが当時制作したデモである'Fill No. 1 Get Out And Stay Out'、'Quadrophenic Four Faces'、'Joker James'が収録された。
  8. ^ 1978年9月に急死したドラマーのキース・ムーンに代わって加入した新メンバーのケニー・ジョーンズが参加した。
  9. ^ ミーデン作として発表されたが、ザ・ダイナミックス英語版の'Misery'(1963年)の改変である。
  10. ^ 当然、選曲は著作権に基づくライセンスに大きく左右された。その結果、ザ・カスケーズザ・ロネッツなど、特にモッズに人気があったとは言えないグループの曲も選ばれた、と指摘されている。
  11. ^ この曲は当時の録音ではなく、映画の為にクロス・セクション(Cross Section)というバンドによって制作された。原曲は、シンガーのトミー・タッカー (シンガー)英語版が1964年に発表した楽曲。
  12. ^ ミーデン作として発表されたが、スリム・ハーポの'I Got Love If You Want It'(1957年)の改変である。
  13. ^ 映像はザ・フーのドキュメンタリー映画『キッズ・アー・オールライト』(1979年)にも使用され、音源は同名サウンドトラック・アルバム(1979年)に収録された。
  14. ^ 'Quadrophenia'は、4つの人格のテーマ曲である'Helpless Dancer'、'Is It Me?'、'Love Reign o'er Me'、'Bellboy'の一節から構成されたインストルメンタルである。映画ではジミーがロッカーズのメンバーになっていた旧友のケヴィンを襲撃してしまった後の場面で'Helpless Dancer'、彼が薬物を手に入れるためにステフのボーイフレンドから得た連絡先に、スパイダー、デイブと3人でバイクで向かう場面で'Bellboy'、彼がブライトンのダンスホールから叩き出されて一晩野宿した翌朝の場面で'Love Reign o'er Me'の一節がそれぞれ使用された。'Cut My Hair'はジミーがヘイスティングスで起こったモッズとロッカーズの乱闘騒ぎを取り上げた新聞記事の切り抜きを自分の部屋の壁に貼り付ける場面、'Is It in My Head?'は、ブライトンの大乱闘が警察によって鎮圧され、ジミーやエースが護送車で連行されステフがデイブのバイクでロンドンに帰っていく場面で使用された。
  15. ^ 「ハイ・ヒール・スニーカーズ」と同様、映画の為にクロス・セクションによって制作された。原曲はジョン・リー・フッカーが1956年に発表した楽曲である。

出典

  1. ^ thewho.com”. 2023年11月16日閲覧。
  2. ^ Townshend (2012), pp. 250, 253.
  3. ^ Atkins (2000), pp. 249–251.
  4. ^ thewho.com”. 2023年9月1日閲覧。
  5. ^ thewho.com”. 2023年11月16日閲覧。
  6. ^ Neill & Kent (2007), pp. 86–87.


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