キッズ・アー・オールライト (サウンドトラック)とは? わかりやすく解説

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キッズ・アー・オールライト (サウンドトラック)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 21:53 UTC 版)

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キッズ・アー・オールライト
ザ・フーサウンドトラック
リリース
録音 1965年 - 1978年
ジャンル ロック
時間
レーベル ポリドール
プロデュース ビル・カービシュリー、トニー・クリンガー
専門評論家によるレビュー
  • Q magazine [1]
チャート最高順位
  • 26位(イギリス)、8位(アメリカ)[1]
  • ザ・フー アルバム 年表
    フー・アー・ユー
    (1978年)
    キッズ・アー・オールライト
    (1979年)
    さらば青春の光
    (1979年)
    テンプレートを表示

    キッズ・アー・オールライト』(The Kids Are Alright)は、イギリスロックバンドザ・フー同タイトルのドキュメンタリー映画サウンドトラック・アルバム。1979年発表。

    解説

    本作は1979年に公開されたグループの伝記映画『キッズ・アー・オールライト』(ジェフ・スタイン監督)のサウンドトラック盤であり、映画の劇場公開と同時に発表された。但し、日本では本作のみが発表され、映画は1980年代に入ってからVHSとして発表された[2]

    映画には使用されなかった「恋のマジック・アイ」、「マイ・ワイフ」、「ジョイン・トゥゲザー」も収録されている。また、本作収録の「ハッピー・ジャック」は、レコード音源を使用した映画版とは異なり、1970年リーズ大学でのライヴ音源が使用されている(オリジナルLPには「スウェーデン公演より」と誤記された。CD版では修正済み)[3][4]。また「マジック・バス」は本作のためにステレオリミックスしたバージョン、「トミー、聞こえるかい」は、エンディングがアルバム『トミー』(1969年)に収録されているものと異なり、フェイドアウトしない別バージョンである。

    映画で使用された「シャウト・アンド・シミー」、「恋のピンチ・ヒッター」、「リリーのおもかげ」、「サクセス・ストーリー」、「くもの巣と謎」、「バーバラ・アン」、「フー・アー・ユー」は収録されていない。

    最後の「無法の世界」はキース・ムーンの生前最後のパフォーマンスである。

    オリジナルLPは2枚組でリリースされたが、リイシューCDは1990年代までは「ジョイン・トゥゲザー」~「マイ・ジェネレーション・ブルース」のメドレーを割愛し、1枚組形態で販売されていた(CDの収録時間内に収まるようにするための措置と思われる)。2000年リマスター版ではこのメドレーも収録され、曲間を縮めることで1枚組収録に対応している。2011年には日本限定で最新リマスター版がリリースされた。

    収録曲

    ※特記なき限り作詞・作曲はピート・タウンゼント
    ※☆はレコード音源が使用された楽曲

    • A面
    1. マイ・ジェネレーション - My Generation <TV「スマザーズ・ブラザーズ・ショー」、1967年9月15日> [5]
    2. アイ・キャント・エクスプレイン - I Can't Explain <TV「シンディグ」、1965年8月3日>
    3. ハッピー・ジャック - Happy Jack <リーズ大学公演、1970年2月14日>
    4. 恋のマジック・アイ - I Can See for Miles <TV「スマザーズ・ブラザーズ・ショー」、1967年9月15日> [5]
    5. マジック・バス - Magic Bus <TV「ビート・クラブ」、1968年10月12日>☆
    6. 不死身のハード・ロック - Long Live Rock
    • B面
    1. エニウェイ・エニハウ・エニホエア - Anyway, Anyhow, Anywhere (Townshned, Daltrey) <TV「レディ・ステディ・ゴー!」、1965年7月1日>
    2. ヤングマン・ブルース - Young Man Blues (Allison) <ロンドン・コロシアム公演、1969年12月14日>
    3. マイ・ワイフ - My Wife (Entwistle) <ゴーモント・ステート・シアター公演、1977年12月15日>
    4. ババ・オライリィ - Baba O'Riley <シェパートン・フィルム・スタジオ、1978年5月25日>
    • C面
    1. クイック・ワン - A Quick One, While He's Away <「ロックンロール・サーカス」、1968年12月10日>
    2. トミー、聞こえるかい - Tommy Can You Hear Me? <TV「ビート・クラブ」、1969年9月27日>☆
    3. スパークス - Sparks <ウッドストック・フェスティバル、1969年8月17日>
    4. ピンボールの魔術師 - Pinball Wizard <ウッドストック・フェスティバル、1969年8月17日>
    5. シー・ミー・フィール・ミー - See Me, Feel Me <ウッドストック・フェスティバル、1969年8月17日>
    • D面
    1. メドレー:ジョイン・トゥゲザーロードランナーマイ・ジェネレーション・ブルース - Medley: Join Together/Road Runner/My Generation Blues (Townshned, McDaniel) <シルバー・ドーム公演、1975年12月6日>
    2. 無法の世界 - Won't Get Fooled Again <シェパートン・フィルム・スタジオ、1978年5月25日>

    脚注

    1. ^ 2000年版リイシューCDのブックレットのクレジットより。
    2. ^ 日本版リイシューCD(2000年)の前澤陽一による解説より。
    3. ^ レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』 (2004年) p.73
    4. ^ この音源は1995年にリリースされた『ライヴ・アット・リーズ』拡大版にも収録されたが、ミックスは異なっている。
    5. ^ a b この番組では音源を使用した当て振りでの披露だったが、「マイ・ジェネレーション」の音源はこの番組のために事前に録音した特別バージョンが使用されている。「恋のマジック・アイ」はレコード音源であるが、ここに収録されているものはミックスが異なる。

    外部リンク

    The Kids Are Alright - The Who




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