キャンペーンの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:10 UTC 版)
「全国キャンペーン」「地域キャンペーン」「支援キャンペーン」の3つを主としており、ACジャパンはこれを「3つの柱」としている。 全国キャンペーン その名の通り日本全国で展開されるキャンペーン。日本全体にとっての問題がテーマとなる。また、テレビCMの60秒版はこのキャンペーンのみの製作である。2018年度からは、一部の作品に限り、手話や外国人向けの英語字幕も採り入れている(サウンドロゴも含む)。これのみ毎年度2つ分が確保されており、必ず一つは子供にも分かりやすく説明されたものが製作されている。これは、子供向けテレビ番組や、その前後のスポットCM枠でACジャパンの差し替えが生じたときは、この作品が必ず放送されている。 地域キャンペーン 日本全国を北海道・東北・東京(関東地方および新潟県、山梨県、長野県、静岡県の1都10県)・名古屋(東海3県と北陸3県)・大阪(近畿2府4県)・中四国・九州・沖縄の8つに区切って展開されるキャンペーン。広告テーマをよりその地域に根付かせるため、2017年度より基本的に2年間継続展開される。 地域キャンペーンは基本的に自分の住んでいる地域のものしか見られないが、テレビ・ラジオにおいて、別の地域の放送局で制作された番組が放送されている場合、その放送局が位置する地域のキャンペーンのCMが流れることがある。例えば東京にある放送キー局で制作した番組が地上波全国ネットまたはBSで放送されている場合、東京地域キャンペーンのCMが全国で見られる。同様に大阪にある放送キー局で制作した番組が地上波全国ネットまたはBSで放送されている場合、大阪地域キャンペーンのCMが全国で見られる。2005年度の大阪地域キャンペーン「一人にならない。一人にさせない。」のように放送時期の途中から全国展開に変わった例や、2006年度の大阪地域キャンペーン「車内は部屋ではありません」、2007年度の名古屋地域キャンペーン「日課のスライド」のようにテレビCMのみが全国展開されて他のメディアが当該地域のみで展開された例もある。 なお、東京地域キャンペーンは、地域の共通のテーマが見いだせないという理由から、2013年度以降は2015年度の「約束の場所」と2018年度の「会いにいこうょ ほくほく、とうほく」(2017年度東北地域キャンペーンの「ほくほく、とうほく」を2018年度は東京地域にも拡大したもの)を除き休止しているが、その他の地域キャンペーンは従来通り展開されている。 支援キャンペーン 公共福祉活動を行う非営利団体の活動を支援するキャンペーン。但し、支援対象となる団体は「支援キャンペーン実施諸規則」を満たす必要がある。この支援を受けたことのある団体は支援団体一覧を参照。 このキャンペーンの広告は当初は支援団体の表現は無かったが、90年代中盤ごろに支援団体を表現しなければならなくなり、実質二重宣伝に近い形となっていた。当初は団体名のロゴタイプ(テレビCMと紙媒体の広告)から始まり、ACジャパンになって以降からは音声表現(テレビCMとラジオCM)も加わっている。これに伴い、日本赤十字社による献血の支援キャンペーンは行われなくなり、日本赤十字社の自社製作に移行した。 環境映像 動物や植物、自然などの映像。2010年度と2018年度に放送。2018年度は2010年度の震災時以来約7年ぶりに製作された。2010年度は普通の字体で文言と団体名が表示されていた(ロゴマークは表示されていない)。2018年度は文言があるものとないものとがある。ロゴマークは青か白で右上か右下に表示されている。 このほか、団体そのものを紹介する広報キャンペーンや、NHK・アメリカAC・韓国放送広告公社と共同で行うキャンペーンもある(それぞれ「ACジャパン・NHK共同キャンペーン」<上記参照>、「日米共同キャンペーン」、「日韓共同キャンペーン」)。 BS放送においては、大学や専門学校の学生が制作し、応募した作品の中から選ばれた「ACジャパン広告学生賞」の作品も放送される。 大災害発生などの緊急時には、7月の更新時期に関係なく臨時キャンペーン(下記参照)が企画、制作される。
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