ガス事業の本格化とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ガス事業の本格化の意味・解説 

ガス事業の本格化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 16:20 UTC 版)

福澤桃介」の記事における「ガス事業の本格化」の解説

日清紡績設立と同じころ、介は福岡県門司市(現・北九州市)において進行中であった都市ガス起業計画参加し門司瓦斯発起人一員となった参加動機起業中心人物であった大橋淡に誘われたためという。門司瓦斯起業の手続き1907年反動恐慌一時中断ののち1909年12月会社設立まで至ったが、介は同社役員はなっていない。この門司瓦斯発起人加入機に介は東京既存ガス会社東京瓦斯ガス)に対す競合会社設立思いつき1か月計画をまとめ「千代田瓦斯」の名で1907年2月事業許可得た千代田瓦斯恐慌会社設立が一旦見合わせられたのち、1910年5月名古屋瓦斯社長奥田正香らの出資得て発足するが、この千代田瓦斯でも介は役員に就いていない。 介によると、この千代田瓦斯技師長を務めた岡本桜名古屋瓦斯技師長兼)による地方都市へのガス事業普及活動触発されたことが自身ガス事業本格化する契機となったという。1910年4月28日介は「日本瓦斯株式会社」を設立し自ら社長に就いた。この新会社は、各地地方都市計画されつつあるガス事業対し資金資材提供し経営技術両面指導をなすことを目的とする持株会社である。義弟福澤四郎専務取締役松永安左エ門渡邊修田中新七の3名を取締役に置く陣容で、資本金200万円本社東京構えた。なお介が地元有志らと許可得た香川県高松市におけるガス事業権利日本瓦斯移され日本瓦斯高松出張所として1911年7月開業しており、日本瓦斯自身ガス事業者となっている。 設立翌年1911年時点で、日本瓦斯北海道から九州に至る各地ガス会社9社の株式保有していた。この9社のうち北海道瓦斯博多瓦斯除いた下記の7社で介は取締役務めている。 下関瓦斯初代) - 1910年5月山口県下関市設立介が初代社長熊本瓦斯 - 1910年5月熊本県熊本市設立初代社長地元熊本千田十郎新潟瓦斯初代) - 1910年7月新潟県新潟市設立介が初代社長鹿児島瓦斯 - 1910年7月鹿児島県鹿児島市設立介が初代社長姫路瓦斯 - 1910年9月兵庫県飾磨郡市殿村(現・姫路市)に設立初代社長神戸松之輔。ただし介を含む日本瓦斯役員1914年辞任大牟田瓦斯 - 1910年11月福岡県三池郡大牟田町(現・大牟田市)に設立介が初代社長和歌山瓦斯 - 1911年4月和歌山県海草郡中ノ島村現・和山市)に設立介が社長務める。 1912年になって介のガス会社役員就任続いており、まず6月広島県呉市にある呉瓦斯取締役加わった同社日本瓦斯大株主とするガス会社一つであるが、翌1913年大正2年12月広島瓦斯(現・広島ガス)に吸収されている。次いで10月愛媛県越智郡今治町現・今治市)における今治瓦斯(現・四国ガス)の設立際し取締役就任した。この今治瓦斯では、県にガス事業申請する段階では介が代表であったが、設立時には地元財界主導権移っており、初代社長には八木亀三郎就いている。

※この「ガス事業の本格化」の解説は、「福澤桃介」の解説の一部です。
「ガス事業の本格化」を含む「福澤桃介」の記事については、「福澤桃介」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ガス事業の本格化」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガス事業の本格化」の関連用語

ガス事業の本格化のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガス事業の本格化のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの福澤桃介 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS