カトリック的な側面とは? わかりやすく解説

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カトリック的な側面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 17:22 UTC 版)

聖公会」の記事における「カトリック的な側面」の解説

カトリック (概念)」も参照 歴史的主教制(監督制):聖職者平信徒明確に区別し主教Bishop)・司祭Priest)・執事(Deacon)の三聖職位制を保っており、使徒継承性を自認している。 管区教区があり、必ず主教によって統括される。 修道士修道会制度存在する(一旦ほとんど廃止され1920世紀になってから復興された)。アングリカン・ベネディクト会、アングリカン・フランシスコ会などが存在する聖職者祭服アルブストールなど)や、聖堂様式(ほとんど必ず中央奥に祭壇と聖卓がある)などはカトリックほとんど同じである教会暦概念があり、時節によって定められ祭色用いる。 礼拝式次第は、幾度も変遷遂げているが、現行のものは特に聖餐式に関しては、おおよそローマ典礼英語版)(カトリック教会ミサ)に準拠した形式となっている。また、朝の祈りでは「ザカリヤの賛歌」(ベネディクトゥス・ドミヌス・デウス)、夕の祈りでは「マリヤの賛歌」(マニフィカト)、就寝前の祈りでは「シメオンの賛歌」(ヌンク・ディミティス)が主に歌われまたは唱えられるのは、カトリック聖務日課から受け継いだ形式である。 聖餐には原則的に薄い種無しパンホスチアホーストウェファー)とアルコール発酵したぶどう酒用いられる儀礼の中では聖餐何よりも重要視し原則的に主日教会によっては毎朝聖餐式が行われる。 教名一般的には洗礼名、または教名風習がない教派からの転会者堅信に際して名付けられる)、また教父母風習がある。 多く教会で、「聖○○教会」という具合に、特定の守護聖人因んだ名が付けられる。 公祷の祈祷文は、原則的に全て成文祈祷であり、一冊の祈祷書にまとめられている(一冊の祈祷書全ての成文祈祷載せるという形式は、聖公会発祥である)。 主日聖餐式週日朝・夕祈りでは、その日朗読される聖書箇所聖書日課)が全て定められている。 逝去者のための祈りレクイエム)を行う。 グレゴリオ聖歌旋律由来する聖歌がある。 以下、主に「ハイ・チャーチ」と呼ばれる教会見られる特徴 聖像認めており、イエス・キリスト聖母マリア、その聖堂名前の由来になった聖人天使などの絵や彫像を、祭壇ステンドグラスバナー(旗)などに用い場合がある。 聖餐を伴う礼拝聖餐式)のことを、英語ではMassラテン語の「ミサMissa」と同語)と呼ぶことがあり、日本語でも稀にミサと呼ぶ場合がある。 礼拝中、特定の箇所十字を切るひざまづく、立つなどの決まった所作がある。 陪餐の際に、分餐者の前でひざまづいて、分餐者の手から信徒の口で聖体拝領する場合がある。 礼拝中、振り香炉抹香)やトーチ行列の手持ち蝋燭)を用い場合がある。 礼拝中の全てまたはほとんどの祈祷文を、旋律付けて朗唱唱詠司式チャンティングChanting/コーラル・サーヴィス:Choral Service)する場合がある。こうした盛式聖餐式を、「ハイ・マス」(High Mass)・「荘厳ミサ」(Solemn High Mass)や「歌ミサ」(Sung Mass)と呼ぶ。対義語は「ロー・マス」(Low Mass)である。 現在、多く聖公会は、司式者と会衆向かい合って行われる対面司式であるが、司式者が祭壇向かい会衆背を向けて司式する背面司式を行う場合稀にある。 司祭対す敬称として、神父Fatherと呼ぶ場合がある。(多く教会では「司祭」あるいは「○○先生」と呼ぶ。稀に牧師と呼ぶ場合もあるが、聖公会における「牧師」(Rector)はプロテスタントの用語とは異なりカトリックにおける主任司祭、即ち、その教会管理者たる司祭という意味である。)(詳細は「牧師#呼称と役職の教派別対照表」および「牧師#聖公会の牧師」を参照

※この「カトリック的な側面」の解説は、「聖公会」の解説の一部です。
「カトリック的な側面」を含む「聖公会」の記事については、「聖公会」の概要を参照ください。

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