オーメストグランデ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 06:26 UTC 版)
「はやめブラストギア」の記事における「オーメストグランデ関係者」の解説
風村はやて(かざむら はやて) オーメストグランデの情報を入手するために小沢峠を訪れたはやめたちの前に、オーメストグランデのサイクルジャージを身に纏って現れた金髪のロングヘアを持つ美女。はやめに対し、自らを『風村涼一の意志を継ぐ者』と名乗り、さらに『金獅子王』を名乗る。自転車はビアンキ・オルトレXR2。 サイクリストとしての実力は非常に高く、はやめすら足元にもおよばないほど。しかしはやめに対しては、サイクリストとして及第点の評価をしている。小沢峠以降、はやめのことを見守っており、ことあるごとにはやめたちの前に現れ、オーメストグランデやはやめの父・涼一に関するアドバイスやヒントを与えて去って行く。 オーメストグランデのスポンサーであるブラスト・スポーツ・コーポレーションの経営者一族のひとりで、ブラスト社会長の正蔵を『おじいさま』と呼んでいる。自らの苗字に関して、はやめに対して『あなたがサイクリストとして成長するまで、風村の姓は私が預かる』と言うなど、オーメストグランデや風村涼一、あるいははやめと何らかの関係があることが示唆されているが、オーメストグランデに関わっていること、風村涼一が自転車を教わった師であること以外の詳細は不明で、謎の多い人物。スタイル抜群だが、とんでもない大食漢である。 白鳳院さくや(はくほういん さくや) はやめの前に突如として現れた、オーメストグランデのサイクルジャージを纏い、銀髪をツインテールに纏めた少女。ブラスト・スポーツ・コーポレーション社長の白鳳院翔真の一人娘で、はやては遠縁にあたる。オーバーランドナーに選ばれることに心血を注いでおり、認めてもらうために躍起になっている。忍者王こと神野は彼女の師匠にあたるが、彼がはやめとの対戦後に抜忍となって姿を消したことで、師匠を超えることを証明する機会を摘み取られたものと思い込み、はやめを『父親譲りの才能だけで走っている愚鈍な存在』と罵倒し、激しく敵愾心を燃やす。後にはやめをデストライドでオーバーランドナー候補から追い落とすためにハスターを倒し、白龍王を名乗って埼玉県の白石峠で勝負を挑む。身体つきははやめと全く同じ。愛車は部下に命じてはやめと全く同じ仕様にし、白と黒でカラーコーディネイトしたビアンキ・センプレプロ。 神野龍一郎(じんの りゅういちろう) オーメストグランデのパーツと父の情報を餌にはやめを誘い出し、彩湖を周回する夜間の3時間エンデューロで勝負を挑んできた男。甲賀流輪術を操る忍者で、顔と名前を隠し、自らを忍者王と名乗る。愛車はKOGA・キメラ。 王を名乗っているが、本当は裏ロード界の人間ではなくブラスト・スポーツ・コーポレーションの正社員。オーメストグランデ開発陣のひとりで、かつては風村涼一の部下だった。オーメアウトに属して主(ブラスト社社長の翔真)の命で産業スパイを行っており、ロードバイクは隠密裏かつ迅速に現場から逃走するための手段として考えている。キャッツアイを撒菱よろしく道路に埋め込む、分身の術と称して仲間の下忍を呼び寄せてはやめの走りを妨害する、スポークを飛ばしてはやめのロードバイクのタイヤをパンクさせようとするなど、勝負に勝つためにあらゆる汚い手段を講ずるが、最後は純粋に勝負を楽しむはやめの瞳に愛娘のそれを重ね、社畜であることよりも家族に誇れる夫であり父親であることを選択。はやめに素顔と本名を明かして抜忍となり、正面から堂々とはやめに勝負を挑んで敗北する。敗北後は社会的に抹殺される可能性もあったが、身柄は正蔵預かりとなり、オーメアウトを離脱して極秘裏に台湾に渡り、そこで引き続きオーメストグランデの開発に携わる。 メフィスト ブラスト社主催のZwiftを用いたVRサイクリングイベントに参加したはやめの前に現れた、全身漆黒のサイクリスト。オーメストグランデのロードバイク「美梅」に乗る。 走りや言葉からはやめは父・涼一の面影を感じるが、正体は涼一のデータをもとに開発された人工知能であり、VRサイクリングを通じてあらゆるサイクリストのデータを収集し、美梅の開発に役立ててきた。はやめにオーメストグランデの情報や父・涼一の現況を伝え、はやめの成長を父・涼一に伝えることを約束するが、はやめと別れた後、しゃべりすぎたとして白鳳院翔真の手によって消去される。 白鳳院正蔵(はくほういん しょうぞう) ブラスト・スポーツ・コーポレーション会長。口髭と長い顎髭を生やし、かくしゃくとした好々爺風の人物。百草園の激坂を走りに来たはやめと出会ってヒルクライム勝負を持ち掛け、年齢を感じさせない軽やかな走りではやめを一蹴。彩湖では抜忍となった神野の身柄を保護し、会社での身分を保証する。はやめのサイクリストとしての将来性を高く評価しており、はやてにはやめの監視を命じている。またオーメストグランデのスポンサーとして、オーメアウト側の行き過ぎた行動に警戒心を抱いている。愛車はフジ・バラクーダ。 白鳳院翔真(はくほういん しょうま) ブラスト・スポーツ・コーポレーション社長。さくやの父親である。オーメアウトを推し進めるなど冷徹に会社を経営しているが、娘を救った藤岡にしっかり礼をするなど社会的良識は備えている。かつては白鳳院家の御曹司でありながら敗北したら引退するとの条件でロードレースに参加、勝利を重ねていたが、涼一に敗北してレーサーを引退し、ブラスト社の社長に就任した。このことは、涼一のドーピングによる永久追放も相まって、さくやがはやめに対する敵愾心を掻き立てる原因の一つとなっている。
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