MMO
別表記：エムエムオー
「MMO」とは、オンラインゲームのうち、大勢のプレイヤーが同時に参加して遊ぶことができるマルチプレイヤー型のゲームのことである。「多人数同時参加型オンラインゲーム」と訳されることもある。
「MMO」は「Massively Multiplayer Online（マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン）」の略であり、直訳すれば「大規模マルチプレイヤーオンライン（ゲーム）」である。
「MMO」は、それ自体がゲームのジャンルというわけではない。「MMO」は複数ジャンルに適応し得るゲームのシステム上の特徴である。「MMO」は大抵、RPGやFPSなどのジャンル名と組み合わせて、「MMORPG」「MMOFPS」「MMORTS」といった言い方で用いられる。
「MMO」と呼ばれるゲームの多くは、数百人から数千人の規模でプレイヤーが同時接続・同時プレイできるようになっている。
「MMO」ほど大勢ではない（大規模というわけではない）が、複数名程度のプレイヤーが同時参加してプレイできるゲームは、「MO」と呼ばれることがある。
「MO」と呼ばれるゲームのジャンルとしては「MORPG」や「MOBA」が上げられる。MOBAは、数名のチーム同士が対戦するゲームのジャンルである。
「MMORPG」は「Massively Multiplayer Online Role-Playing Game（マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム）の略である。
要するに、MMORPGとは、MMOの要素を含むRPGである。
「RPG」は、ビデオゲーム（コンピュータゲーム）の登場以前からあるジャンルである。基本的には「各プレイヤー（参加者）がそれぞれ割り当てられたキャラクターを演じ（ロールプレイング）ゲーム内の世界観に沿って物語を進めるゲーム」を指す。これが今日のコンピュータゲームとしてのRPG（ある世界で目的を遂げるため冒険する）に繋がっている。
旧来のコンピュータゲームとしての「RPG」は、基本的に1人プレイ用に設計されており、また、用意されたストーリーの大枠から大きく外れることなく物語の結末（エンディング）まで進められる。「MMORPG」では、数百人にも上る大勢のプレイヤーが同一のゲーム世界においてプレイし、他プレイヤーと関わりを持ちながらプレイできる。世界設定やストーリーはあるが、進め方は一本道ではなく、進行を無視して本筋から逸れた遊び方に終始したりもできる。また、他プレイヤーとの協力、敵対、経済的な取引や駆け引きなどもプレイ上の醍醐味となる。
MMORPGは、大勢のプレイヤーが参加すればするほど面白さが増すジャンルといえる。言い換えれば、プレイヤーの数の多寡は、MMORPGの相対的な面白さに直結しやすい。そうした要因もあってかMMORPGの作品は栄枯盛衰が激しくなりがちでもある。
MMORPGにはゲーム世界における時間軸（ゲーム内時間）があるが、これは他のプレイヤーと共有されている。そのため、自分がゲームをプレイしているか否かにかかわらず、ゲーム内では常に時間が進んでいる。久しぶりにプレイしてみたらゲーム内の様相がまるで変わっていた、といった事態もあり得る。ゲームをやり直す（リセット）機能もない。他プレイヤーと協力して攻略に挑む場合にはプレイ時刻を示し合わせる必要がある。
同じゲーム世界に存在する他プレイヤーとのコミュニケーションも、MMOならではの要素である。団結して強敵に挑み、一人では勝てない敵の討伐に成功した場合の快感などは、MMORPGの醍醐味といえる。
他者の存在は、トラブルの原因にもなり得る。嫌がらせや詐欺まがいの仕打ちが横行することもある。
MMORPGは基本的には他者とのコミュニケーションを構築する前提で設計されているが、他人と全く干渉しないソロプレイでも十分に遊べるように配慮して「ゲームはやりたいが他人とのコミュニケーションは不要」という需要に対応しているMMORPGも多い。
注目度の高いランキングカテゴリは「人気度」「新作」「無料プレイ」である。
カテゴリのほか「〇〇年最新」といった古い情報ではないとわかること、「PC/スマホ」といった自分がプレイできる環境か判断しやすいよう、プラットフォームで分けられているかどうか、といったポイントも重視される。
キーボードやコントローラーを使って画面上のアバターを動かすのではなく、一人称視点で実際に仮想空間で行動するようなプレイスタイルになる。2022年時点でのVRゲームプレイ環境は、VRゴーグルとモーションコントローラーを使用するものである。
2022年に「Zenith: The Last City」がVRMMOとしてリリースされた。VRゴーグル、モーションコントローラーを使った操作や、ボイスチャットを使用した現実味のあるコミュニケーション方法など、MMORPGとは異なる操作感のゲームになっている。
VRMMOを主題とした創作作品の具体例としては「ソードアート・オンライン（著：川原礫）」が有名。「Zenith: The Last City」も「ソードアート・オンライン」に影響を受けている。2009年にライトノベルとして刊行され、その後アニメ、漫画、ゲーム、ドラマなども製作された。ほかにも、「レディ・プレイヤー・ワン（著：アーネスト・クライン）」という2014年に刊行されたSF小説もVRMMOが主題の作品。2018年に映画化され話題となった。
「MMO」とは、オンラインゲームのうち、大勢のプレイヤーが同時に参加して遊ぶことができるマルチプレイヤー型のゲームのことである。「多人数同時参加型オンラインゲーム」と訳されることもある。
「MMO」は「Massively Multiplayer Online（マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン）」の略であり、直訳すれば「大規模マルチプレイヤーオンライン（ゲーム）」である。
「MMO」は、それ自体がゲームのジャンルというわけではない。「MMO」は複数ジャンルに適応し得るゲームのシステム上の特徴である。「MMO」は大抵、RPGやFPSなどのジャンル名と組み合わせて、「MMORPG」「MMOFPS」「MMORTS」といった言い方で用いられる。
「MMO」と呼ばれるゲームの多くは、数百人から数千人の規模でプレイヤーが同時接続・同時プレイできるようになっている。
「MMO」ほど大勢ではない（大規模というわけではない）が、複数名程度のプレイヤーが同時参加してプレイできるゲームは、「MO」と呼ばれることがある。
「MO」と呼ばれるゲームのジャンルとしては「MORPG」や「MOBA」が上げられる。MOBAは、数名のチーム同士が対戦するゲームのジャンルである。
「MMORPG」
「MMO」に関するゲームの代表的ジャンルとしては「MMORPG」が挙げられる。「MMORPG」は「Massively Multiplayer Online Role-Playing Game（マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム）の略である。
要するに、MMORPGとは、MMOの要素を含むRPGである。
「RPG」は、ビデオゲーム（コンピュータゲーム）の登場以前からあるジャンルである。基本的には「各プレイヤー（参加者）がそれぞれ割り当てられたキャラクターを演じ（ロールプレイング）ゲーム内の世界観に沿って物語を進めるゲーム」を指す。これが今日のコンピュータゲームとしてのRPG（ある世界で目的を遂げるため冒険する）に繋がっている。
旧来のコンピュータゲームとしての「RPG」は、基本的に1人プレイ用に設計されており、また、用意されたストーリーの大枠から大きく外れることなく物語の結末（エンディング）まで進められる。「MMORPG」では、数百人にも上る大勢のプレイヤーが同一のゲーム世界においてプレイし、他プレイヤーと関わりを持ちながらプレイできる。世界設定やストーリーはあるが、進め方は一本道ではなく、進行を無視して本筋から逸れた遊び方に終始したりもできる。また、他プレイヤーとの協力、敵対、経済的な取引や駆け引きなどもプレイ上の醍醐味となる。
MMORPGは、大勢のプレイヤーが参加すればするほど面白さが増すジャンルといえる。言い換えれば、プレイヤーの数の多寡は、MMORPGの相対的な面白さに直結しやすい。そうした要因もあってかMMORPGの作品は栄枯盛衰が激しくなりがちでもある。
MMORPGの特徴
MMORPGは他プレイヤーと同じゲーム内世界を共有するという大前提がある。このため、1人用のコンピュータRPGには基本的に見られない特徴あるいは制約が生じている。MMORPGにはゲーム世界における時間軸（ゲーム内時間）があるが、これは他のプレイヤーと共有されている。そのため、自分がゲームをプレイしているか否かにかかわらず、ゲーム内では常に時間が進んでいる。久しぶりにプレイしてみたらゲーム内の様相がまるで変わっていた、といった事態もあり得る。ゲームをやり直す（リセット）機能もない。他プレイヤーと協力して攻略に挑む場合にはプレイ時刻を示し合わせる必要がある。
同じゲーム世界に存在する他プレイヤーとのコミュニケーションも、MMOならではの要素である。団結して強敵に挑み、一人では勝てない敵の討伐に成功した場合の快感などは、MMORPGの醍醐味といえる。
他者の存在は、トラブルの原因にもなり得る。嫌がらせや詐欺まがいの仕打ちが横行することもある。
MMORPGは基本的には他者とのコミュニケーションを構築する前提で設計されているが、他人と全く干渉しないソロプレイでも十分に遊べるように配慮して「ゲームはやりたいが他人とのコミュニケーションは不要」という需要に対応しているMMORPGも多い。
その他「MMO」に関連する表現
MMOランキングとは
MMOランキングとは、MMORPGを各項目で順位付けし、ランキングにしたものである。順位付けの基準はランキングごとに異なる。たとえば人気度（同時接続数、話題度など）による順位付け、個人の好みによる順位付け、「初心者向け」といった難易度やUIのわかりやすさ等による順位付けなどがある。注目度の高いランキングカテゴリは「人気度」「新作」「無料プレイ」である。
カテゴリのほか「〇〇年最新」といった古い情報ではないとわかること、「PC/スマホ」といった自分がプレイできる環境か判断しやすいよう、プラットフォームで分けられているかどうか、といったポイントも重視される。
VRMMOとは
VRMMO（Virtual Reality Massively Multiplayer Online Game、バーチャルリアリティマッシブリー・マルチプレイヤー・オンラインゲーム、ブイアールエムエムオー）とは、VRゴーグルなどの専用デバイスを使い、仮想空間に構築された世界に五感で入り込むオンラインゲームである。もともとは創作上にのみ存在するものだったが、技術の発展により現実のものとなりつつある。キーボードやコントローラーを使って画面上のアバターを動かすのではなく、一人称視点で実際に仮想空間で行動するようなプレイスタイルになる。2022年時点でのVRゲームプレイ環境は、VRゴーグルとモーションコントローラーを使用するものである。
2022年に「Zenith: The Last City」がVRMMOとしてリリースされた。VRゴーグル、モーションコントローラーを使った操作や、ボイスチャットを使用した現実味のあるコミュニケーション方法など、MMORPGとは異なる操作感のゲームになっている。
VRMMOを主題とした創作作品の具体例としては「ソードアート・オンライン（著：川原礫）」が有名。「Zenith: The Last City」も「ソードアート・オンライン」に影響を受けている。2009年にライトノベルとして刊行され、その後アニメ、漫画、ゲーム、ドラマなども製作された。ほかにも、「レディ・プレイヤー・ワン（著：アーネスト・クライン）」という2014年に刊行されたSF小説もVRMMOが主題の作品。2018年に映画化され話題となった。
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