インディラ・ガンディー国際空港とは? わかりやすく解説

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インディラ・ガンディー国際空港

(インディラー・ガーンディー国際空港 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 01:22 UTC 版)

インディラ・ガンディー国際空港
IATA: DEL - ICAO: VIDP
概要
国・地域 インド
所在地 デリー
種類 公共
運営者 デリー国際空港公社(DIAL)
敷地面積 2,066  ha
標高 237 m (777 ft)
座標 北緯28度33分59秒 東経77度06分11秒 / 北緯28.56639度 東経77.10306度 / 28.56639; 77.10306座標: 北緯28度33分59秒 東経77度06分11秒 / 北緯28.56639度 東経77.10306度 / 28.56639; 77.10306
公式サイト Delhi Indira Gandhi International Airport
地図
DEL
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
10/28 Yes 3,810×45 舗装
09/27 Yes 2,813×45 舗装
11/29 Yes 4,430×60 舗装
統計(2024年)
旅客数 7,925万人
出典:AAI[1]
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インディラ・ガンディー国際空港ヒンディー語: इंदिरा गांधी अंतरराष्ट्रीय हवाई अड्डा, 英語: Indira Gandhi International Airport)は、インド共和国の首都デリーにある、同国最大の国際空港である。

空港の名称インディラ・ガンディー元首相に由来する。Indira Gandhi International Airport を略して、IGI Airport または IGIA と表記されることもある。旧名はパーラム国際空港(Palam International Airport)。

国際空港評議会(ACI)によれば、2022年の空港利用客数(国際・国内線の合計延べ数)は、前年比60.2%増の5,949万人で、アジア地域内で最も利用客数が多い空港だった(コロナウイルス感染症流行の影響)。世界全体では第9位(前年第13位)。インド空港評議会の統計によると、2022年のデリー国際空港利用客のうち、約77%(4,581万7,503人)が国内線、約23%(1,367万2,571人)が国際線を利用した。[2]

当空港への混雑集中への対策として、ニューデリー郊外の南東部において、ノイダ国際空港の建設が進められている。デリー首都圏2番目の国際空港として、2024年以降に予定されている開業時の旅客処理能力は年間1,200万人となる見込み[2]

歴史

  • 第二次世界大戦中、連合国の軍事作戦を支援するために、イギリス領インド空軍の基地として建設された。
  • 1962年、パーラム国際空港として、旅客便の発着が開始された。
  • 1986年5月2日、国際線ターミナル用にターミナル2が開業し、あわせて、インディラ・ガンジー国際空港(IGIA)に改名された。
  • 1996年10月、ターミナル1Aで火災が発生。
  • 2001年、初の北米路線として、トロント線が就航。
  • 2010年7月14日、第3ターミナルが開業し、国際線はすべてT3発着となる。
  • 2021年、3ターミナルすべてに乗電子搭乗機能を導入し、非接触型電子搭乗ゲートを設置。
  • 2022年2月24日、国内線到着ターミナルとして、ターミナル1ブロックCがリニューアル開業。
  • 2022年6月、インドで初めて、水力発電と太陽エネルギーのみでの営業を開始。

ターミナル

ターミナル1(国内線)

1A、1Bが国際線用、1Cが国内線用ターミナルとして機能していたが、2010年のターミナル3開業と入れ替わりに国内線専用へと転用する工事が行われた。建物は拡張され、年間旅客処理能力を1,800万人から3,000万人へ引き上げた[3]

ターミナル1C

国内線到着専用ターミナル。2022年リニューアル開業。

ターミナル1D

格安航空会社が使用。

ターミナル2(国内線)

ターミナル3の開業により一時閉鎖されていたが、ターミナル1の拡張工事に伴い、2017年10月29日より再び利用されている。GoAirの全便[4]IndiGoの一部、スパイスジェットの一部が発着する。

ターミナル3(国際線・国内線共用)

2010年7月14日開業[5][6]。インド最大級の空港ターミナルで、チェックインカウンター168か所、搭乗ゲート78本を備えている。すべての国際線が発着するほか、エア・インディア、Alliance Air、エアアジアの国内線も発着する。

航空会社 就航地
エア・インディア 【国内線】:シュリーナガルベンガルールデヘラードゥーンウダイプルムンバイヴィジャヤワーダパトナコルカタコーチンアフマダーバードブバネーシュワルチェンナイアムリトサルチャンディーガルジョードプルラクナウゴアヴァラナシ
【国際線】:トロントバンクーバーサンフランシスコカトマンズデンパサールドバイマレ東京
IndiGo アブダビイスタンブールカトマンズクウェートシティコペンハーゲン(2025年11月15日より運航開始予定)、ジッダシンガポールダンマームドーハドバイトビリシ広州(2025年11月10日より運航開始予定)、バクーハノイ(2025年12月20日より運航開始予定)、バンコク/スワンナプームプーケット香港リヤド
スパイスジェット プーケット(2025年10月31日より運航開始予定)
日本航空 東京/羽田東京/成田(2026年1月17日より運航再開予定)
全日本空輸 東京/羽田

ターミナル4、ターミナル5(国際線)

将来的には全ての国際線がこの2つのターミナルに移転し、ターミナル3は国内線専用にする構想である。

カーゴターミナル

ターミナル3から約1 km (0.62 マイル) の距離に、貨物ターミナルがある。貨物ターミナルは、デリー国際空港プライベート リミテッド (DIAL) 、トルコの企業セレビ グランド ハンドリング (CGH) の合弁会社であるセレビ デリー カーゴ マネジメント インディア Pvt. Ltd. によって運営されている。

2010年6月に開業し、それぞれ48,000平方メートルと28,500平方メートルの敷地に建設された2つのターミナルで構成されている。現在も進行中のプロジェクト全体が完了すると、2つの貨物ターミナルの年間処理能力は125万トンとなる予定。

就航都市

アジア

国内線
南アジア
東アジア
東南アジア
中央アジア
中東

ヨーロッパ

アフリカ

北米

オセアニア

空港アクセス

  • 鉄道 
    • ターミナル1 デリー・メトロ マゼンタライン
    • ターミナル2・3 デリー・メトロ エアポートエクスプレス
  • プリペイド・タクシー
  • ツーリスト・タクシー
  • バス 20分間隔、24時間運行。
  • 市バス 780番

事故

脚注

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