indigenous
「indigenous」とは、土着の・原産のことを意味する英語表現である。
「indigenous」とは・「indigenous」の意味
「indigenous」とは、主に「土着の」「原産の」「生来の」「生まれながらの」「固有の」を意味する英語表現である。各地の民族を説明する文章では、「原住民」や「先住民族」を示す表現としても用いられる。品詞は形容詞であり、派生語には副詞「indigenously(特有の方法で)」がある。「indigenous」の発音・読み方
「indigenous」の発音記号は、アメリカ英語で「ɪnˈdɪdʒ.ə.nəs」、イギリス英語では「ɪnˈdɪdʒ.ɪ.nəs」である。日本語で表記すると、アメリカ英語で「インディィヂャナァス」、イギリス英語で「インディィヂナァス」のような音。「-di-」にアクセントが置かれる。「indigenous」の語源・由来
「indigenous」の語源は、後期ラテン語の「indigenus(土着の、土地に生まれた)」であり、「特定の場所で生まれ育った」という意味を持っていた。語根としては「indu(中に)」と「gignere(~から産まれた)」から構成されている。「indigenous」の覚え方
「indigenous」は、「indi(内に)」「genus(産まれた)」という要素から成る単語である。同じ「genus」の語源を持つ単語には、「gene(遺伝子)」「homogenous(同質の)」「autogenous(自己生成の)」がある。「産まれる」の意味から生物学に関する単語と構成が似ており、これらの単語と併せて把握すると「indigenous」も覚えやすくなる。「indigenous」と「native」の違い
「indigenous」と「native」はどちらも「先住民」を表す言葉で、「indigenous」はややフォーマルな使い方となる。「native」を先住民の意味で使うと、「未開の」「発展途上の」というニュアンスで捉えられ、不快な印象を与える場合がある。「Native American」と言うとカナダの民族が含まれないため、最近では「First Nation」の呼称が用いられている。「indigenous」の類語
「indigenous」の類語は、「先住の」という意味で「local(地元の)」「aboriginal(初めから住んでいる)」「native(土地に固有の)」がある。また「固有の」という意味では、「inherent(固有の)」「intrinsic(本質的な)」「integral(必須の)」が挙げられる。「indigenous」の対義語
「indigenous」の対義語は、「原産の」と反対の意味で「introduced(持ち出された)」「exotic(外国産の)」がある。また「固有の」と反対の意味では、「alien(異質の)」「foreign(外来の)」が挙げられる。「indigenous」を含む英熟語・英語表現
「indigenous peoples」とは
「indigenous peoples」とは、「先住民族」を意味する英語表現である。「その地域で最も古い住民の直接の子孫であり、その原住民の言語と文化を維持している民族」と定義されている。
「indigenous peoples day」とは
「indigenous peoples day」とは、「先住民の日」を意味する英語表現である。アメリカでは過去の歴史を踏まえて、コロンブスが最初に航海したコロンブス・デーを、連邦祝日の「先住民の日」とする宣言をしている。
「indigenous community」とは
「indigenous community」とは、「土着コミュニティ」「先住民族コミュニティ」を示す英語表現である。「The city is committed to demonstrating contemporary practice in local government on issues affecting the Indigenous community.(市は、先住民族コミュニティに影響を与える問題に関して、地方政府における現代的な実践を示すことに尽力している)」のように用いられる。
「indigenous」の使い方・例文
「原生の」という意味で、「He has studied vegetation throughout the Japanese archipelago, especially in ancient shrine groves, and has now restored indigenous forests at over 600 locations throughout Japan.(日本列島各地の植生、特に古代の神社林を研究し、現在では日本全国600カ所以上で原生林の復元に取り組んでいる)」のような表現がある。「先住民族」という言い方では、以下のように用いられる。「We meet Indigenous and First Nation artists who are using storytelling to take on issues such as environmental destruction and politics.(環境破壊、政治などの問題にストーリーテリングで挑む、先住民族や北米先住民族のアーティストに出会った)」「The rare example of clothing made by Indigenous Canadians is thought to date from the 1850s.(カナダ先住民が作った衣服の珍しい例で、1850年代のものだと考えられている)」
「土着の」という言い方で、次のように表現される。「People who live in the community based on the ancestors history by generations on the indigenous area, which has the authority on their land and natural wealth and social culture life regulated by the customary law and indigenous institution which order their community life.(先祖代々の歴史に基づき、土着の地域に住む人々で、彼らは土地や自然財産に関する権限を持ち、慣習法や先住民族の制度によって規制された社会文化生活を営み、地域生活を秩序立てている)」
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