アメリカ生活とは? わかりやすく解説

アメリカ生活

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 15:09 UTC 版)

松岡修造」の記事における「アメリカ生活」の解説

1985年11月アメリカ渡った松岡ブレットの手配でフロリダ州タンパにあるパーマー・アカデミー・ハイスクールに通いながら、タンパ近郊のウェズレーチャペル(英語版)にあるハリー・ホップマン創設した名門テニスクラブとして名高い「ホップマン・キャンプ」でテニス練習見てもらうようになる。ホップマン・キャンプで多く外国人選手混じりひたすらボール追い体力強化するトレーニングを積む練習日々松岡大きな充実感喜び与えたが、その一方で困ったのが言葉の壁であった日常英会話程度であれば身振り手振り交えやり過ごせたが、ハイスクール授業は全く理解できず現地知り合いブレット以外誰もいない。そこで松岡決心し自分周囲から日本語の本/雑誌音楽テープに至るまで辞書を除く全ての日本語排除し始め、更に高校時代から書き始めた日記も英語で書くよう心がけた。数ヶ月後になるとこれが功を奏し相手言っている事が理解できるようになり、それにつれて自分言いたい事の大部分が何とか伝えられるようになっていた。この努力甲斐もあり翌年5月にはハイスクール卒業奨学金貰い約束通りアメリカ大学進学しようとした矢先ブレットから「腕試しプロ試合出てはどうか」とまたしても人生の転機となる言葉かけられる松岡はこの何気ない提案に対して自分プロ試合勝てわけがない渋ったが、ブレットは「つまらない恐怖心を持つな!人間には思いもよらない能力がある。5年頑張ってみろ。運がよけりゃシューゾーは世界100位内に入る力がある」と松岡力強く叱咤激励した実際の所自分実力テニス王国アメリカでどの程度通用するのか試してみたい気持ちもあった松岡は、この提案乗り本格的にプロ大会への出場決意する手始めブレット松岡当時ATPツアー最下位カテゴリで、誰でもエントリーできるサテライト・トーナメント(英語版)に出場させた。このトーナメント同一国で4週にわたって開催されその4週の大会で好成績収めた上位選手のみが5週目に開かれる大会出場、そしてこの5週目のトーナメント勝ち上がることによって初めATPポイント獲得に繋がるという仕組みであり、更に当時松岡は当然ATPポイントもない選手であったため予選からの出場であったが、エントリー条件も低い分参加人数も多いこのトーナメント群では予選からの場合7試合勝ち抜いてやっと本戦出場出来るという厳しいものであったそういった状況下の中、軽い腕試しのつもりで出場した松岡であったが、予想反し4週全ての大会で本戦勝ち上がり5週目の大会にも進出。ここでも勝ち上がり結局最初大会でATPポイントを8ポイント獲得した。この結果松岡同様驚いたブレットは「シューゾー、いっそのこと大学行かずプロになってみれば?」と勧めたその時までアメリカ大学進み、そこでテニスをやろうと考えていた松岡にとってこればかり流石に即答できず悩んだ。だが元々世界選手相手テニスをしてみたいとの思い海を渡ってきた松岡にとって、その夢が叶うプロの道へ進むことは抗い難く大学進学選んだとしても在学中にまたプロなりたいと思うぐらいなら、今プロになることも同じ事だ考えた松岡プロ転向決意する。 しかし、ここでも一番の問題となったのが反対されるに決まっている両親承諾どうやって得るかという事だった。そこで松岡は「二年間やってみてダメだったら大学へ行く」という条件考えだし、この条件両親説得試みよう東京電話した。父は意外に息子突き放すかのようにあっさりと認めたが、一方母は「(渡米条件として)大学に行くって言ったでしょ。冗談じゃないプロなんて!」と、相談受けた当初こそ受話器通して伝わってくるほどの怒り露わにしたが、実は一度ホップマン・キャンプに息子訪ねた際にブレッドから「大学に行かせないプロにさせたらどうか」と言われていた事もあった為この事態ある程度予見しており、息子必死説得最後承諾言葉与えた

※この「アメリカ生活」の解説は、「松岡修造」の解説の一部です。
「アメリカ生活」を含む「松岡修造」の記事については、「松岡修造」の概要を参照ください。

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