ATPツアー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 04:16 UTC 版)
「Category:各年のATPツアー」も参照 ATPに加盟するプロ選手は、1月から始まる毎週世界各地で開催されるトーナメント方式のテニス競技大会を転戦しながら世界を回る。競技大会はグランドスラムを頂点に規格が決まっており、規格が大きい程に大会の規模が大きく、獲得賞金やランキングに繋がるポイントが多くなる。プロ選手がATPツアーに参戦するためには、ATPチャレンジャーツアーやITFワールドテニスツアーといった下部大会に出場し、勝利(ランキングポイント)を重ねることで各々の大会規模あるいは規定に基づく一定の世界ランキングにつく必要がある。 前年度のランキング上位30位以内の選手については出場義務のある大会があり、グランドスラムは4大会すべて、ATPツアー・マスターズ1000は9大会の内モンテカルロを除く8大会、ATPツアー500は13大会中4大会(内1大会は、全米オープン後の大会であること)が該当する(ただしモンテカルロ・マスターズは、ATPツアー500相当として大会出場条件にカウントされる)。 選手は年初にスケジュールを組むが、移動の利便性や自国開催の大会の参加も考え合わせると毎年ほぼ同じ大会に出場することになる。 1月、ツアーのスタートはオーストラリアおよび中東。真夏のハードコートで全豪オープンが開催される。2月はヨーロッパ、北米、南米で大会が開催され、3月はアメリカでハードコートのマスターズ2連戦がある。4月からはヨーロッパでクレーコートのシーズンとなる。その締めくくりが全仏オープンである。6月から7月は短い芝コートの季節で、伝統のウィンブルドンを戦う。その後は8月最終週にスタートする全米オープンを目指してアメリカでハードコートを戦う。全米オープン以降はアジア、ヨーロッパで室内ハードコートの大会を経て、1年の締めくくりは11月のATPファイナルズでシーズン最後の戦いが繰り広げられる。
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