アボガドロの法則とは? わかりやすく解説

アボガドロ‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【アボガドロの法則】

読み方:あぼがどろのほうそく

すべての気体は、同温・同圧では、同体中に同数分子を含むという法則分子概念導入し分子説のもととなった1811年アボガドロ提唱


アボガドロの法則

同義/類義語:アボガドロの分子説
英訳・(英)同義/類義語:Avogadro's law

等温等圧同一体積の気体には同数分子含まれる

アボガドロの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 02:45 UTC 版)

アボガドロの法則(アボガドロのほうそく、英語:Avogadro's law)とは、同一圧力、同一温度、同一体積のすべての種類の気体には同じ数の分子が含まれるという法則である。 1811年アメデオ・アヴォガドロゲイ=リュサック気体反応の法則ジョン・ドルトン原子説の矛盾を説明するために仮説として提案した[1]。 少し遅れて1813年アンドレ=マリ・アンペールも独立に同様の仮説を提案したことから、アボガドロ-アンペールの法則ともいう。 また特に分子という概念を提案した点に着目して分子説(ぶんしせつ)とも呼ぶ。 元素原子分子の3つの概念を区別し、またそれらに対応する化学当量原子量分子量の違いを区別する上で鍵となる仮説である。




「アボガドロの法則」の続きの解説一覧

アボガドロの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 13:08 UTC 版)

気体」の記事における「アボガドロの法則」の解説

詳細は「アボガドロの法則」を参照 1811年アメデオ・アボガドロ体積等し純粋な気体は同じ個数粒子含んでいることを発見したその理論はしばらく受け入れられなかったが、1858年イタリア化学者スタニズラオ・カニッツァーロアボガドロ理論使って理想的でない例外状態説明したことから受け入れられるようになっていった。アボガドロの法則の発見から約1世紀後、12グラムの 12C を構成する原子数 (6.022×1023 mol−1) をアボガドロ定数と呼ぶようになった。この量の気体はある温度と圧力の下で22.40リットル体積占め、これをモル体積と呼ぶ。

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アボガドロの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 06:14 UTC 版)

理想気体」の記事における「アボガドロの法則」の解説

詳細は「アボガドロの法則」を参照 アボガドロの法則は、同一圧力同一温度条件下では、気体種類に関係なく同体積に同じ数の分子を含むというもの。この法則は、気体構成粒子存在前提としなければ意味を持たない

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アボガドロの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:13 UTC 版)

アメデオ・アヴォガドロ」の記事における「アボガドロの法則」の解説

詳細は「アボガドロの法則」を参照 「同温同圧のもとでは、全ての気体は同じ体積中に同数分子を含む」というのがアボガドロの法則の基本的な内容である。1811年当時物質原子から構成される主張する原子論はほとんどの化学者に共通の認識となっていた。1803年イギリス化学者物理学者ジョン・ドルトン原子量初め公開しており、近代的原子論確立され直後であったドルトン一種類の元素からなる気体原子から構成される信じていた。 ドルトン主張さまざまな実験事実説明できたが、説明できない現象残っていた。それは気体同士反応であった例え水素2容積酸素1容積化合させると必ず水蒸気2容積となる(反応前後温度等し場合)。ドルトン主張に従って、この反応現代風に記述すると、以下のようになるH + O ⟶ H O {\displaystyle {\rm {H+O\longrightarrow HO}}} 一単位水素原子と一単位酸素原子結合すると、一単位水蒸気となる。これは2対1対2という実験結果合致しないアヴォガドロ主張二つ部分からなる。まず、同単位気体は同じ体積占めること、次に気体原子ではなく同種の原子2つ結合した分子からなるというものである。以上から、反応式は以下のように変化する(図参照)。 2 H 2 + O 2 ⟶ 2 H 2 O {\displaystyle {\rm {2H_{2}+O_{2}\longrightarrow 2H_{2}O}}} 分子付いている係数は、2対1対2であり、実験結果直接説明できた。 アヴォガドロ最初仮説(同単位気体は…)は1811年以前ドルトン採用するなど、画期的とは言えなかった。しかし、2番目の分子仮説結びつけることで真価発揮した。アボガドロの法則は、例え学校教育などで化学初め教授する際、初年度に必ずと言っていいほど扱う重要な基本法則である。しかし、アボガドロの法則は一見、古い仮説組み合わせただけのように見えることもあり、発表後重要性理解されなかった(法曹界出身故に論文文章難解だった事も一因と言われている)。アヴォガドロの死の直後著された1858年イタリア化学者政治家であるスタニズラオ・カニッツァーロ論文ジェノバ大学に於ける化学理論講義概要』、更に1860年開催され原子量分子量基準テーマとなっていたカールスルーエ国際化学者会議でのカニッツァーロ発表受けて初めアヴォガドロ再評価された。 アヴォガドロ着想唯一無二さえない例えば、電流の単位であるアンペアとして名が残るフランス物理学者アンドレ=マリ・アンペールアヴォガドロとは独立1813年同様の法則考案している(やはり再評価前に注目されていない)。しかし、気体反応の法則初め定式化したのは、アヴォガドロである。 (*)0℃、1.013×105Pa(パスカル)で、1mol 6.0221×1023個の気体分子集めると、その種類によらず22.414 l(リットル)となる。

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